ホワイトムスクはどんな香り?ムスクとの違いや効果・効能まとめ

ホワイトムスクと言えば、香水だけでなく芳香剤や車内のアロマグッズなどでもよく見かけますよね。

「官能的な」とか「魅惑的な」など、何か効果・効能がありそうなネーミングや、実際に効果を謳っている商品が多いホワイトムスクですが、実際に効果があるのか気になりますよね。

そこで今回は、ホワイトムスクとはそもそも何なのか?ホワイトムスクの香りにはどのような効果・効能があるのかを詳しく紹介していきます。

ホワイトムスクとムスクの違い

「ムスクの香り」はよく耳にする言葉ですが、ムスクとホワイトムスクは実は全くの別物です。

ムスク(麝香)とは

元々、ムスクとはジャコウジカ(麝香鹿)という名の鹿から採取して作られる動物性の香料です。


参照:https://hayashi-ryushodo.com/materials/3733.html

オスのジャコウジカには、メスを惹き付けるフェロモンを出す包皮線(ジャコウ線)があり、その分泌物を採取して乾燥させたものが麝香という香料になります。

麝香自体は、アンモニア臭や獣臭がするので決して良い香りではありませんが、精製すると官能的な甘い香りとなる事から珍重されていました。

ちなみに、ムスク自体には「催淫効果」や「異性を惹き付ける効果」があると信じられていましたが、現在はムスクの香りにそのような効果・効能は無い事が判っています。

官能的な香りと、オスのジャコウジカがメスを惹き付ける器官の香りを原料としている事から、上記のような効果があると信じられていたようです。

現在は、原料となるジャコウジカがワシントン条約で保護対象となっているため、本物のムスクは非常に貴重となっています。

ホワイトムスクとは

ホワイトムスクとは、前述の「ムスクの香りに似せて」作った、合成ムスクの総称です。

原料は、植物性の香料や精油なのでムスクとは全く別物になります。

ムスクが貴重品となってしまったため、合成してムスクの香りを再現しようとして作られた香りが「ホワイトムスク」なのです。


参照:https://letronc-m.com/4916

アロマテラピーのオイルで例えるなら、

  • ムスクがエッセンシャルオイル(天然成分を抽出したオイル)
  • ホワイトムスクはフレグランスオイル(香りを擬似的に再現したオイル)

このように考えると判り易いかもしれませんね。

ホワイトムスクの香りとは

ホワイトムスクは、ムスクの香りに似せて作られた合成香料の総称ですが、使ったことが無い人だと「どんなニオイなの?」と気になりますよね。

香りの感じ方には個人差があるので、一概には言えませんが一般的には

  • 石鹸のような香り
  • ベビーパウダーのような香り
  • 甘そうな香り
  • トリートメントやシャンプーの香り
  • etc

このように表現されることが多い香りです。

「官能的な香り」という謳い文句で販売されることが多いムスク系の香りですが、実際には爽やかな香りと感じる人が多く、むせ返るような甘ったるいイメージとは少し異なる香りです。(商品の種類や香水の付け方にもよりますが)

ホワイトムスクの香りが持つ効果・効能とは

天然由来の成分(麝香)から作られたムスクとは違い、人工的に作られたホワイトムスクには香りによる効果や効能があるのでしょうか。

アロマテラピー的な効果・効能はない?

アロマテラピーの世界では、香りには様々な効果・効能がある事が認められています。

例えばラベンダーならリラックス効果、ミントなら集中力アップなどですね。

お風呂に入れたり、直接肌に付けた時に得られる効果はエッセンシャルオイル(天然成分を使ったオイル)だけですが、香りによる効果だけならフレグランスオイルでも得ることが出来ます。

ホワイトムスクは合成香料なので、肌やお風呂に入れて使っても効果は無さそうですが、香りによる効果・効能はあるのでしょうか。

結論から言うと、ホワイトムスクの香り自体には目立った効果・効能はありません。

ウソでしょ・・と思ってしまいますが、ハーブ類など効果・効能がハッキリとしている香りとは異なり、明確な効果や効能は無い香りです。

ホワイトムスクの効果・効能

アロマテラピーでの分類上では、ホワイトムスクの香りには明確な効果や効能がありませんが、何も効果が無い訳ではありません。

例えば、ホワイトムスクの原料ともなるアンブレット(別名:ムスクシード)には鎮静効果や性欲を刺激する作用がある、と紹介される場合もあります。

ホワイトムスクで得られる効果・効能として

  • リラックス効果
  • 陶酔感
  • 催淫効果

などが挙げられますが、これは【精神的な香りに対するイメージ】が大きく作用した結果と考えられます。

乱暴に言えば、「気のせい」なのですがホワイトムスクには上記のような効果がある、と事前に知っていたり思い込んでいる場合には、偽薬と同じような原理でそういう気分になる可能性は充分考えられます。

異性へのアピールとしては効果あり

ホワイトムスクの香り自体には本来、特別な効果や効能はありませんが異性から好感を持たれる可能性はあります。

日本フレグランス協会が過去に行ったアンケート調査によれば、異性から良い香りがして恋愛対象として意識した経験がある男女が2~3割という結果に。


参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000003907.html

ホワイトムスクの香りをフワリと漂わせることで、異性がドキッとする可能性はあるので、上手にホワイトムスクの香水を活用してさりげなくアピールしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

官能的な香りなど、あたかも異性を惹き付ける効果があるように思えるホワイトムスクには、香りによる明確な効果・効能はありません。

しかし思い込みや、香りの好みによっては異性に対して好印象を与える効果を得られる可能性は充分あります。

ホワイトムスクの香り自体は、石鹸や洗い髪のような香りと表現される事も多い、自然で爽やかな香りなので、さりげなく使えば気になる異性を振り向かせることができる・・かも。

当記事が少しでも皆様の生活に役立てば幸いです♪

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