チョコレートを食べ過ぎて気持ち悪い時の症状まとめ!頭痛や腹痛やめまいの原因と対処法を紹介!

チョコレート、ホロ苦くて甘いチョコはそのまま食べてもスイーツとしても美味しいですよね。

しかし、いくら美味しいから・好きだからと言っても「食べ過ぎ」は体に悪いというもの。

チョコレートを食べ過ぎると、気持ち悪くなったり頭やお腹が痛くなる事がありますよね?

そこで今回は、チョコレートを食べ過ぎて体調不良を起こした際の対処法について、症状別にお伝えしていきます。

チョコレートをついつい食べ過ぎて、不調になった際は参考に役立てて下さい。

チョコレートの食べすぎで出る症状別に対処方法を紹介

それでは、早速チョコレートの食べ過ぎによって起こり得る症状別に、症状が起こる理由と対処法について紹介していきます。

チョコレートの食べ過ぎで気持ち悪い理由は?対処の方法も

”食べ過ぎ”によって引き起こされる体調不良の代表格と言えば、「気持ち悪くなる」ですよね。

チョコレートも食べ過ぎると気持ち悪くなることがあります。

チョコの食べ過ぎで気持ち悪くなる理由は一言で言うと「糖分の摂り過ぎ」が原因です。

詳しく解説していきましょう。

糖分の過剰摂取で気持ち悪くなる理由と一連の流れ

  1. チョコレートを過剰摂取する事で血糖値が上昇
  2. 血糖値を正常にするため膵臓からインスリンを分泌
  3. インスリンの過剰分泌は体に大きな負担がかかるため、防衛反応として脳が気持ち悪くなるように命令を出して、糖分の摂取を止める
  4. それでも糖分が体内に入る場合は、物理的に「吐く」事で糖分を体外へと排出しようとする

簡単にチョコを食べ過ぎた時に、私たちの体で起きるメカニズムを解説すると上記のようになります。

いわゆる、量を食べ過ぎて起きる胸焼けや気持ち悪さは満腹感が伴いますが、糖分の過剰摂取で起きる気持ち悪さは原理が異なる事が判ります。

体の防衛反応で起こる現象なので、過剰に糖分を摂った場合に気持ち悪くなるのは正常な反応とも言い換えることが出来ます。

それでは、チョコを食べ過ぎて気持ち悪くなってしまった場合はどのように対処すれば良いのかを紹介しましょう。

水分を摂る事で血糖値を下げる

まず、簡単に出来る対処法の一つは水分で「薄める」という方法です。

過剰な糖分摂取によって血糖値が上昇してインスリンが大量に分泌されている事が、気持ち悪さの原因なので水分を摂取して血糖値を薄める事は対処法として効果的です。

ただし、注意点もあります。

それは、糖分を含まない水分を摂取する事です。

気持ち悪くなったから、と糖を含むジュースを飲んでしまうと糖を追加で体内へと摂りこむ事になり逆効果です。

血糖値を下げる目的で水分を摂る場合は、水や無糖の紅茶やコーヒーがおすすめです。

参照:http://www.arabicacoffee.co.jp/company.html

お茶やコーヒーは利尿作用もあるため、より効率よく過剰摂取した糖分を体外へと排出する効果が期待できます。

ただ、コーヒーは取りすぎると今度はカフェインの効果で具合が悪くなることもあります。

カフェインの利尿作用の効果は約20分後から感じ約3時間〜4時間ほど続きますので、コーヒーを一杯飲み、水をたくさん飲むと良いですね!

コーヒーの利尿作用がひどい場合のおさまる時間はどれくらい?治す対策方法は?

2019.05.03

体や脳を動かして糖分を消費する

動く事もままならない程気持ち悪い場合は難しいですが、軽度の気持ち悪さであれば、運動や勉強などで糖分を消費する方法もあります。

ウォーキングなどに代表される有酸素運動や、勉強などは糖を効率よく消費する事ができます。

参照:https://ameblo.jp/yokunaru-karada/entry-12358646656.html

運動は、ウォーキングまで本格的でなくとも大丈夫。

ちょっと足の曲げ伸ばしをする・屈伸をする・腕や手を回すなど、少しの運動をするだけでも効果あり。

勉強についても同様で、せっかくのリラックスタイムに勉強はしたくない!という方は、脳を刺激するようなゲームやパズルなどでも糖分を消費する事が出来ますよ。

困った時は薬に頼るのも一手

チョコの食べ過ぎで気持ち悪い時は、薬を飲むのも良いでしょう。

糖分の過剰摂取で胃腸などの消化器官も働きが悪くなりがちなので、食べ過ぎに効果のある市販の胃薬などを飲んで改善しましょう。

胃薬の中でも消化や脂質の分解に適しているのは、リパーゼ、ビオジアスターゼなどの消化酵素が入っている太田胃散の胃薬がオススメです。

キャベジン等と比べるとリパーゼの量が4倍入っているので消化や脂質の分解に期待出来ます。

引用元:https://ohta-isan.co.jp/product/medicine/ohtaisana/

もしも薬局が近くにない・・・という場合で胃に余裕がある場合は、このような野菜や果物をとるとよいですね!(チーズの摂取は辞めましょう。理由は以下参照)

引用元:https://drink-diet.net/kouso-food.html

太田胃散は9錠で0.06gのリパーゼが含まれていますが、味噌だと100gあたり3gのリパーゼ(トリアシルグリセリドール)が含まれています。

味噌汁1杯(100ml)には味噌10gを使用すると言われているので、0.3gのリパーゼをとることができると味噌汁を作って飲んでも効果があることがわかります。

ただ、これは消化の話であり、胃薬は他の成分も含まれており楽になれる可能性は高いので、我慢できない場合は薬局で購入すると良いかと思います。

チョコレートの食べ過ぎで頭痛がする理由は?対処の方法も

チョコレートは「頭痛を引き起こす食品」である事をご存知ですか?


参照:http://karapaia.com/archives/52224048.html

チョコには「チラミン」と呼ばれる血圧を上昇させる物質が含まれています。

これは、前述した吐気を誘発する原因物質でもあるのですが、チョコの過剰摂取により蓄積したチラミンが一時的に血管を収縮させ、その後血管が拡張することで頭痛が発生します。

チョコの他にも、頭痛を誘発するチラミンを多く含む食品として有名なのはチーズやピクルスなどの発酵食品があります。

チョコの食べ過ぎで起こる頭痛は、血管の収縮が原因なので片頭痛持ちでよく頭痛を起こす人は、「食べる量を調整する」事が最も効果的な対処法と言えます。

ひどい頭痛に悩まされている方は、チョコの摂取は控えた方が良いかもしれません。

すでにチョコの食べ過ぎで頭痛を起こしてしまった!という方に向けて対処法をいくつか紹介しておきましょう。

片頭痛の対処は冷やす事

頭痛の対処法は、一歩間違うと全くの逆効果になります。

対処法で間違えやすい処置の最たるものが「冷やす」のか「温める」のか?という問題です。

チョコが原因で発生する頭痛は片頭痛なので「冷やす」のが正解。

冷たいおしぼりやタオルで痛みがある部位を冷やしてあげましょう。

ちなみに、「緊張型頭痛」に分類される頭痛は温める対処が正解になるので、混同しないように注意しましょうね。

カフェインの摂取でも改善が期待される

コーヒーや紅茶に含まれるカフェインも、血管収縮作用があるため頭痛の軽減に効果があります。

ただし、過剰摂取は逆効果!

食べすぎ・飲み過ぎはどんなものでも身体に悪い事を心に留めておきましょう。

チョコレートの食べ過ぎで腹痛がする理由は?対処の方法も

チョコレートの食べ過ぎで腹痛や下痢を起こす事もあります。


参照:https://www.iae-ryugaku.net/column/ph-stomachache/

チョコの食べ過ぎでお腹を下したり、腹痛を起こす原因は「チョコに含まれる物質」で説明することが出来ます。

チョコレートには

  • 豊富な脂肪分と糖分
  • カフェイン
  • ニッケル

など、腹痛や下痢を引き起こす可能性のある物質が多く含まれます。

糖分カットのカロリーオフ商品だから大丈夫!と考えている方は、「甘い」(チョコだけに)ですよ。

キシリトールなどに代表される人工甘味料も、下痢を引き起こす原因物質の一つ。
カロリーオフ商品でも、チョコの食べ過ぎによる腹痛や下痢は充分考えられる症状です。

脂肪分やカフェインによって胃腸に強い刺激が、糖分や人工甘味料の働きによって便が緩くなります。

また、ニッケルはアレルギー物質の一つなので、過剰摂取すると体外へと排出しようとする働きから下痢を引き起こします。

チョコの食べ過ぎによって引き起こされる腹痛や下痢の対処法は、胃腸薬や下痢止めなどの薬を飲む事が一番効果的です。

腹痛や下痢を引き起こしてしまった場合、有効な対処方法は服薬が最も効果的で、予防として食べ過ぎない事が重要です。

チョコレートの食べ過ぎでめまいがする理由は?対処の方法も

チョコレートの食べ過ぎでめまいを起こす事があります。

このめまいは「全身性めまい」と呼ばれるめまいで、チョコの過剰摂取(糖分の過剰摂取)によって血糖値が上昇した後、急激に血圧が上昇と下降をすることが原因で引き起こされます。

こちらの症状も、残念ながら有効な対処法は無く「食べ過ぎない」事が最も有効な手立てとなります。

チョコの食べ過ぎでめまいを起こしてしまった時は、暗い静かな場所で安静にして血圧が平常に戻るのを待つようにしましょう。

チョコレートの食べすぎが治らない場合は低血糖の可能性もある?

「甘い物を食べたい欲求が抑えられない!」

そんな悩みを持っている方は、低血糖の可能性があるかもしれません。

【甘い物中毒】こう聞くとあまり怖くないイメージを抱きますが、私たちと馴染みが深い砂糖は「マイルドドラッグ」と呼ばれるほど高い依存性があることをご存知でしょうか?

参照:https://matome.naver.jp/odai/2142426858654987101/2142426985256131803

ドラッグの名を冠する事からも判るように、砂糖依存症へと陥るメカニズムは薬物依存症になる過程と全く同じと言うのだから怖いですよね。

チョコレートに限らず、糖分を過剰摂取すると血糖値が上昇して、体内ではインスリンを分泌して血糖値を戻そうとすることはすでに述べましたが、血糖値の急上昇・急下降を続けていると血糖値のコントロール不全が起きます。

簡単に言うと、甘い物を食べ過ぎる事が原因でインスリンが過剰分泌されて、逆に体内では「糖分不足」を引き起こしてしまいます。

血糖値のコントロール不全を引き起こすと、甘い物への渇望が起きて食べても食べても甘い物を欲するようになります。

まさに砂糖【依存症】です。

もし、通常では考えられない量の甘い物を欲している・食べているという状態が長く続いている場合は、病院での検診と治療を強くおすすめします。

チョコレートの食べ過ぎは一般的にどれくらい?許容量を把握しよう

チョコレートの一般的な許容量を知っていますか?

チョコレートは、高カロリーな食べ物で豊富な脂肪分と糖分を含んでいます。

難しい話は抜きにして、一日の適正量を示すと約25gとなります。

一日25gの許容量とは、板チョコでみた場合は半分程度の量です。

参照:https://kakakumag.com/food/?id=10813

普段、板チョコを買って一日で全部食べた場合は「食べ過ぎ」という事になってしまいます。

かなり許容量が少ない事が判りますが、美味しいチョコレートを安心して楽しむためには適正量を意識して摂取する事を心がけた方が良いと言えますね。

チョコレートを食べ過ぎて気持ち悪い時の症状まとめ!

チョコレートを食べ過ぎると「気持ち悪い」という症状だけでなく、様々な症状を引き起こす可能性があります。

最も重要な事は、摂取量のコントロールです。

美味しいチョコは仕事や勉強で疲れた時にも最適です。

摂取量に気を付けながら、上手に美味しくチョコを食べるようにしましょうね♪

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