酢をとりすぎる(飲みすぎる)と影響は出る?症状ごとの解説や最も効果的な量を紹介

酢は健康に良い、と漠然としたイメージを多くの方が抱いています。

確かに、酢を継続して飲む事は酢の種類にもよりますが、コレステロール値を下げる効果も科学的に実証されています。

しかし、酢を飲み過ぎた場合は何か身体へ悪影響は出ないのか不安になりますよね。

そこで、今回は酢をとりすぎる(飲み過ぎる)と何か影響がでるのか、症状別に詳しく解説していきます。

酢について

酢と呼ばれる調味料には様々な種類があります。


参照:https://www.aphrodite-body.com/osaka/2018/01/17/2198/

一般的に家庭で調味料として使用する酢は米を原料とした「米酢」です。

材料の違いによってりんご酢やバルサミコ酢(ブドウが原料)など、名称が変わりますが、共通しているのは酢酸を含んでいるという点にあります。

酢と呼ばれる調味料は、全て酢酸が含まれているため「酸性」を示します。

酢を飲み過ぎると

酢は飲み過ぎ・食べ過ぎとなる目安量が設定されておらず、基本的には過剰摂取が大きな害になる成分を含まない調味料です。

しかし、前述の通り酢は全て酸性を示します。(正式には弱酸性)


参照:https://www.youtube.com/watch?v=xoRk41aCnOc

塩酸などの劇薬とは違い、触れる事はもちろん飲んでも安全な酸性値ですが、飲み過ぎた場合はこの「酸性」であるという性質が悪影響を及ぼす原因になるのです。

酢を飲み過ぎた時に起こる症状:胃痛や吐き気

酸性を示す酢を飲み過ぎると、胃腸の粘膜を傷つけて「胃が荒れる」原因になってしまいます。

酸性を示す飲み物には、酢以外にもオレンジジュースや炭酸飲料などがありますが、これらを大量に飲んで気持ち悪くなった経験がある方も多いと思います。

酸性を示す酢を大量に飲むと、「胃酸過多」のような状態を引き起こすため、胃痛や吐き気を感じる場合があります。

酢に含まれる酢酸は、いわば「刺激物」です。

大量に飲んでしまうと、胃腸内を過剰に刺激する事にも繋がります。

特に、胃腸が普段からあまり強くないという自覚がある方は、酢を飲む量に注意が必要です。

酢を飲み過ぎた時に起こる症状:口腔内トラブル

酢によって、口腔内トラブルが引き起こされる事もあります。

ただし、これは「飲み過ぎ」が原因ではなく酸性の酢が口腔内に留まる時間が長い事が原因です。

弱酸性と言えども、酢は酸性なので「物を溶かす」という効力を持っています。

酢の酸性値では歯を直接溶かすような事はありませんが、歯の表面を覆う「エナメル質」を弱くしてしまいます。


参照:https://www.apagard.com/oralpedia/basic/details/Vcms4_00000090.html

歯をコーティングしているエナメル質は、非常に酸に弱い性質なので、口腔内に酢が長く留まっていると弱く・もろくなってしまいます。

これが原因で虫歯になりやすくなったり、知覚過敏になったりするなど様々な口腔内トラブルへと繋がる危険性があるのです。

コーラを飲むと歯が溶ける!なんて噂がありますが、エナメル質が酸に弱い性質を考えると、あながちウソでも無いという事ですね。

酢を飲み過ぎた時に起こる症状:重篤な症状

酢には、過剰摂取で害となりうる成分はほとんど無い、と説明しましたが、「高濃度の酢酸」を含む酢の場合は注意が必要です。

一般的な米酢などは酢酸を3~5%程度しか含みませんが、濃縮タイプの黒酢など一部の商品によっては酢酸濃度が30%近く含まれるものもあります。


参照:http://www.mizkan.co.jp/

「6倍希釈」など、希釈して飲む事を前提とした、フルーティな黒酢なども多く出回っていますが、これらを原液のまま大量に飲むのはとても危険です。

仮に、酢酸濃度30%の酢を100ml摂取した場合なら

  • 激しい腹痛
  • 嘔吐
  • 溶血尿

などの症状が起きる可能性があります。

さらに、重篤になると尿が出ない(無尿)呼吸困難、臓器障害などを引き起こす事もあるので、高濃度の酢を大量に飲む事は大変危険です。

酢を飲む時の適正量とは

お伝えしたように、どんなに体に良いとされる食品や飲み物でも、摂り過ぎれば害になってしまうものです。

健康維持を目的に酢を飲む場合、最適な量や目安量はあるのかについてお伝えします。

一般的な食酢の摂取量目安は1日に15~30mlと言われています。

ある実験データによると、被験者に1日20mlの黒酢を6ヶ月に渡り飲み続けてもらった結果、コレステロール値の減少が確認できています。

被験者が黒酢を飲む事を止めると、コレステロール値が上昇した、という実験結果もあります。

これらを踏まえると、酢を健康維持に役立てる為には

  • 1日に15~30ml(大さじで1~2杯)
  • 継続して毎日適量を飲み続ける

この2つを意識する事が最適な酢の飲み方である、と言えます。

酢を飲んだ時の害を減らすには

飲み過ぎない事が肝要ですが、毎日継続して飲もうとした時に、注意すべきポイントもお伝えしておきます。

口腔内トラブルを避けるには

まず、酢を継続して飲むと気になるのは口腔内トラブルですよね。

飲む量ではなく、口腔内に酢が留まる時間が関係する口腔内トラブルは、長期的に酢を飲む場合は特に注意が必要です。

対処法は、簡単です。

「酢を飲んだら口をゆすぐ」事。これを意識して行うだけで、口腔内に酸性の成分が留まる事を防げます。

飲んだらゆすぐ、を習慣づける事で酢による口腔内トラブルは防ぐことが出来るのです。

飲むタイミング

空腹時に酢を飲むのは控えるべきです。

空腹時に酢を飲むと、胃が荒れるリスクを助長する事になってしまいます。

食後や食事中に飲む事を意識すると、胃にかかる負担を軽減する事が出来ますよ。

また、胃が弱っていると感じた場合や胃痛がある時も酢を飲むのは控えましょう。

正しい飲み方で

最後に、希釈タイプなどの酢を飲む場合は、定められた分量でしっかりと希釈して飲む様にして下さい。

6倍希釈の原液を、そのまま飲む方は少ないと思いますが、「濃ければ効果があるかも」などと思わず、適切な分量で飲むべきです。

高濃度の酢酸を一気に飲んだ場合は、重篤な症状を引き起こす危険性があるので絶対にやめるようにしましょう。

毎日適量の酢を飲む!おすすめの食酢を紹介

毎日適量の酢を継続して飲む分には、健康維持に役立つ様々な効果があります。

すでにお伝えしたコレステロール値を減少させる効果をはじめ、

  • 高血圧の予防
  • 糖尿病の予防
  • 動脈硬化の予防
  • 胃腸の活性化(これが行き過ぎると胃が荒れる)
  • 食欲の増進

など、適量の酢を飲み続ける事は「生活習慣病予防」に効果がある事がしられています。

しかし、普通の米酢を毎日飲み続けるのは酢が苦手な人にとっては苦行です。

そこで、楽天市場で購入できる「飲みやすい酢」をいくつか紹介しますので、酢を飲んで健康維持に役立てようと考えている方は、参考にしてみて下さい。

濃縮タイプの美味しい りんご酢 ザップ

 

飲む事を前提に、りんご酢にハチミツを加えた濃縮タイプのバーモント酢です。


参照:https://item.rakuten.co.jp/lecdirect/o-330/

希釈目安は7~10倍なので、仮に10倍希釈で1杯100mlで飲む場合は180杯分にもなり良コスパですよね。

1杯(100ml)あたりを金額に換算すれば約16円となります。

栄養ドリンクとして、機動隊でも愛飲されているそうで、「最後の警官」という漫画でもZapが紹介されています。


参照:https://item.rakuten.co.jp/lecdirect/o-330/

機動隊も注目した栄養価とは


参照:https://item.rakuten.co.jp/lecdirect/o-330/

ただの食酢ではなく、「飲料用」として厳選した栄養成分が配合されているため、栄養ドリンクの代用品としても効果的なんです。

さらに嬉しいのは合成着色料や合成保存料が一切使われていない事。

小さなお子様へも安心して与える事が出来る「健康ドリンク」として、おすすめしたい食酢です。

飲む紅酢 ホンチョ ざくろ

 

 

コスパと飲みやすさでおすすめしたい食酢として、飲む紅酢(ホンチョ)を紹介します。

紅酢とは、ざくろ酢の事で韓国では食酢シェアで常に1位となっている大人気の酢です。

韓国アイドルユニットKARAもイメージキャラクターとしてCMに出演しており、綺麗に敏感な女性におすすめの酢となっています。


参照:https://item.rakuten.co.jp/auc-syoku/10000304/

人気の理由として大きいのは「飲みやすさ」と「コスパ」にあります。

1.5リットルと大容量で、しかも希釈タイプのホンチョざくろですが、価格は税込880円とリーズナブルになっています。

こちらも仮に4倍希釈で全て飲んだ場合は、1杯100mlで換算すると60杯分になります。

1杯(100ml)あたりを金額に換算すれば約14円となります。

しかも、購入者のレビューを見ても飲みやすさに驚く声が多く、普通に美味しいドリンク代わりとして飲めますよ。


参照:https://item.rakuten.co.jp/auc-syoku/10000304/

希釈割合は3~5倍程度をお好みで調整可能で、口コミレビューでは「牛乳で割る」とヨーグルト風味になりとても飲みやすいと紹介されています。

割り方をアレンジすると、飽きにくく継続して飲みやすくなるので、牛乳や炭酸水、豆乳など色々と試してみましょう。


紹介した二つの食酢は、どちらも果実を原料とした酢なので、風味がフルーティーで、飲みあたりが良くなっています。

酢特有の、むせるような感じが苦手な方は牛乳や豆乳などで割ると、より飲みやすくなると思います。

通常の米酢は匂いも強く、苦手な人には飲みづらく感じるものです。

酢を飲み続ける、という習慣を継続するには飲みやすさはとても重要なので、紹介した商品などを参考に自分に合った酢を探してみて下さい。

酢を飲み過ぎると影響は:まとめ

酢を飲み過ぎると、口腔内トラブルや胃痛・吐気を引き起こす原因となる場合があります。

酢の健康効果を得るには

  • 1日におおさじ1~2杯程度(15~30ml)
  • 継続して毎日飲み続ける

この二つのポイントが重要です。

ただし、日々の体調変化で「胃が少し痛い」など不調を感じた時は、酢を飲むのは控える事も必要です。

健康に良い酢と上手に付き合って、健康維持に役立ててください。

当記事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです♪

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