人と話す時に口臭を気にしたりエチケットとして、思わずフリスクを食べてしまいますよね。
そんなフリスクを食べ過ぎると下痢や口臭悪化になる?と噂を目にしたので、実際にどうなのか成分と共にまとめてみました!
目次
フリスクの成分
口臭が悪化するということは、
- 口の中が汚いことによる臭い
- 胃から湧き出る臭い
のどちらかが基本的な原因になります。
フリスクで口臭が悪化するとなれば口の汚れが増えるか、または胃が荒れてしまうことになりますが、そんな成分が含まれているのかをまず見ていきたいと思います。
フリスク「ペパーミントwithユーカリ」を例に、公式HP記載の栄養成分表示を見てみましょう。
参照:http://www.kracie.co.jp/products/foods/1201549_21123.html
栄養素はほとんどなく、50粒全てを食べても25kcalで主成分は炭水化物となっていますね。
注目すべき点は、【糖類が0g】表記となっている点です。
次に、商品の裏に記載されている原材料を見ていきます。
引用:http://shop.kusuri-aoki.co.jp/shop/g/g4901551366910/
糖類は0ですが、甘味料という記載があります。
原材料として記載されているのは以下の5項目のみです。
- ソルビトール
- アスパルテーム・L-ファニルアラニン化合物
- 香料
- ショ糖エステル
- 微粒酸化ケイ素
つまり、フリスクはお菓子の仲間ですが小麦粉などの食品原料は0で、様々な成分を合成して作られたお菓子という事が判ります。
簡単に各成分を解説しましょう。
〇ソルビトール
ブドウ糖と水素の化合物。糖アルコールでりんごなどにも含まれる甘味成分。
〇アスパルテーム(長いので省略)
砂糖の約200倍もの甘さを持つ合成甘味料で、アメリカでは安全性を疑う声が多く、1983年に認可されるまで激しい議論があった成分です。
日本では1983年に認可されている人工甘味料です。
〇香料
香りを付ける成分。今回は関係なし。
〇ショ糖エステル
砂糖と脂肪酸の化合物。
安全性は高いが過剰摂取で下痢を起こす可能性あり。
〇微粒酸化ケイ素
錠剤を固めるための成分。
実はガラスの主成分でもあるが、動物実験で口にしても安全な事が確認されています。
フリスクの成分を見ると、その正体は「人工甘味料を固めたお菓子」である事が判ります。
少なくとも、フリスクの成分自体が口臭を悪化させる事は無さそうです。
フリスクの食べ過ぎと口臭の関係性
フリスクを食べ過ぎると口臭がひどくなる!という噂について検証していきます。
フリスクを口に入れると、唾液が多く分泌され香りもあるため一時的な口臭対策に効果があります。
参照:http://www.kracie.co.jp/products/foods/10138438_21123.html
中には、緑茶由来の抽出物配合の「フリスク クリーンブレス」シリーズの様に口臭対策に特化した成分が配合されたフリスクも販売されています。
成分としては通常のフリスクと同じですし、口腔環境を悪化させることも殆どありません。
フリスクは、原材料名を見ている限りでは口臭に関係することはないんですよね・・・
フリスクの食べ過ぎで口臭悪化の真実
フリスクを食べ過ぎる事で、口臭がひどくなるという噂がありますが、フリスクの成分と口臭悪化は直接的には結び付きません。
ソルビトールは、虫歯菌が酸を作り出す事が出来ない成分なので、虫歯予防にも効果があるとして歯磨き粉にも使われる事があるくらいです。
ただし、人工甘味料の過剰摂取と人体への悪影響は未だに議論が続いている未知の部分がある事は確かです。
人工甘味料の過剰摂取は「味覚障害」や「唾液の分泌量が減少する」などの悪影響を及ぼす危険性が指摘されています。
また、ソルビトールは消化が悪い事から過剰摂取で胃が荒れる可能性も無視できません。
結論として、フリスクの食べ過ぎが口臭の悪化に直結するとは言えませんが
- 人工甘味料の影響による唾液分泌量の減少(口内環境の悪化)
- 胃が荒れる事による口臭の悪化
以上の理由から、過剰に食べ過ぎた場合は口臭が悪化する可能性は確かにあるようです。
口臭の悪化だけではなく、フリスクの食べ過ぎで起こり得る他の悪影響についてもみていきましょう。
フリスクの食べ過ぎと下痢の関係性
最初に結論づけると、フリスクを食べ過ぎると下痢を引き起こす可能性がある、と言えます。
理由は、フリスクに含まれるソルビトールとショ糖エステルにあります。
どちらの成分も、大量摂取すると下痢に繋がるため食べ過ぎは注意が必要です。
フリスク何粒で下痢になる?
では、フリスクをどれくらい食べると下痢になるのでしょうか?
食べる量と下痢の関係性は、非常に大きな個人差があります。
極端な例で言うと、2~3粒食べてもお腹がギュルギュルする人も居れば、一箱(50粒)食べても平然としている人もいます。
もし、フリスクを食べてお腹がゆるくなった経験がある場合は、食べ過ぎないように注意する必要がありますね。
フリスクの食べ過ぎで太るのか
続いて、フリスクの食べ過ぎで太るのか?という点について。
結論から言えば、「フリスクで太る」事はあり得ない。
しかし、フリスクを食べ過ぎると「太りやすい身体になる」と言えます。
原因は、フリスクに含まれるアスパルテームです。
アスパルテームは低カロリーで、少量でも強い甘味を感じる事が出来る魔法のような成分ですが、その安全性については現在も疑問視する声が多い成分でもあります。
マウス実験でも、アスパルテームを与えた個体は太る傾向にある事が実証されています。
参照:https://matome.naver.jp/odai/2134754286123392401/2135072608640273803
まだ不明な点も多いアスパルテームですが、太る原因は摂取を続けるとインスリンが過剰に分泌されて血糖値が上昇するからではないか?と考えられています。
簡単に言えば、砂糖不使用と表示できるにも関わらず、食べ続けている内に腎臓は「これは糖分だ!」と認識するようになってしまう、という事です。
アメリカ食品医薬品局(FDA)が認可した経緯として、実験を重ねた結果として摂取したアスパルテームのほとんどは体外へ排泄され急性毒性や慢性毒性は無い、というものでした。
1980年代当時も疑問視する声がありましたが、近年の研究結果でもアスパルテームが及ぼす様々な危険性を指摘する声が上がっています。
フリスクは一粒が小さく、アスパルテームの摂取量も微量なので、必要以上に気にする必要はありませんが、太りやすい身体になる危険性はあるので、過剰摂取は控えた方が良いと言えるでしょう。
フリスクの食べ過ぎと悪影響:まとめ
フリスクが手放せない!という方には、少しショッキングな内容になりましたが、適量を楽しむ分には過剰に意識する必要はありません。
人工甘味料を使用して、「砂糖不使用」や「ゼロカロリー」を売り文句にしている商品が増えてきていますが、フリスクをはじめ過剰摂取にならないように気を付けたいですね。
フリスクの食べ過ぎは、下痢や太りやすい身体になる危険性があります。
どんな食べ物でも、過剰摂取は毒になる危険性がある事を意識して、適量を楽しむように心がけましょうね♪
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