酸菌飲料と聞いて真っ先に思い当たる飲み物と言えば【カルピス】という方も多いのではないでしょうか?
なんと、今年(2019年)の7月7日に【100周年】を迎えるカルピス。
引用:https://www.asahiinryo.co.jp/rd/note/
大正8年に初めて発売されてから、1世紀に渡り日本人に飲み続けられてきたカルピスですが、具体的にはどのような健康効果があるのか気になりますよね?
そこで、今回は身近な飲み物でもあるカルピスの効果について詳しく調べてみました。
目次
カルピスの効果はどんなものがある?
カルピスとは、アサヒ飲料から販売されている乳酸菌飲料の商品名です。
冒頭でもお伝えしたように、なんと今年で100周年を迎える超ロングセラー飲料として私たちの生活と共にある最も身近な飲み物の一つと言えるのではないでしょうか?
老若男女問わず、カルピスはほとんどの方が知っています。
乳酸菌飲料だから「身体に良い飲み物」という印象を持っている方も多いですが、具体的にどのように身体に良いのか?と聞かれると答えに窮してしまいます。
カルピスを飲むことで得られる効果として、ウワサも含めて項目ごとに詳しく解説していきます。
カルピスの乳酸菌の効果は?健康にはどう影響するの?
まず、最も気になるのはカルピスに含まれる乳酸菌とその効果についてです。
カルピスに含まれる乳酸菌は
L. helveticus(ラクトバチルス・ヘルベティカス)CM4株という乳酸菌です。
カルピスの販売元であるアサヒ飲料では、ラクトバチルス・ヘルベティカスCM4株を継続して飲み続けた場合の健康効果について独自研究をしており、新たな発見がある度に公式サイトにて公表しています。
アサヒ飲料の研究結果によると
- 生体リズム調節効果
- 睡眠・生活の質の改善効果
- 肌にうるおいを与える効果
などを発表しています。
アサヒ飲料のプレスリリースにて、カルピス系統の他商品に含まれる乳酸菌の継続摂取と効果についての研究結果を見る事が出来ますので、気になる方はコチラから確認してみてください。
カルピスの効果はうつにある?
【カルピス】で検索をかけていると、候補キーワードに「うつ」などが表示される事があります。
もしかしてカルピスはうつに効果があるのかも?
そんな疑問を持った方もいるかもしれません。
前項でも参照した、アサヒ飲料のプレスリリースを見てみると
- ガゼリCP2305株でストレス緩和作用を確認
- カルピスを飲み感じる「懐かしさ」が気持ちをポジティブにする
と、いった内容の研究結果が発表されていました。
残念ながら、明確に「うつに効果がある」という研究結果はありませんでしたが、上記の発表を基にしてカルピスがうつに効果があるという情報が出回っていると考えられますね。
カルピスを飲んだ時に幼少時代や楽しかった頃を思い出して気持ちがポジティブになる、という研究結果は、100年も続く超ロングセラーのカルピスならではの効果なのかな?と思ってしまいますよね。
カルピスは体脂肪に効果はあるのか?ダイエットで痩せるとの声も
カルピスを継続して飲み続けた場合、体脂肪に効果があり痩せる、というウワサもあるようです。
こちらも公式発表されていないか、アサヒ飲料の公式サイトを隅々まで覗いてきました。
気になる結果ですが、残念ながらカルピスを飲む事でダイエット効果があるという記載はありませんでした。
カルピスで体脂肪が減る!という情報が出回っている理由は
引用:https://www.calpis.info/karada-calpis/
この商品に関する事ではないかな?と考えられます。
カラダカルピスは機能性表示食品の認定もあり、体脂肪を減らす効果がしっかりと認められています。
希釈するタイプの、いわゆる「普通のカルピス」にはダイエット効果は無いので注意しましょうね。
カルピスは風邪に効果ある?乳酸菌と風邪の効果についても
カルピスを飲むと、風邪に効果があるというウワサはどうでしょうか?
こちらも調べてみたところ、希釈するタイプの「普通のカルピス」ではなく、
引用:https://www.asahiinryo.co.jp
「守る働く乳酸菌」という商品や
引用:http://ur0.biz/wIh6
カルピスから発売されている健康食品「アレルケア」などに含まれている
【ラクトバチルス・アシドフィルス L-92株】
と呼ばれる乳酸菌がもたらす効果の事でした。
アサヒ飲料のプレスリリースによる研究結果によると、ラクトバチルス・アシドフィルス L-92株の摂取によって
- インフルエンザの感染抑制
- 風邪様症状の緩和作用
と、いった効果が確認できたと発表されています。
ホットカルピスは効果ある?加熱で菌はなくならないのか。
ホットカルピスで菌が死滅してしまうのでは?と心配になりますが、そもそもカルピスに含まれる乳酸菌は、「殺菌済み」です。
意外に思うかもしれませんが、カルピスを飲む機会があった際は表示に注意してみて下さい。
ちゃんと、「乳酸菌飲料(殺菌)」と書いてあるハズですよ。
カルピスの見解では、製造工程の最後に加熱殺菌をして密封しているそうです。
乳酸菌そのものは、加熱処理で殺菌されていても乳酸菌の発酵作用によって、身体によい成分がしっかりと入っているため問題無いそうです。
つまり、ホットカルピスにしても菌の生死は気にしなくてよい事になります。
ホットカルピスにするメリットは、身体が温まるという副次的な効果以外には無さそうです。
裏を返せばホットにしてもデメリットは無いため、寒い季節はホットカルピスで美味しく温まりましょう。
カルピスは花粉症や熱中症にも効果はあるの?
カルピスが花粉症や熱中症に効果がある?
まず、花粉症については風邪で前述したラクトバチルス・アシドフィルス L-92株の効果と普通のカルピスが混同されています。
プレスリリースで発表されている研究結果に、ラクトバチルス・アシドフィルス L-92株が乳酸菌として日本で初めて花粉症改善に効果がある事が確認されています。
熱中症にカルピスが効果的か、については公式に発表されている記述は特に見つける事は出来ませんでした。
そもそも、熱中症にかかった場合は水分・塩分をしっかりと摂取して身体を冷やして安静にする対処法が有効とされています。
カルピスを飲む事も、熱中症の対処法として間違いでは無いとも言えますが、OS-1の様に熱中症や脱水症状時に効果がある飲み物を素直に飲む方が良いでしょう。
カルピスの効果はどんなものがある?飲む回数まとめ
普段、何げなく飲んでいるカルピスの知られざる効果の数々はいかがでしたでしょうか?
今回調べた結果をまとめると
- 普通のカルピスも健康に良い効果がある
- ダイエットに適したカルピス商品も販売されている
- 風邪や花粉症にはL-92株の摂取が効果的
- ホットで飲んでも大丈夫!
と、なりました。
カルピスは健康に良い事を踏まえて、一日にどれくらいの量を飲むと良いのかを最後にお伝えします。
希釈するタイプ(普通のカルピス)の場合、実は糖分がかなり入っています。
水で薄める倍率を、記載された通りで希釈した場合はさほどでもありませんが、美味しいからとついつい濃くしがちです。
適正量の目安は大人で一日にコップ2~3杯程度。
アサヒ飲料の注意喚起によると、人によってはお腹がゆるくなる場合もあるため、自分の体調や乳酸菌飲料との相性などを考慮して飲む事が望ましいとなっています。
カルピスを多めに飲み、お腹がゆるくなった経験がある方は摂取量に気を付けながら飲む様に心がけましょうね。
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