独特の食感と自然な甘みが特徴の干し柿って美味しいですよね。
古くから伝わる、伝統的な保存食というイメージがありますが、保存の方法が悪いとすぐに「カビてしまう」事があるんです。
今回は、干し柿についてしまったカビの見分け方をお届けします。
パッと見で判別しにくい干し柿のカビを、画像などで判り易く紹介するので、干し柿の状態を見極める参考に役立ててください♪
目次
干し柿のカビ:白っぽい場合
早速、干し柿がカビたかも?という様々なケースを紹介していきます。
まず最初に紹介するのは、恐らく干し柿をあまり見慣れていない人がギョッとする白い干し柿についてです。
干柿は正常でも白くなる事がある
参照:https://daidokolog.pal-system.co.jp/recipe/2743
ご存知の方も多いかもしれませんが、上記画像の様に「白い物がビッシリ」ついた干し柿は正常です。
白い物の正体は、干し柿の糖分が表面に出てきて結晶化したもの。
中国ではこの白い粉を柿霜(しそう)と呼び、生薬として使う事もあるそうですよ。(淡を切る効果)
干柿に白カビが発生した場合
前述の柿霜なら、全く問題がありませんが白カビが生える事で白っぽい場合もあります。
参照:http://blog.goo.ne.jp/tako-si/e/05a7a261ed8f4410b6cd52ac726208bd
参照:http://kazuchan0904.blog.fc2.com/blog-entry-864.html?sp
白カビが生えてしまった場合は、味が落ちてしまう事があります(カビ臭さを感じる)。
見分け方として、柿霜の場合は触るとザラザラとした粒子状なのに対して、白カビの場合はフワフワしています。
見た目でもフワフワ感は判るので、白っぽいフワフワした物が干し柿についていたら白カビと判断できます。
白カビが生えた干し柿は食べれるのか
白カビが生えてしまった干し柿は、食べる事は可能です。
白カビが生えた部分を除去してから食べて下さい。
ただし、前述の通りカビ臭さを感じたり味が落ちている可能性もあります。
また、万が一白カビを食べてしまった!という場合でも慌てなくて大丈夫です。
白カビは仮に食べてしまっても、胃で消化されてしまうため、重篤な健康被害は及ぼしません。
干柿のカビ:黒っぽい場合
続いて、干し柿が黒っぽい場合について紹介します。
干柿が黒っぽく変色した!
参照:https://www.kyounoryouri.jp/recipe/22056_%E5%B9%B2%E3%81%97%E6%9F%BF.html
特に柿霜が付いていない(柿本来の色味が強い)干し柿でよく見られる現象で、日が経つにつれて画像のように黒っぽく変色する事があります。
これも、実は正常な干し柿の反応で全く問題ありません。
干柿にはお茶に多く含まれることで知られるタンニンが含まれます。
このタンニンは、空気に触れると黒っぽく変色する性質があるので、黒い物の正体は干し柿に含まれるタンニンの塊という事になります。
全体または部分的にじわ~っと黒く変色していても、問題なく食べれますので安心してください。
続いて、安全とは言えない変色も見てみましょう。
黒い斑点が出た!
参照:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12197913837
上記画像とタンニンで黒くなった干し柿を見比べてみて下さい。
明らかに、変色に違いがある事に気付くと思います。
画像の様に、斑点状やまだらに黒っぽく変色していたら「黒カビ」が付いてしまっています。
白カビ同様、味が劣化している事が考えられるので、最悪の場合は処分した方が良いかもしれません。
黒カビが生えた干し柿は食べれるのか
結論から言えば、食べれなくも無いのですが、やはり美味しくないのでおすすめは出来ません。
黒カビも、食べてしまったからと言って重篤な症状は引き起こしにくいと言われていますが、食べないに越した事はないです。
部分的に黒カビが発生している場合は、その部位を除去してから食べて、全体に広がってしまっている様なら捨てるという決断も必要です。
干柿のカビ:青や緑っぽい場合
最後に、干し柿が青っぽい・緑っぽい場合について紹介します。
最初に結論から言えば、これらの場合は「青かび」が発生しています。
正常な干し柿なら、青や緑に変色する事は無いので注意してください。
参照:https://blog.goo.ne.jp/harukaze-sayaka/e/55c164d9c94bee95888c93d4c8ac1dda
参照:http://scrapbook.style.coocan.jp/blog/archives/2009/11/14/
参照:https://yaseteyokatta.com/4509.html
青カビが干し柿に付くと、青っぽかったり緑がかった色に変色します。
斑点状に付着したり、全体が変色したりと、様々なケースで発生しますが、明らかに色がおかしいと感じた干し柿は食べない方が無難です。
青カビが発生した干し柿も、味の劣化が見られます。
他のカビ同様に、カビた部分を除去すれば食べられない事もありませんが、無理に食べる必要は無いのでひどい場合は処分しましょう。
万が一食べても、他のカビと同じく胃で消化されるので、大きな健康被害をもたらす事はありません。
干柿のカビ:まとめ
干柿の場合、正常であっても白い粉(柿霜)の発生や黒く変色(タンニン)してしまうため、判断に迷う事もあると思います。
どのカビでも、食べてしまったからと言って重篤な健康被害はありませんが、全くの無害とは言い切れないのでなるべく食べないようにして下さい。
今回紹介した画像を参考に、カビなのか違うのかを見極めて、安全で美味しい干し柿を楽しんでくださいね。
当記事が少しでも皆様の生活に役立てば幸いです♪
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