さつまいもご飯は冷凍できる?美味しい冷凍保存方法や解凍方法、期限について紹介!

秋と言えば焼き芋など「さつまいも」が美味しい季節ですね。

季節を感じるご飯として、さつまいもご飯を炊く事も多いと思いますが、食べきれずに残ってしまった時は困る物です。

そこで今回は、さつまいもご飯の冷凍保存について詳しくお伝えします。

さつまいもご飯を冷凍保存する方法や、美味しく解凍する方法、さらにどれくらい保存が可能なのかなど、作り過ぎて余った時に役立つ情報をお届けしていきますよ♪

さつまいもご飯は冷凍保存OKか

結論から言ってしまうと、さつまいもご飯は冷凍保存OKです。


参照:https://www.sirogohan.com/recipe/satumaimogohan/

さつまいもご飯に限らず、味がついたご飯は白米に比べて傷みやすいので、食べきれずに余ってしまった場合は冷凍保存「するべき」です。

最も危険なのは「保温で放置」

秋口であれば、夏場ほどすぐにご飯が痛む事はありませんが、やはり保温のまま長時間放置するのは危険です。

炊飯器の保温状態とは、炊飯器内部が60~70℃程度に保たれています。※メーカーや炊飯器の種類、モードなどで違いがあります。


参照:https://oshiete-chiebukuro.com/gohankiiro/

60℃前後で保温するタイプの炊飯器だと、【雑菌が繁殖して腐敗】する可能性があり、70℃前後で保温した場合は【黄ばんだり固くなる】恐れがあります。

最近の炊飯器では、長時間の保温にも対応したタイプもありますが、12時間~1日以上保温を続けるのは控えた方が良いと言えます。

冷蔵保存という選択肢もある

冒頭で、さつまいもご飯が余った場合は冷凍保存を推奨しましたが、【すぐに消費する予定】なら冷蔵庫で保存しても大丈夫です。

冷蔵保存の場合、季節を考慮しても(秋と仮定)消費期限は2~3日が限度です。

冷蔵保存するなら、茶碗やタッパーに余ったさつまいもご飯をよそり、蓋やラップをして冷蔵保存しましょう。

しかし、食べきれずに残る可能性があったり、食べる人が限られている場合などは、素直に冷凍保存した方が安心できますよ。

さつまいもご飯を美味しく冷凍保存しよう

さつまいもご飯を長期間に渡り、美味しく安全に保存するなら冷凍保存がおすすめです。

余ったさつまいもご飯を、美味しく冷凍保存する為に気を付けるべきポイントをお伝えしますので、参考に役立てて上手に冷凍保存して下さい。

作ってからなるべく早く冷凍保存!

冷凍保存は、様々な食材を長期保存できる魔法のような保存法と思っている方が多いですが、実際は少し違います。

凍らせて「時を止める」ような魔法ではなく、凍らせて「悪くなる時間をゆっくりに」しているイメージです。

つまり、同じ冷凍保存をするなら「腐敗が進む前に」なるべく早い段階で行う方が日持ちする上に、美味しく冷凍保存できるのです。

この事から、さつまいもご飯を冷凍保存するなら「作りたてがベストタイミング」であり、作ってから時間が経てば経つほど、味や風味が落ちてしまいます。

「あ、これは余るかも」と判断したら、すぐに冷凍保存してしまうのが美味しく冷凍保存するコツですよ。

小分けに冷凍保存する

さつまいもご飯を冷凍すると決めたら、一度に冷凍保存する量にもコツがあります。

結論から言うと、ご飯1膳分程度に小分けするのがベスト。


参照:https://kurashinista.jp/column/detail/4712

イメージ画像に白米を使っているように、さつまいもご飯に限らず、ご飯物を冷凍保存する時は共通して言えるコツなので覚えておくと便利です。

一度にご飯1膳分に小分けしておくと、全体をまんべんなく解凍し易くなり、余分な水分も付きにくいのでおすすめです。

保存方法

さつまいもご飯を冷凍保存する時は

  • 温かい状態で保存容器などへ移す
  • ご飯1膳程度に小分けする
  • 詰め過ぎない(ふんわりよそる)
  • 粗熱が取れてから冷凍庫へ入れる

このようなポイントを意識して冷凍保存して下さい。

これは、さつまいもご飯だけでなく「ご飯もの全般」に共通したコツになります。

是非、余ったご飯などでも試してみて下さい。

さつまいもご飯を美味しく解凍する方法

冷凍保存したさつまいもご飯を、後日美味しく食べるには解凍方法にもコツがあります。

美味しく解凍するコツ①1度に1個

家族全員のご飯を準備していると、ついつい電子レンジに冷凍したさつまいもご飯を2個、3個と入れたくなってしまいますよね。

実は、これがNGな解凍法です。

時間効率を求めて、複数個いっぺんに解凍しようとすると、逆にちゃんと解凍出来ていない部分が出来てしまい、美味しく解凍できません。

面倒で非効率に見えますが、小分けした1膳分を1個ずつ解凍した方が結果的に効率よく美味しい解凍方法になります。

美味しく解凍するコツ②解凍モードは使わない

冷凍しておいたご飯を、解凍モードで解凍する人は居ないとは思いますが、さつまいもご飯を解凍する時は「加熱モード」を使いましょう。


参照:https://frozen-lab.eda-mame.jp/basics/microwave-thawing

肉や魚など生鮮食品を解凍する際に使う解凍モードは、時間をかけてゆっくりと解凍するので「ご飯が水分を吸ってしまい」ベチャっとした仕上がりになってしいまいますよ

美味しく解凍するコツ③解凍時間と回数

さつまいもご飯を美味しく解凍するには

  • 600wでおよそ3分程度
  • 1回ではなく2回に分けて解凍する

この二つを意識すると上手に解凍できます。

解凍時間は、電子レンジの出力によって多少の変動はありますが、一度に加熱せずに【2回に分けて】解凍するのがポイントです。

最初に、1~2分加熱したら一度レンジから取り出してさつまいもご飯の様子を見ます。

この時、ラップを外して「別の容器に移して」、かき混ぜてから新しいラップを「ふわっと乗せて」再加熱すると美味しく仕上がります。

ラップをしっかりとかけてしまうと、水分が逃げ場を失ってお米が吸ってしまう事になり、仕上がりが水っぽくなってしまいます。

かき混ぜて別の容器に移す事で、解凍ムラを防止して余計な水分がお米に付かないように出来ます。

さつまいもご飯の冷凍保存:賞味期限

さつまいもご飯を冷凍保存した場合、保存のタイミングによって多少の変動はありますが「1ヶ月程度」は日持ちします。

とは言え、冒頭でも説明した通り「冷凍保存は劣化や腐敗をゆっくり」にしてくれているだけなので、早く消費した方が美味しく食べることが出来ます。

冷凍保存後、およそ1週間を過ぎたあたりから、少しずつ味や風味が劣化すると言われています。

また、長期間冷凍保存すると「冷凍焼け」を起こして、水分が抜けてパサパサで不味いさつまいもご飯になってしまいますよ。

冷凍保存の賞味期限は約1ヶ月ですが、なるべく早めに食べてしまう方が美味しく楽しめます。


参照:https://loft.omni7.jp/basic/0300800000000000

冷凍期間が長かった場合や、冷凍するタイミングが遅すぎた場合、解凍して違和感を感じる事があるかもしれません。

【食べない方が良いケース】

  • 解凍したご飯が糸を引いた
  • カビが生えている
  • 酸っぱいニオイや味がする
  • 食べた時に苦味や酸味を感じる
  • 明らかに変色している

もし、冷凍したさつまいもご飯を解凍した時に、これらの違和感を感じた時は、無理に食べないで処分してください。

冷凍保存中は、腐敗が進みにくいですが、保存前に混入した雑菌の繁殖や、冷凍庫をひんぱんに開け閉めして温度が一時的に上昇するなど、様々な要因から腐敗してしまう事もあります。

冷凍保存は絶対に安全な保存法では無いので、過信せずに違和感を感じた場合は潔く捨てて下さいね。

さつまいもご飯は冷凍できる?:まとめ

さつまいもご飯は冷凍出来ますし、むしろ悪くなってしまう前になるべく早く冷凍保存すべきです。

今回お伝えした冷凍保存のコツをまとめると

  • 冷凍するなら早い方が良い
  • 冷凍時は小分け(1膳分程度)に
  • ギュッっと詰めずにふんわりと温かい内に
  • 解凍は1個ずつ
  • 加熱モードで解凍する(目安時間は600wで3分)
  • 2回に分けて解凍する
  • 1度目の加熱後、器とラップを替えて再加熱

このような事に気を付けると、上手に冷凍保存・解凍が出来て後日も美味しく頂く事が出来ます。

また、冷凍保存した場合「およそ1か月」は日持ちしますが、解凍した時に違和感を感じた時は食べないようにして下さい。

繰り返しになりますが、冷凍保存は万能ではなく、様々な要因によって腐敗が進んでしまうケースもあるので、なるべく早く美味しい内に食べきってしまいましょう♪

当記事が、皆様の生活に少しでも役立てば幸いです。

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