バナナの糖質は太る(高い)?ダイエットや太らない為の食べ方を解説

バナナは栄養価が高いフルーツとして有名ですが、バナナに含まれる糖質は高いのかどうか、太るのか・太らないのかって気になりますよね。

バナナダイエットという言葉を聞いた事があっても、糖質が高いバナナが本当にダイエットに向いているのか不安を感じる人も多いと思います。

そこで、今回はバナナに含まれる糖質は高いのか低いのか・ダイエットや太らない為に役立つ食べ方などを紹介します。

健康に良いイメージのあるバナナが本当にダイエット向きなフルーツなのか、疑問に感じている方は是非とも参考に役立てて下さいね♪

バナナに含まれる糖質量

まずは、バナナに含まれる糖質を白米と比較して多いのか少ないのかを確認してみましょう。

バナナ1本(100g) ご飯(100g)
糖質(g) 22.5 35.8
カロリー(kcal) 86 252

バナナに含まれる糖質やカロリーは、白米と数値比較した場合はどちらも低い事が判ります。

しかし、ダイエットの天敵とも言える糖質はフルーツの中でも数値は高め。

これが、ダイエット中にバナナを食べても本当に大丈夫なのか・・と不安になる原因ですよね。

バナナに多く含まれる糖質で太るのか?

バナナには比較的高い数値の糖質が含まれています。

結論から最初に言ってしまうと、バナナに含まれる糖質で太る可能性はある、といえます。


参照:https://higoan.jp

ただしこれは食べる量や食べ方を度外視して、単純にバナナの糖質で太るのか・太らないのかという問題に対する答え。

バナナに含まれる糖質について、もう少し掘り下げて解説していきましょう。

バナナに含まれる糖質とご飯の糖質は種類が異なる

バナナとご飯の糖質を数値で比較すれば100gあたりで13g程度しか差がなく、どちらも効率よく糖質を摂取できる食品といえます。

しかし、糖質には種類がありバナナに含まれるのは主に果糖と呼ばれる糖質です。(ブドウ糖・ショ糖も含まれます)

果糖は、血糖値が通常の糖分に比べて緩やかに上昇する事が知られています。

この血糖値上昇スピードの違いが、太ることにどのような影響を与えるのかは、太るメカニズムを知ることで判ります。

糖質で太るメカニズム

糖質で太るメカニズムを簡単に言うと、血糖値が急激に上昇するのを抑えるために出るインスリンの働きによるものです。

糖質が高い食べ物を食べると、血糖値が上がり「余分な糖質」は勿体無いので脂肪として貯めておこうとします。

野生の動物などが、皮下脂肪を貯めて食物が少ない冬を越すのと同じで、エネルギーを貯めるという働きは重要ですが、年中安定した食事が摂れる人間の場合はこれが原因で太ってしまいます。


参照:https://www.sixthsenselab.jp/cutcut/toshitsu_diet/carbohydrate/

ここで、もう一度バナナに含まれる糖質を思い出してみましょう。

バナナの糖質に含まれる果糖は、血糖値の上昇が緩やかな糖質です。

つまり、バナナの糖質は血糖値が急激に上昇しにくい(太りにくい)糖質である、という事が判ると思います。

しかし、いくら太りにくい果糖とはいえバナナにはすぐにエネルギーへと変換されるブドウ糖やショ糖も含まれています。

過剰摂取すれば当然血糖値は上昇して太るので、バナナの食べ方や食べる量には注意が必要なのです。

もう一度まとめると、Q.バナナに含まれる糖質って太るの?という問いに対する答えは

A.バナナに含まれる糖質は「太りにくい」糖質。ただし、食べる量やタイミングによっては太る可能性はある

このようになります。

それではバナナをダイエットに利用する場合や、太らない為の食べ方について詳しく紹介していきましょう。

バナナの太らない食べ方・バナナダイエット

バナナは白米と比べて、カロリーも糖質も抑えることが出来る優秀なフルーツです。

上手に活用すれば、ダイエットに役立てたり太ることを気にせずに食べる事ができます。

朝食と置き換えて食べる

子供の頃、寝坊して朝食をゆっくり食べる時間が無いときなどに

「バナナ1本だけでも食べていきなさい!」

と、ご両親に言われたことがある人も多いのではないでしょうか。


参照:https://tokusengai.com/_ct/17268682

実はこの朝食代わりにバナナを食べるという食べ方は、メリットが多くダイエットにも繋がる大正解の食べ方です。

朝食をバナナと置き換えた時のメリットを詳しく解説していきます。

脳や内臓が活動的になる

朝食にバナナを食べると、糖質が身体を巡り脳や胃腸が活動的になります。

特に脳の栄養は糖分なので、朝にバナナを食べることでしっかりと栄養が行き渡り脳が覚醒して午前中のパフォーマンス上昇効果を得ることができます♪


参照:https://illustkun.com/brain-2/

午前中は眠くて目がシャキッとしない・・という方は、脳に栄養が足りないことや逆に朝食による血糖値の急上昇が原因。

朝食をバナナに置き換えれば、脳に栄養を送りつつ血糖値の急上昇を抑えることが出来るのでおすすめです。

腹持ちが良い

バナナを食べると腹持ちが良いのは、血糖値が緩やかに上昇する事による効果です。

私たち人間が、空腹を感じるのは血中の糖分が減る事が大きな原因なので、緩やかに血糖値が上昇するバナナは腹持ちが良い食べ物なのです。

そのため、朝食にバナナを食べれば昼食までの間にお腹が空く心配が減り、間食なども抑えられる効果が期待できます。

お通じの改善効果

バナナにはビタミンやオリゴ糖、さらに食物繊維が多く含まれています。

そのため、排泄を促したり整腸作用をもたらす効果が期待できるので、お通じが良くなってダイエットに繋がります。

おやつとして食べてもOK

昼食から夕食までの時間が長い生活リズムを送っている人なら、夕方前に小腹を満たすためにおやつを食べる事もあると思います。

バナナは、1本で約86kcalと低カロリーなのでおやつとして食べるのもおすすめです。

ハイカロリーでおやつとして食べる人も多いチョコレートを例にすると、チョコは種類にもよりますが100gで軽く500kcalをオーバーします。

単純計算で、チョコ20g(板チョコの1/3程度の量)とバナナ1本はほぼ同じカロリーとなります。

お腹も膨れて低カロリーなバナナは、おやつとして食べても優秀なフルーツであることが判りますね♪

バナナを食べて太る可能性がある食べ方や注意点

それでは逆に、バナナを食べて太ってしまう可能性がある食べ方についても紹介します。

また、バナナでダイエットをする時の注意点についても併せて紹介しますよ♪

夜食として食べる

夕食後、夜遅くまで起きていて小腹が空いて夜食を食べる場合にバナナを食べるのは太る可能性があります。

夜10時~深夜2時くらいまでの間は、太るためのゴールデンタイムです。


参照:https://lohaco.jp/product/L07368463/

専門用語や難しいメカニズムは割愛しますが、夜中は私たちの身体が「脂肪を貯め易い状態」になっています。

いくらバナナに含まれる糖質に果糖が多いと言っても、夜食にバナナを食べれば太ってしまう可能性は充分に考えられます。

バナナを食べる量が多すぎる

太りにくいバナナでも、過剰に食べれば当然ながら太ります。

腹持ちもよく、食べ応えもあるバナナを暴食しても量はたかが知れていますが、食べる量には注意しないと逆に太ってしまいますよ。

バナナを食べる時の目安量は

  • 食事の代わりに置き換える場合は1~3本程度
  • おやつとして食べるなら1本

食事と置き換える場合なら、胃が大きい男性なら3本くらいまでなら許容範囲といえます。

しかし、3食しっかり食べている上におやつとしてバナナを食べるなら1本を上限に食べることをおすすめします。

食事置き換え時の注意点

バナナダイエットとして、食事と置き換える場合は必ず1食だけ(出きれば朝か昼)にしましょう。

バナナは栄養価の高いフルーツですが、たんぱく質や脂質など健康を維持するために必要な栄養素全ては補うことが出来ません。

朝・昼・晩のいずれか1食を置き換えるだけなら問題はありませんが、3食全てをバナナに置き換えるような無茶なダイエットは健康を害する危険性があるので辞めましょう。

バナナの糖質は太る(高い)?ダイエットや太らない為の食べ方を解説:まとめ

バナナに含まれる糖質は、果糖・ブドウ糖・ショ糖がバランスよく含まれるため、過剰な血糖値の上昇を抑えながらエネルギーを補給できる「太りにくい糖質」となっています。

腹持ちが良いバナナを、朝食やおやつに食べればダイエット効果や太ることを気にせずに美味しく食べる事ができます。

しかし、食べる量や食べる時間によっては太る原因となる事は充分に考えられるので、バナナを食べるときは朝~日中の間に適切な量を意識する事が重要です。

当記事が少しでも皆様の生活に役立てば幸いです。

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