梅干しを食べ過ぎると健康に悪い?下痢や腹痛など病気になるって本当?

梅干しってついパクパク食べてしまいますが、腹痛になったり病気になったりと食べる量によっては健康被害を招くと噂をされています。

そこで今回は、

  • 梅干しの食べ過ぎで引き起こされる健康被害
  • 梅干しの食べ過ぎの症状別の対処法

を詳しく見ていき、気になる噂の真相に迫っていきます。

梅干しを食べすぎると健康に悪い?どんな症状が起きるのか

梅干しに限らず、どんなに健康に良いとされる食品でも「適切な量」を超えれば健康に悪影響を及ぼすものです。

梅干しを食べ過ぎると、どのような症状がでるのか紹介します。

梅干しの食べすぎによる症状①下痢や腹痛

梅干しの食べ過ぎによって下痢や腹痛を起こす場合があります。

しかし、梅干しを食べすぎる事で下痢や腹痛を起こす理由は、明確に解明されていないのが現状です。

詳しくは後述しますが、梅干しの食べ過ぎと健康被害の関係性で最も危険性が叫ばれるのは「塩分」の過剰摂取です。

ところが、塩分の過剰摂取と下痢や腹痛には因果関係がほとんどありません。

梅干しの食べ過ぎで、下痢や腹痛を発症する原因で有力とされる説は、梅干しに含まれるクエン酸やカテキンなどの過剰摂取。

明確に、クエン酸やカテキンが腹痛や下痢を引き起こしていると立証された訳ではありませんが、過剰摂取で必要以上に胃腸の働きが活発になり、胃酸過多や消化不良を引き起こすのではないかと考えられています。

梅干しの食べ過ぎで、必ずしも下痢や腹痛を引き起こす訳ではなく、多めに食べても何ともない人もいれば、少し食べただけでもお腹がゆるくなる、という方もいるようです。

梅干しを少し食べただけでも下痢や腹痛を起こしてしまう方は、体質的に梅干しを受け付けない(アレルギーなど)可能性もあるので、食べるのは控えた方が良いでしょう。

梅干しの食べ過ぎによる症状②浮腫(むくみ)や水太り

梅干しの食べ過ぎ、言い換えれば塩分の摂り過ぎによって浮腫(むくみ)を引き起こす事があります。

梅干しの食べ過ぎによる浮腫は、塩分過剰摂取が原因で引き起こされます。

毛細血管内圧上昇や水とナトリウムの貯留など、医学的にも塩分を原因としたむくみは立証されています。

端的に言えば、濃くなり過ぎた塩分を水分で薄める=むくみとなります。

水分で薄めようと身体が反応すると、喉が渇き水分を多く摂取する事に繋がります。

しょっぱい食べ物や、味が濃い食べ物を食べると無性に喉が渇いた経験はありませんか?

梅干しの過剰摂取で塩分過多になると、水分を摂り過ぎて水太りする事もあるので注意が必要ですよ!

梅干しを食べすぎた時にはどう対処すべき?治す方法を紹介!

梅干しの食べ過ぎで下痢や腹痛を起こした時の対処法

梅干しの食べ過ぎで下痢や腹痛を起こした時は、素直に胃腸薬や整腸剤を服用する事が最も適切な対処法です。

参照:https://stoppa.lion.co.jp/occasion/everyday/office.htm

梅干しの食べ過ぎによる腹痛や下痢は、前述の通り明確な原因が解明されていません。

体質やアレルギーの疑いもある事から、繰り返しになりますが梅干しで腹痛や下痢を引き起こす方は「食べない」という対処法も検討すべきでしょう。

梅干しの食べ過ぎでむくみが起きた時の対処法

梅干しの食べ過ぎでむくみを生じた時は、原因がはっきりしているため対処法も明確になってきます。

医学的な対処法としては、利尿剤の投与などでむくみを解消する処置を取ります。

利尿薬の投与は血中の塩分を尿として体外へと排出し、血圧を下げる作用がありむくみに効果的な治療です。

上記の作用を考えると、利尿作用の高いコーヒーや紅茶などで水分を補う事で、むくみに一定の効果が期待されます。

ただし、カフェインを含むため胃腸に刺激を与える事になるので注意も必要となります。

カフェインが気になる場合は、麦茶などで水分を補うと良いでしょう。

梅干しを食べすぎると病気になるのは本当なのか。

梅干しの食べ過ぎで病気になる、本当でしょうか?

結論から言えば、梅干しに含まれる「塩分」の過剰摂取は病気リスクを高める要因となり得る、と言えます。

塩分過剰摂取によって引き起こされる病気としては

  • 高血圧症
  • 動脈硬化
  • 脳卒中
  • 心臓病
  • 認知症
  • 腎不全
  • 胃がん
  • 骨粗しょう症

などがあります。

塩分過剰摂取は、上記のように様々な病気リスクを引き上げるため、梅干しの食べ過ぎには注意が必要です。

ちなみに、無性に梅干しが食べたくなる!という方は病気なのかな?と不安になる事もあるかと思いますが、梅干しに含まれる成分に依存性が高い成分は無く、梅干しが無性に食べたい=病気とはなりませんのでご安心を。

梅干しが無性に食べたくなる時に考えられる要素は、

  • 妊娠などによる一時的な味覚の変化
  • 身体が疲れている時

などが考えられます。

梅干しが好きで仕方がない方や、無性に食べたくなった時、一日に何個までが適正量となるのか、次項で解説しますね。

梅干しは1日に何個であれば健康に効果的なのか?

参照:https://www.hakatanoshio.co.jp/contents/basic-pickles/page_248.html

一日に食べる梅干しの適正量は、塩分濃度や大きさにもよりますが【1日1個】、多くても2個にしておくべきです。

理由はやはり「塩分」です。

厚生労働省が2015年から一日あたりの塩分摂取量の目安を生活習慣病予防の観点から引き下げ、警鐘を鳴らしています。

  • 18歳以上の男性は9.0gから8.0gに変更
  • 18歳以上の女性は7.5gから7.0gに変更

厚生労働省「日本人の食事摂取基準」2015より。

厚生労働省の塩分摂取量引き下げも考慮すると、梅干しは1日1個が望ましいと言えるでしょう。

梅干しの塩分含有量はおよそ「1~2g/1個あたり」が平均値。

梅干しの種類によっては、1個で3gや5gの塩分を含む事もあります。

塩分含有量だけを見ると、梅干しを食べるのが怖くなってしまいそうですが、梅干しに含まれる塩分やクエン酸などの有機酸群が身体に良い事も確かです。

梅干しに含まれるクエン酸は疲労回復効果や美肌効果があり、多量の汗をかき塩分不足になりがちな夏場などの塩分補給にも効果的です。

梅干しを1日1個食べて、毎食時の塩分摂取量を控えて目標値に近づける事で健康に効果的な食生活を送ることが出来ますよ♪

梅干しを食べ過ぎたときの影響まとめ!

梅干しを食べすぎると、健康に悪影響を及ぼす噂の真相は本当でしたね。

その一方で、梅干しの食べ過ぎが原因で下痢や腹痛を起こす理由については、いまだ明確な立証がされておらず、謎の部分もあります。

記事内でも触れていますが、梅干しでお腹が痛くなったり下痢になる場合は、体質的に梅干しが合わない・アレルギー反応を起こしている可能性も考えられるので、不安がある場合は食べないようにした方が無難です。

適切な量を食べる分には、健康維持に役立つ梅干し。

是非、節度を持って美味しく梅干しを食べて健康な身体づくりに役立ててくださいね。

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