ティッシュを食べると甘いけど危険!食べ過ぎると起きる害や消化は出来るのか?

生活に欠かせないティッシュですが、実は商品によっては食べると甘いこと、ご存知でしたか?

甘さが関係しているのかは定かではありませんが、ちょっと目を離した隙に、赤ちゃんがティッシュを食べているのを見ると親としては青くなってしまいます。

そこで、今回はティッシュを食べたらどうなるのか?について、その危険性や消化できるのか?などをお伝えしていきます。

ティッシュを子供が食べた!まずは落ち着いて

ハイハイが始まり、行動範囲が少しずつ広がる時期など、子供は本当に目が離せませんよね。

ちょっと目を離して戻ると、散乱したティッシュと口元の白い紙・・。

ど、ど、ど、どうしよう!と慌てて調べた結果、当記事にたどり着いた方もいるかもしれません。

大丈夫。子供がティッシュを少し食べても、大きな健康被害を引き起こす事はありませんよ。

まずは、親である皆さんが落ち着いて冷静になる事が重要です。

基本的には、大きな害にはならないティッシュの誤飲ですが、子供の様子や食べた状況によっては危険なケースもあるので、落ち着いて読み進めて行ってください。

ティッシュを食べた子供の様子

ティッシュを子供が食べた場合、様子を見て異常が感じられない場合はそのまま経過を見ても問題ありません。

もし、ティッシュを食べた子供の様子が

  • ぐったりしている
  • 咳き込む
  • 顔色が悪い(青い・紫色)
  • 嘔吐
  • 呼吸音がおかしい、息苦しそうにしている
  • 機嫌が悪くなり泣いている

このような場合は、かかりつけの病院に向かうようにしましょう。

ティッシュ自体には大きな害を引き起こす成分はありませんが、物理的に「ティッシュが詰まっている」可能性が考えられます。

特に、ぐったりしている場合や顔色が悪い場合は危険です!

すぐに病院へと連れて行きましょう。

咳き込んでいる場合や嘔吐する場合は、詰まったティッシュが出てくる可能性があります。

応急処置として、背中を叩く方法もありますが、返って詰りが悪化する場合もあるため、判断に迷った際も病院へ足を運ぶようにしましょう。


参照:https://www.ken-o.or.jp/m/firehead/stopgap-removalAirwayForeign.html

口を無理やり開けて、指を入れてティッシュを取り出そうとする、吐かせようとするのもやめましょう。

詰まったティッシュを押し込めてしまったり、呼吸が確保出来ていた空間まで閉ざしてしまう危険性があります。

ティッシュは消化できるのか

結論から言えば、ティッシュは消化されません。

ティッシュの原材料はパルプ繊維で、私たちは繊維自体を消化・吸収する事は出来ないので、食べたティッシュは便として体外へ排出されます


参照:https://www.ichem.co.jp/product/pulp_fiber/

そのため、ティッシュを食べた量にもよりますが、子供がティッシュを誤飲した場合は、数日間は便をチェックしてティッシュが排出されたか確認するようにしましょう。

ティッシュを大量に食べると

消化する事が出来ないティッシュを、大量に食べた場合はどのような害が考えられるでしょうか。

消化されない繊維が、腸内に留まる事になりますので【腸閉塞】を引き起こす可能性があります。


参照:http://ultrafood.biz/1257

ティッシュを子供が食べて、排便時にティッシュが確認出来ない場合や、数日経過しても吐気や腹痛を訴える、原因が判らないが機嫌が悪く泣いている、という場合はやはり病院の受診をするようにしましょう。

ティッシュに付着物は無いか

ティッシュ単体を、少量食べた場合なら、大きな健康被害は起こりにくいと言えます。

しかし、もし「何か」を拭いた使用済みのティッシュだった場合は、その「何か」によっては大きな危険を招く事もあります。

例えば、タバコのヤニ汚れなどを拭いていたティッシュや、洗剤などで机を拭いたティッシュなどです。

ティッシュ自体は毒性が低くとも、毒性の強い成分が付着していた場合などは、すぐに病院へと連れて行った方が良いでしょう。

そもそも何故ティッシュは甘いのか

ティッシュを食べてしまった時の対処法や、健康被害についてお伝えしてきましたが、そもそもどうしてティッシュは甘く感じるのでしょうか?

実は、市販されている全てのティッシュが甘い訳ではありません。

花粉症患者の増加など、世間のニーズに応える形で「高級ティッシュ」が人気になっていますよね?


参照:https://www.nepia.co.jp/product/homeuse/celebrity/

高級ティッシュとは、ネピアの「鼻セレブ」などに代表される、しっとりと保湿されたタイプのティッシュです。

甘いティッシュとは、主にこれらの保湿タイプが該当します。

実は、ティッシュを柔らかくする(保湿する)ために、このタイプのティッシュにはグリセリンやソルビットという成分が含まれています。

これらの成分は、「甘味成分」に分類され、口に入れると甘さを感じるため、「甘いティッシュ」になっています。

つまりティッシュを甘くしたかった訳では無く、吸湿性を持つ成分がたまたま甘かった、という事ですね。

ティッシュ食べるの大好き!それって病気かも

子供の誤飲とは全く別に、成人でもティッシュを食べてしまう事があります。

美味しいと感じたり、食べてはいけないと思いつつもティッシュを食べてしまう場合、【異食症】という病気の可能性があります。

強いストレスを感じたり、精神不安などが起因している病気と言われていますので、もしティッシュを食べるのがやめられない!という方が居れば、専門医に診てもらうことをオススメします。

ちなみに、ペット(子犬)などに見られる食糞行動も、ストレスなどによる異食症の一種と言われています。

ティッシュを食べると甘いけど危険:まとめ

ティッシュは甘くても、「食品ではありません」ので、食べないようにしましょう。

ティッシュそれ自体には、毒性などはありませんが、消化できない繊維が腸閉塞を引き起こしたり、便秘になったりする危険性があります。

食道や気管支が未発達の子供なら、ティッシュを詰まらせて呼吸困難に陥る危険性もあります。

特に、「柔らかいティッシュ」を使っている方は甘く感じるため、子供がお菓子と勘違いして食べてしまう可能性があるので、誤飲防止のためにもティッシュを置く場所などに気を配るようにしましょう。

甘く感じるティッシュも、大量に食べた場合は「甘くない結果」を引き起こしてしまうかもしれませんよ?

当記事が、少しでも皆様のお役に立てば幸いです♪

 

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