「りんごは医者いらず」という言葉があるように、美味しくて健康に良い果物の代表格とも言えるりんご。
ダイエットや美容にも良いと言われていますが、夜寝る前に食べるのは良くないとか。
特にダイエット中は夜寝る前のりんごは逆に太る!と噂され、ダイエット中なら真相が気になって仕方ありませんよね。
そこで今回は、りんごを寝る前に食べると太るのか?をテーマに噂の真相や、原因を詳しく解説していきます。
目次
りんごを夜食にすると太るのか
りんごダイエットが流行した事などもあり、りんご=太ると言われてもピンと来ないですが、真相はどうなのでしょうか。
結論から言うと、りんごを夜食にすると「太る可能性がある」と言えそうです。
参照:http://hensa40.cutegirl.jp/archives/68
意外な事実ですが、りんごを夜食にすると太る理由や注意点について詳しく解説していきます。
りんごのカロリー
ポリフェノールやビタミン・食物繊維など、りんごと言えば美容や健康に欠かせない栄養素がギュッと詰まった果実として知られています。
参照:https://tenki.jp/suppl/eri_eri/2018/11/17/28590.html
りんご1個のカロリーはおよそ150kcalと、決して高い数値ではありません。
りんご1個の重さは個体の大きさにもよりますが、250~300gほど。
仮に250gをご飯で換算すると、「大盛り」くらいでそのカロリーは400kcalを超えてしまいます。
りんごに含まれる成分
りんごには実に様々な栄養素が含まれていますが、今回のテーマと深く関係がある主な成分は
- 糖分(果糖やショ糖)
- 食物繊維(ペクチン)
この2つとなっています。
それぞれがどのように関係してくるのか詳しくみていきましょう。
りんごの糖分
りんご1個あたりには、約35.6gの糖分が含まれています。
内訳は果糖が18g、ブドウ糖6g、ショ糖9.6gにソルビトール2gで普通の砂糖に比べて血糖値が上がりにくい事はよく知られています。
しかし、りんごに含まれる豊富な糖分が「夜食に適さない」と言われる大きな原因の一つになっています。
りんごの食物繊維
りんごには水溶性・不溶性の食物繊維も豊富に含まれています。
食物繊維は、便通をよくするなど美容や健康に欠かせない栄養素ですが「寝る前」に摂り過ぎると胃が酸性に傾き過ぎる・消化不良を引き起こすなど、逆に身体に悪い影響を及ぼす可能性があります。
夜は太りやすい「魔の時間帯」
りんごを夜食にすると太りやすい、というのは何もりんごばかりに原因がある訳では無いようです。
人体には解明されていない謎が未だに多く残っていますが、近年の研究で明らかになった事の一つに、「22時以降に飲食をすると太る」というものがあります。
人間には、BMAL1(ビーマルワン)と名付けられたタンパク質があり、脂肪を貯める酵素の量を増減する役割があり、このBMAL1タンパク質は22時~2時頃にかけて活動的になる事が判明しています。
参照:https://news.mynavi.jp/article/20130826-a003/
簡単に言えば、夜は細胞レベルで「脂肪を溜め込みやすい魔の時間」となり、BMAL1が活発に働いている時間帯は「糖分を脂肪に変えて貯めてしまう」と言えます。
夜のりんごは「毒リンゴ」
韓国には「朝のリンゴは金、夜のリンゴは毒」という言葉があるそうです。
参照:https://vvstore.jp/i/vv_000000000151974/
身体に良いとされるリンゴでも、食べる時間帯を考えないと逆効果ですよ、という意味がよく表されている言葉ですよね。
毒・・とまでは言いませんが、りんごを夜食べるのは太る原因や胃腸へ負担をかける原因になる可能性があります。
そこで、りんごを夜食べるときに注意すべき点をまとめてみました。
りんごを夜食べるなら
りんごを夜食べる場合は、食べる量と食べる時間帯に注意が必要です。
りんごを食べる時間帯
りんごを夜食べる場合は、夜食としてではなく「夕飯時」に食べる事をおすすめします。
また、食後のデザートというイメージが強いですが「逆に夕飯前に食べる」のがおすすめ。
食前にりんごを食べると、食べ過ぎの防止や消化を助ける効果が期待できますよ。
晩御飯をつい食べ過ぎてしまう・・という方には特におすすめです♪
りんごを食べる量
夜、りんごを食べるなら1切れ~2切れ程度で充分です。
食べても1個までを限度とした方が良いでしょう。
置き換えダイエットで、晩御飯をりんごだけで済ます代わりに2~3個食べる・・という事はやめましょうね。
理由は、腹持ちの悪さと栄養面のバランスです。
りんごをお腹いっぱい食べても、すぐにお腹が空いてしまいますし、いくら栄養価が高いりんごでも、タンパク質などを補う事はできません。
ダイエットをしている時こそ、栄養バランスを考えた適切な食事が大事という事を改めて意識してください。
りんごは朝~日中に食べた方が良い
りんごは健康と美容に効果的な成分を多く含む、「身体に良い果物」である事は疑いようがありません。
科学的にも、りんごの健康効果は立証されていて、1日1個のりんごを継続的に食べると健康維持に役立つと言われています。
先程紹介した、「朝のリンゴは金、夜のリンゴは毒」という言葉からも判るように、りんごを食べるなら1日1個を目安に、朝食やおやつとして食べるようにしましょう。
夜食を食べたい!!おすすめ夜食を紹介
ダイエット中の夜中に突然襲ってくる「空腹感」、とても辛いですよね。
頼みの綱(?)だったリンゴまで、夜食べたら太ると言われしまうと、空腹を我慢するしかないのか・・と悲しくなってしまいます。
それでも夜食を食べたい!!という方に向けて
- 低カロリー
- 消化が良い
- 満腹感を得やすい
これらの条件を満たす、夜食に食べても太りにくい食べ物をいくつか紹介しておきます。
お味噌汁
参照:https://raitd.com/2299
お味噌汁は、手軽に食べられる上に低カロリーで消化が良い、おすすめ夜食メニューです♪
気になるカロリーは、お椀1杯(具なし)で31kcal程度。
具材によってカロリーは変動しますが、食べごたえのある「豚汁」を食べたとしても121kcal程度で収まります。
お味噌汁はほとんどが水分なので、1杯飲んだだけでも満腹感が得やすく、温かいので胃腸を刺激せず消化にも優しく良い事づくめです。
ただし!飲み過ぎはNGです。
理由は、お味噌汁に含まれる塩分。
就寝前に塩分を摂り過ぎてしまうと、「むくみ」の原因になりますので夜食に食べるなら1杯を限度にしましょうね。
具材を良く噛み、時間をかけて飲むと満腹感がより得られますよ。
湯豆腐
参照:https://mi-journey.jp/foodie/11724/
豆腐1丁を使って、湯豆腐を作って食べるのもおすすめ。
カロリーは、ネギやポン酢などを合わせても130kcal前後とヘルシーで消化にも良い食べ物です。
使う豆腐を絹ごし豆腐に変えると、さらにカロリーを減らす事が出来ますが、噛みごたえは木綿豆腐の方があります。
腹持ちはそこまで良くない事と、食べやすさから量を食べてしまいがちな点には注意が必要です。
夜食として食べるならゆっくり時間をかけて食べるのがおすすめです。
春雨ヌードル
参照:https://www.acecook.co.jp/products/detail.php?id=997
ダイエット中の強い味方と言えば、コンビニやスーパーで購入できる「春雨ヌードル」です。
具材や味でカロリーは多少変わりますが、120kcal未満の商品がほとんどです。(画像のかきたま味なら70kcal)
満腹感も得られ、夜食を食べている!という感覚にもなるのでおすすめです。
ただし、夜食として食べるなら注意点もあります。
参照:https://www.acecook.co.jp/products/detail.php?id=998
それは、香辛料を使った「辛い味付け」の春雨ヌードルを避ける、という事です。
香辛料を多く含む味付けは、胃腸を刺激しすぎてしまうので夜食としてはNGです。
活動が低下した胃腸に負担をかけてしまうので、夜食では優しい味付けを選ぶようにして下さい。
りんごを夜寝る前に食べると太るの?ダイエット中はりんごの夜食に注意!:まとめ
りんごは、残念ながら夜食には適さない食べ物と言えます。
本来なら健康に良いはずの果糖や食物繊維が、夜食として食べると太る原因になったり、胃腸へ負担をかけてしまうからです。
りんごを食べるなら朝や日中がおすすめで、夜食べるなら夕飯前に少量食べるようにしましょう。
どうしても、夜食が食べたくなってしまったら、記事内で紹介した夜食向きの食べ物で、空腹を満たして耐えきりましょう。
ダイエット中の空腹は本当に辛いですが、食べる時間帯を意識して、せっかくの努力が無駄にならないようにして下さい。
当記事が少しでもダイエット中の空腹を満たす助けになれば幸いです♪
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