家でも手軽にヨーグルトが作れるヨーグルトメーカー、便利ですよね。
でも、自作のヨーグルトは賞味期限に気を付けないと危険ですよ?
今回は、ヨーグルトメーカーで自作したヨーグルトの賞味期限について、見た目や目安となる日数をお伝えします。
目次
自作ヨーグルトの賞味期限
まず、ヨーグルトメーカーで作った自作ヨーグルトは、日持ち日数が短く2〜3日しかもちません。
なるべく早く食べたいところですが、時間が経ってしまった場合には以下の方法で確認してみてくださいね!
見た目から判断する場合
見た目で最も判りやすいのはカビなどの発生です。
参照:https://kenko315.blog.fc2.com/blog-entry-81.html
画像のように、目視できるカビが発生していれば判別しやすいですよね。
臭いや味に違和感を感じる場合
自作するヨーグルトの種類(ヨーグルトの種選びで変化)にもよりますが、酸っぱいだけならヨーグルトの酸味なので気にしなくても良いでしょう。
しかし、自作ヨーグルトの味や臭いが今まで作ったものと違いを感じた時も賞味期限が切れていると判断しましょう。
腐敗臭は、雑巾などで感じる嫌な臭いに似ていると言われ、味は苦味に似た雑味を感じるはずです。
繰り返しになりますが、自作ヨーグルトは賞味期限が非常に短いので早く消費する事が望ましいといえます。
なぜ、自作ヨーグルトは日持ちしないのか、その理由について解説していきます。
自作ヨーグルトが日持ちしない理由
突然ですが、皆さんはご自宅でヨーグルトメーカーを使う時
参照:https://sho-oh.ac.jp/blog_old/bio/2011/05/no804.html
専用の無菌室で、細心の注意を払って作っていますか?
当然ですが、「普通に」ヨーグルトメーカーを使って作る人がほとんどですよね。
腐敗する為に必要な3つの要素
ヨーグルトに限らず、ものが「腐る」というメカニズムには3つの要素が重要になってきます。
- 環境(湿度や温度)
- 酸素
- 雑菌
腐敗の原因となる雑菌や酸素が存在しなければ、腐る事はありません。
例えば、缶詰を思い浮かべてみて下さい。
参照:アマゾン
常温では腐りやすい食品でも、缶詰にする事で長期保存が可能になっていますよね?
あれは、腐る原因である「酸素に触れる事」と、加工前に「加熱殺菌」しているから腐らないのです。
原料となる牛乳の賞味期限
自作ヨーグルトを作る時に、材料として使う牛乳の賞味期限についても、知っておいてほしい事があります。
参照:https://flyfsa.com/post_2599
牛乳にも賞味期限が記載されています。
しかし、牛乳の賞味期限について多くの人が「大きな勘違い」をしています。
牛乳も、製品化する前に「加熱殺菌処理」をして腐敗の原因となる雑菌が混入しないように作られています。
紙パックなので、缶詰のように空気中の酸素を完全にシャットアウトする事は出来ないので「緩やかに酸化」していきますが、【開封前】なら記載された期限を数日超えても安全に飲むことが出来ます。
ここで重要な事は、「牛乳の賞味期限は開封前」を前提として記載されているという点です。
開封した後の牛乳は、やはり2~3日以内に飲みきることが推奨されています。
例えば、お風呂上りに冷蔵庫を開けて
参照:https://blog.goo.ne.jp/carrotjuice1023/e/8edf86b05a53a7c97395a16f5ae653bd
こんな事してませんか?
ラッパ飲みをすれば当然、口腔内の雑菌が牛乳に侵入して増殖を開始します。
ラッパ飲みをしなくとも、一度でも開封してしまえば腐敗の原因となる雑菌の侵入を完全に阻止する事は出来ないのです。
自作ヨーグルトは開封後の牛乳と同じ
話をヨーグルトに戻しますが、ヨーグルトメーカー自体や材料の牛乳、容器やスプーンetc・・自宅は雑菌がヨーグルトに侵入する可能性が溢れ返っています。
そんな中、自作したヨーグルトに雑菌は一切入っていないと言い切れますか?
自作ヨーグルトの賞味期限は2~3日程度、これは開封した牛乳と同じ基準で設定されています。
むしろ、製造過程を考えた場合は開封した牛乳よりも賞味期限が短くなる事さえあり得ます。
自作ヨーグルト作りで気を付けたい事
ヨーグルトメーカーで自作ヨーグルトを楽しんでいる皆さんは、もちろん容器などの殺菌処理には気を付けている事と思います。
ですが、やってしまいがちな「ヨーグルト種」の使い回しには注意が必要です。
初回は、市販の牛乳に「市販のヨーグルト」を種に使うので雑菌の混入は少ない状態です。
出来上がった自作ヨーグルトを楽しんだ後、種として使いまわしていませんか?
自宅では、雑菌の侵入を防ぐ事は難しいとお伝えしましたが、出来上がった自作ヨーグルトを種として使うという事は、「雑菌入りの材料」を使う事と同じです。
もちろん、画像はイメージですが腐敗の原因は雑菌なので、自作ヨーグルトを種として使いまわす事も、賞味期限を短くする大きな要因となります。
自作ヨーグルトの賞味期限:まとめ
自作したヨーグルトは、2~3日中に食べきるようにしましょう。
ヨーグルトづくりに使用する機材や容器の殺菌処理をしていても、自宅で雑菌が入り込む事を完全に防ぐことは出来ませんよ。
見た目や味に問題が無くても、自作ヨーグルトは時間と共に雑菌やカビの温床になっていきます。
せっかく美味しいヨーグルトを自作するなら、安全性にも配慮して食べたいですよね♪
当記事が、ヨーグルトを自作する皆様に少しでも役立てば幸いです。
コメントを残す