とうもろこしを食べすぎると起こる症状は何?大人と子供への影響を解説!  

甘くて美味しいとうもろこしは小さい子供から大人までみんな大好きな食べ物ですよね。

美味しいからといってついつい食べ過ぎると、お腹が痛い気が…そんな経験をした人がいるかもしれませんね。

とうもろこしの食べ過ぎでどうして腹痛が起こるのか?食べ過ぎると他にどんな症状が出るのか?食べる目安量はあるの?そんな疑問についてまとめてみました!

とうもろこしの食べ過ぎで起きる影響はなに?

これからの時期、アウトドアでキャンプやBBQをやる人ならとうもろこしを食べる機会も多くなりますね。

食べ過ぎでお腹が痛い!とならないように、まずはとうもろこしの食べ過ぎがどんな影響を起こすのか?について、1つずつ確認していきましょう。

とうもろこしの食べ過ぎで腹痛になる?

とうもろこしの主成分は約7割が炭水化物という比較的カロリーが高い食品で、実は食物繊維も多いのです。

トウモロコシの可食部は約150gですが、食物繊維量は100gあたりで約3g。

これは便通に良いとされるサツマイモよりも多い数値です。あまり知られていないので、何だか意外ですね。

ところで、一口に食物繊維といっても、種類があることを皆さんご存知でしょうか?

食物繊維には水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けない「不溶性食物繊維」に分けられます。

私達になじみ深いのはサツマイモやゴボウなどの不溶性食物繊維が真っ先に思いつきます。

では、それぞれがどんな役割を持つかも合わせて確認しましょう。

水溶性食物繊維

腸内で水に溶けて粘着質なゼリー状になり、ゆっくり移動しながら便を排出してくれます。

移動スピードも遅い分、腹持ちが良く、糖質の吸収も緩やかにする効果もあります。便を柔らかくしたり、整腸効果も期待できます。

わかめや昆布などのねばねばした食品やこんにゃく、大麦などに多く含まれています。

不溶性食物繊維

腸内で水に溶けずに水分を吸収しながらふくらみ、腸を刺激しながら蠕動(ぜんどう)運動を活発化させ便通を良くします。

とうもろこしなどの穀物、ゴボウやさつまいも、甲殻類にも含まれます。比較的筋っぽく繊維質な食品に多く、とうもろこしでは粒の皮部分がこれに当てはまります。

食物繊維といっても種類や役割の違いがあると分かりましたね。

では、本題のとうもろこしの食べ過ぎが腹痛を招くのか?という理由にうつりましょう。

結論からいえば、人によっては食べ過ぎると腹痛になる可能性はあります。これは各個人の消化能力と不溶性の食物繊維量が大きく関係しています。

とうもろこしの不溶性食物繊維は水溶性食物繊維の約8倍。

つまり、ほとんどが水に溶けず、お腹で膨張している、ということになりますね。

そのため、元々消化不良を起こしやすい人がとうもろこしを大量に食べると、消化がうまくいかずに下痢を引き起こしてしまいます。

例えばお酒や食べる量が多い人や偏食、冷たい物を飲むとお腹がゆるくなる人はこのタイプに当てはまるので要注意。

また、運動不足な人も消化不良を引き起こしやすいタイプと言えるでしょう。

一方で、とうもろこしの食べ過ぎで便秘を引き起こす人もいます。

何だか両極端な症状な気がしますが、これも同様に腸の動きが関係しているんですね。

一般的にストレスや緊張によって引き起こされる「痙攣性便秘」の人が発症しやすいとされています。

痙攣性便秘とは緊張・ストレスで腸が過度な痙攣を起こすことで、うまく便が下がっていかない現象です。

腸内は便秘で狭くなっている状態なのに、そこへ水溶性食物繊維を大量に摂ると、ふくれあがり便の通り道がなくなって、さらに便秘を悪化させるケースも。

この場合、食物繊維を摂るなら、こんにゃくなど水溶性食物繊維が多く含まれた食品を選んだ方が負担もかかりません。

食物繊維といっても、摂取時は効用やバランスを正しく理解することが大切です。

消化能力が低く胃腸が弱い人、ストレスや緊張を抱えやすい人は摂りすぎると、本来の良い効果を実感できません。

自分も当てはまるかも!という場合は、食べ過ぎには注意しましょう。

とうもろこしの食べ過ぎは病気になる?

どんな食品でもそうですが、食べ過ぎると体を壊す原因になりえます。

というのも、一つの食品を食べ過ぎると摂取できる栄養源が偏ってしまうから。

お米が好きだからといってお米だけを大量に食べていたら、糖質ばかりが増えて、ビタミンや鉄分など必須栄養源が摂取できませんよね。

また、食品は食べ合わせ次第で吸収率を上げたり栄養価を高められます。

このことからも、単体で食べるよりも、掛け合わせて食べた方が良いと分かりますね。

私達は日頃から何気なく食品それぞれが持つ栄養素を組み合わせながら、栄養を上手に取り入れ、活動エネルギーにかえています。

今回でいえば、とうもろこしは比較的高カロリーな食材で、1本食べると140kcal前後。

これは子供用茶碗1杯に相当します。

極端な話ですが、とうもろこしが好きだからとって主食として毎食3本食べていたら、三食(9本)で1260kcalです。

元々の栄養素は決まっているので、カロリーだけが増えて他の栄養素を十分に摂取できません。

数日で体内状況が変わるわけではありませんが、偏食が継続すれば、その分色々な病気へ近づいていることは否めませんね。

塵も積もれば山となる、という言葉通りです。やはり、どんな食品でも食べ過ぎは良くないと言えます。

とうもろこしは2本だと食べ過ぎになるの?

食べ過ぎは色々なマイナス面があると分かったけど、好きな人ならやっぱり食べたくなる気持ちもありますよね。

実際何本なら食べてよいか、目安を知っておけば、びくびくする必要もありません!

そこで、一般的な1日のカロリーと食物繊維の摂取基準量から1日に食べてよい本数を考えてみましょう。

厚生労働省が発表した『日本人の食事摂取基準(2015年度版)』を見てみると、18~69歳までの男性で1日あたり20g以上、女性で18g以上が目安です。

引用元:日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要

とうもろこし1本あたりの食物繊維量は約3gなので、男性で約7本、女性なら約6本食べて良いことになります。

仮にこの本数を主食や間食として食べたとすれば、当然他のおかずやご飯からも食物繊維が自然と摂取されますので、この数値にプラスされますね。

一般的な消化力を持った人であれば1日や2日なら、とうもろこしを1日6本ないし7本食べたとしてもおそらく問題ないと思いますが、やはりお腹がゆるい人や消化が苦手な人だとお腹を壊す可能性が出てくるかもしれません。

個人差も大きいですが、あくまで食物繊維量のみで考えた結果だとこの本数が目安になりますが、最後は自分の腸と相談ですね…!

次にカロリーから考えてみましょう。

年齢や運動量(レベルⅠ~Ⅲ)から算出してカロリーを見ていきます。

引用元:日本医師会

例えば、18~29歳の男女を例にして考えてみましょう。

通勤通学が必要なデスクワークの仕事をしている人の運動量レベルⅡで仮定しました。

この場合、女性なら1日1950Kcal前後、男性なら2650kcal前後が目安になります。(※身長や体重によっても異なりますが、ここでは簡略化して考えています。)

同様の運動量で30~49歳の女性なら2010Kcal前後、男性なら2670kcal前後の摂取が良いとされています。

女性の場合は妊娠中や授乳中はこれより多少増えるようです。

先に話した通り、とうもろこし1本は約140kcalなので、これを3本食べたとすれば420kcalですね。

3~4本食べるのは問題なさそうですが、他にもおかずやご飯を食べるなら1日の摂取基準量が多くなる可能性があるので、食べ合わせを工夫した方が良いですね。

では、カロリーや食物繊維量も含めて総合的に考えるなら、多くても3~5本で抑えておくのが無難でしょうか。3本ならカロリー410kcalで食物繊維量は9g前後。ほかの食事を調整すれば害の出る数値ではありませんね。

とうもろこしの子供の食べ過ぎは影響がある?

今までは大人の場合で目安の本数を考えてきました。

では、子供の場合はどうなのでしょうか?年齢別に考えていきます。

1歳〜2歳のとうもろこしの食べ過ぎの影響は?何本なら大丈夫?

1歳から2歳はまだまだ大人と比べて胃が小さく、消化管は未発達なので消化能力も高くありません。

小さな子供がおやつ(間食)を必要とするのは1回に摂取できる量が少なく、朝・昼・晩の食事では栄養を補えないという背景があるからなんですね。

体格や成長度合いなど個人差も大きくなる年代なので、残念ながら一概にはっきりした本数は言えません。

もちろん、大人と同じように食べていてはお腹を下したり、うまく消化できないために便にそのまま出てきてしまうこともあります。

1本を何等分かに分けて、時間間隔をあけた上で与えた方が安心です。

それでもとうもろこしが大好物!というお子さんもいますよね。

そんなときは、繊維質が多い粒の皮は取り除き、実の部分だけを調理した料理がオススメ。

とうもろこしによる消化不良は主に不溶性の皮部分がほとんどの理由を占めます。

裏ごしして皮を取り除いたものであれば、消化不良も起こりづらくなりますよ。

子供(小学生)とうもろこしの食べ過ぎの影響は?何本なら大丈夫?

では続いて、少し成長した小学生を例に考えてみましょう。とはいっても、小学生でも1年生と6年生では全然違いますよね。

いわゆる成長期の真っただ中なので、学年が上がるごとに食べる目安量が変わるのも自然なことです。

ここでも先ほど紹介した厚生労働省の『日本人の食事摂取基準(2015年度版)』を参考にしましょう。

小学1年生に該当する6~7歳は男の子で1日当たり11g以上、女の子で10g以上が目安です。

小学6年生に該当する11~12歳は男の子で13~17g、女の子で13~16g以上が基準になっています。

この数値だけで考えた場合、小学1年生でとうもろこしは1日上限3本、小学6年生では1日5本上限として留めておいた方が良さそうですね。

あくまで摂取基準の数値から見た目安本数になるので、体が未発達なことを考慮すると、これよりも少ないに越したことはありません。

1~3本に留めておき、食育の観点から色々な食材をバランス良く食べて栄養を摂取するのがベストです。

また、低学年になるほど、体の出来上がりも不十分です。食事やおやつとして出す時は、消化不良を防止するためにも切り分けたものを小分けにして与えてあげるようにして下さいね。

とうもろこしを食べ過ぎると起きる症状は何?まとめ!

・とうもろこしを食べ過ぎると、人によっては消化不良や腹痛などのトラブルを引き起こす

・消化不良は不溶性の食物繊維量と個人の消化能力が大きく関わる

・単体での過剰摂取は栄養バランスが乱れ、体調を損なう可能性あり

・毎日でなければ大人は3~5本、こどもは年齢に応じて1本~5本が許容本数

・おかずやおやつの1つとして適量を食べるのがベスト

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