豆乳きな粉の効果まとめ ダイエットや胸にいい!市販と手作り、普通の豆乳との違いも

豆乳は、大豆の栄養素がギュッと詰まった栄養満点の飲み物として有名ですよね。

また、きな粉も健康に良い食品として雑誌やTVで紹介されているのを見かけることがあります。

今回のテーマは「豆乳きな粉」。身体に良いと言われる豆乳ときな粉の組み合わせは一体どのような効果をもたらすのか、豆乳きな粉の健康効果を詳しく紹介していきます。

ダイエットに良い、豊胸効果がある、など噂の真相を解説すると共に、市販の豆乳きな粉と手作りに違いがあるのか?なども併せてお伝えしていきますよ♪

豆乳きな粉(市販)の栄養成分

コンビニやスーパーで見かける豆乳ですが、その並びに陳列されているのが「豆乳きな粉」と書かれた豆乳です。

セブン&アイで取扱い、見かける機会が多そうという事で、スジャータめいらくから発売されている「豆乳きな粉330ml」を例に、市販されている豆乳きな粉の栄養成分をみてみましょう。


参照:https://mognavi.jp/food/1359039

原材料


参照:https://saidokinome.biz/2018/01/yasai-jusu-3.html

原材料を見てみると

  • 有機大豆
  • 砂糖
  • 植物油脂
  • 粉末水あめ
  • 有機きな粉
  • 天日塩
  • 乳化剤・増粘多糖類・ph調整剤・香料

となっています。

砂糖や各種添加物が少し気になりますが、しっかりと「大豆」と「きな粉」が使われている事が判ります。

栄養成分表示


参照:https://mognavi.jp/food/1359039

続いて、1本当たりの栄養成分表示を見てみましょう。

カロリーは、1本(330ml)で210kcalとなっていて、ナトリウムやカリウムが豊富で、レシチン320mg・イソフラボンは48mgと記載されています。

ちなみに、レシチンとは植物由来の脂質の事で、イソフラボンは大豆に含まれる健康成分として有名ですね。

豆乳きな粉の健康効果

実は豆乳ときな粉、どちらも同じ原料から作られている事をご存知でしょうか。

豆乳やきな粉の原材料とは「大豆」。


参照:https://www.miraizaidan.or.jp/patient/diet/elimination_alternative/soy.html

つまり、豆乳+きな粉の組み合わせとは【大豆パワー】の相乗効果が期待できる組み合わせ、と言い換えることが出来ます。

豆乳の大豆パワーとは

豆乳は、イソフラボンを多く含み「女性に嬉しい様々な効果」が期待できます。

大豆由来成分のイソフラボンは、「女性ホルモンに良く似ている」と言われ、男性ホルモンの働きを抑制する効果があると言われています。

カロリーも、牛乳と比べると低い事も魅力の一つ。

200mlの牛乳は130~140kcalほどですが、同量の豆乳は110kcal前後となっています。

豆乳で得られる健康効果と対応する成分を簡単にまとめると

  • 血流を促進して冷えや肩こりを緩和(ビタミンE)
  • お肌が若返る(イソフラボン)
  • 便秘解消(食物繊維)
  • 貧血予防(鉄分)
  • 髪の健康効果(イソフラボン)
  • 生理の症状緩和(イソフラボン)

このように、女性に嬉しい効果が多くあると言われているのが豆乳です。

きな粉の大豆パワー

同じ大豆が原料でも、炒ってから粉に挽いたものがきな粉になります。

きな粉がもらたす大豆パワーは、「ダイエット効果」と「便通の改善」に高い効果を発揮します。


参照:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO02367820W6A510C1000000/

表からも判るように、大豆加工食品の中で食物繊維を最も多く含むのがきな粉です。

この食物繊維が、便通の改善に大きな効果をもたらします。

そして、きな粉の大豆パワーにはもう一つ嬉しい効果があります。

それは、ダイエット効果。

きな粉は食物繊維だけでなく、「大豆オリゴ糖」も多く含み、食後の血糖値が上昇するのを抑制する働きがあります。

この働きを「抗糖化」と呼び、きな粉は非常に高い抗糖化作用をもたらす事が研究で判っています。

豆乳きな粉のW大豆パワーがもたらす健康効果

豆乳・きな粉がそれぞれ高い健康効果をもたらしますが、組み合わさる事で、両方の健康効果を一緒に得られます。

豆乳きな粉の良い点をまとめると

  • どちらも大豆由来なので、味の相性が良く飲みやすくなる
  • 豆乳の効果で女性に嬉しい様々な健康効果が得られる
  • きな粉の抗糖化により、食前に飲むと血糖値の上昇が緩やかに
  • ダイエット効果に期待大!

このように、豆乳きな粉は確かにダイエットに効果がある事が判りました。

続いて、豆乳きな粉が「豊胸効果」があるという噂についても解説していきましょう。

豆乳きな粉で胸が大きくなるのか

豆乳きな粉を飲むだけで胸が大きくなる・・。

胸にコンプレックスを抱く女性なら、とても気になる効果ですが、結論から言えば「胸が大きくなる可能性はある」と言えそうです。

先程も軽く触れましたが、豆乳やきな粉に含まれるイソフラボンは「女性ホルモン」と非常に良く似た構造をしているため、豆乳きな粉を飲む事で胸が大きくなる事は起こり得るそうです。

※閲覧注意!

中国の健康マニア(男性)が、身体に良いからという理由で「豆乳をガブ飲み」した結果、胸が大きくなっています。


参照:https://rocketnews24.com/2014/06/24/457385/

当の本人は、中年太りだと思っていたそうですが医師の判断は「イソフラボンの過剰摂取による乳房の異常発育」でした。

ちなみに、この男性は朝1杯の豆乳から始まり、水代わりに豆乳を飲むだけでなく、酒席では酒代わりに豆乳を飲むという生活を2年も続けたそうです。

「なるほど!これから毎日、豆乳きな粉をガブ飲みしよう!」

そう思った方!ちょっと待ってください!!

確かに、豆乳に含まれるイソフラボンには豊胸効果のように、女性ホルモンと似た作用がありますが、摂取量には大きな注意点があるのです。

イソフラボンは1日75mgまで!

豊胸効果やダイエット効果があるなら、毎日いっぱい豆乳きな粉を・・という訳にはいきません。

厚生労働省はイソフラボンの安全な摂取量を、1日あたり70mgから75mgと設定しています。

イソフラボンの過剰摂取が、人体にどのような影響を与えるのか、現在も解明されてはいませんが、女性ホルモン(エストロゲン)と非常に似た性質が、ホルモンバランスを崩す事などが懸念されています。

ある研究結果によると、長期的に大量のイソフラボンを摂取し続けると「子宮内膜増殖症」の発症リスクが高まる可能性が指摘されています。

また胎児や赤ちゃんへの影響として、「ホルモンバランスが崩れ」生殖器の発育に影響がある危険性も指摘されています。

イソフラボンは危険なの?と不安になってしまいますが、厚生労働省も「適切な量を長期・継続的に食べた場合は健康的な食品」と認めていますので、適量を毎日飲むことが大切です。

冒頭で紹介した、市販の豆乳きな粉なら


参照:https://mognavi.jp/food/1359039

1本飲んで摂取するイソフラボンは48mgなので、1日1本を目安に飲むと適量ですね♪

最後に、市販の豆乳きな粉と「手作り」の豆乳きな粉を比較して、双方のメリット・デメリットを見てみましょう。

豆乳きな粉:市販と手作りの比較

毎日、適切な量を継続して飲む事で高い健康効果が得られる豆乳きな粉。

しかし、毎日の事となるとコストや成分が気になりますよね。

市販の豆乳きな粉のメリット


参照:https://mognavi.jp/food/1359039

まず、市販されている豆乳きな粉を飲む場合のメリットを簡単に。

  • 手間が掛からない
  • 飲みやすい味付け
  • 品質(分量)が常に一定

毎日、同じ分量を手間要らずで飲める点が大きなメリットです。

市販の豆乳きな粉のデメリット

続いて、デメリットも簡単に紹介すると

  • コストがかかる
  • 砂糖や調整剤が入っている
  • イソフラボンの量は控えめ

スジャータの豆乳きな粉は330mlで130円(税込)と、決して高くは無いのですが、大容量パックの調整豆乳や無調整豆乳に比べると、割高になります。

例えば、セブン&アイで購入できる調整豆乳なら


参照:https://epark.jp/seven-and-i/article/seven-eleven-soymilk

900mlで189円(税込)なので、市販の豆乳きな粉とほぼ同量の300mlで63円と、半額程度のコストに抑えることが出来ます。

また、市販されている「豆乳」は大きく分けると3種類あり

  • 無調整豆乳(大豆そのまま)
  • 調整豆乳(大豆+カルシウムなどの調整剤)
  • 豆乳飲料(飲みやすく砂糖などの添加物を含む)

原料の大豆を使用している量は、下に行くほど「少なく」なっていきます。

つまりコスト面と栄養面を重視するなら、調整豆乳や無調整豆乳を購入して、豆乳きな粉を自作した方が良いと言えます。

手作り豆乳きな粉のメリット


参照:https://matome.naver.jp/odai/2141627700586177301/2141628094195080903

豆乳きな粉を手作りするメリットは

  • コストを抑えることが出来る
  • 味の調整が自由に出来る
  • 栄養価が高い(調整豆乳や無調整豆乳を使った場合)

このようになります。

まず、コスト面ですが「豆乳飲料」に比べて「(無)調整豆乳」なら安く購入できる事はすでにお伝えしました。

きな粉はコップ1杯に対して、10~15g程度入れたと仮定しても、10円しない程度のコストで済みます。

また、自作する場合は「自分好みの味」に出来る点もメリットです。

豆乳の味が好きな方なら、シンプルに豆乳ときな粉を混ぜるだけで頂けますし、少し味が苦手な人なら「ハチミツ」を入れたりして味を調整できます。

ただし、味を整えるために砂糖を入れるのはやめた方が良いです。

せっかくきな粉の抗糖化で、ダイエット効果が得られるのに、わざわざ砂糖を入れてしまっては台無しですよ。

イソフラボンの量にも大きな違いがあります。

市販の豆乳きな粉が330mlで48mgのイソフラボンに対して、無調整豆乳なら【200mlで約68mg】のイソフラボンが摂取出来ます。

手作り豆乳きな粉のデメリット

手作りの方が良さそうに見えますが、デメリットもあります。

  • 作る手間がかかる
  • 飲みにくい(豆乳が苦手な人は特に)
  • 飲み過ぎがイソフラボンの過剰摂取に繋がる

毎日、継続して飲みたい!という方にはちょっとした一手間が面倒に感じるのはデメリットです。

面倒だから・・と飲み忘れたり、それが続いて飲まなくなってしまう可能性があります。

また、豆乳の味が苦手な方は特にですが「飲みにくい」という点もデメリットです。

大豆の味がダイレクトに感じられる無調整豆乳は、イソフラボンなどの栄養素は最も多いですが、飲みにくさもダントツです。

当記事内で、飲みにくい無調整豆乳を飲みやすくするレシピを紹介していますので、参考に見て頂ければ幸いです。

無調整豆乳がまずい…美味しい飲み方は?ハチミツやココア等を使ったレシピも

2019.08.28

豊富な栄養素を含むので、イソフラボンの過剰摂取にも注意が必要です。

無調整豆乳や調整豆乳で豆乳きな粉を作るなら、1日コップ1杯程度を上限に飲む事をおすすめします。

豆乳きな粉の効果まとめ ダイエットや胸にいい!市販と手作り、普通の豆乳との違いも:まとめ

豆乳きな粉は

  • ダイエット効果あり!
  • 豊胸効果にも期待できる

と、噂されていた健康効果の真相はどちらも本当でした。

その一方で、健康に良いと言われるイソフラボンも過剰摂取すると、思わぬ健康被害をもたらす可能性があるので、飲み過ぎには注意も必要です。

飲みやすい市販の豆乳きな粉でも、手作りした豆乳きな粉でも、継続して適切な量を飲み続ける事が大切です。

当記事が、少しでも皆様の生活や健康維持に役立てば幸いです♪

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