スイカの食べ過ぎの症状まとめ!太る影響や下痢やむくみなどへの対策も

夏の到来を感じる果物(野菜)と言えばスイカ。

美味しくてついつい食べ過ぎちゃいますが、どんな食べ物でも「食べ過ぎ」は体に悪い影響を及ぼします。

そこで、今回はスイカを食べ過ぎて起きる症状をまとめて紹介します。

スイカの食べ過ぎで起きる症状

冒頭でも触れたように、どんなに体に良いとされる食べ物でも過剰に食べれば逆効果です。

スイカに含まれる健康成分は、あまり知られていませんが実に豊富でアンチエイジングにも効果がある優れた夏の食べ物です。

そんな身体に良いスイカですが、食べ過ぎれば以下のような症状に悩まされる事もあるので、くれぐれも食べ過ぎないように注意しましょうね。

スイカの食べ過ぎで起きる症状① 下痢や腹痛

スイカを食べ過ぎると起こる症状の一つに、下痢や腹痛があります。

スイカには豊富な水分が含まれているため、体を冷やしてくれる効果があります。

しかし、過剰に食べてしまうと体を冷やす効果によって、腹痛を起こす場合があります。

水分の過剰摂取に繋がる為、下痢の症状が出る場合もあります。

水分を豊富に含むウリ科の植物は、体を冷やす効果があり夏場に適した食べ物です。

キュウリなども身体を冷やす効果を持った野菜ですが、喉が無性に乾くから・美味しいからと言って、スイカやキュウリを食べ過ぎると腹痛や下痢で蒸し暑いトイレに籠るハメになるので注意しましょうね。

スイカの食べ過ぎで起きる症状②脱水症状

スイカにはカリウムという成分が豊富に含まれています。

スイカ可食部100gに対してカリウム含有量は120mgと、非常に豊富なカリウムを含むことから、高い利尿効果をもたらします。

デトックス効果や塩分を摂り過ぎた場合の、血圧正常化などに役立つカリウムですが、過剰摂取をした場合は脱水症状に繋がる危険性があります。

脱水症状を引き起こす原因は、まさにカリウムがもたらす「利尿効果」によるもの。

カリウムを過剰摂取すると、利尿効果が高まり過ぎる事で必要以上に水分を体外へと排出してしまい、結果的に脱水症状を引き起こす事があるので、食べ過ぎには注意しましょう。

また、全ての人に当てはまる訳ではありませんが、カリウムの過剰摂取には最悪の場合”死”に繋がりかねない重篤な症状を引き起こす事があります。

続いては、カリウムの過剰摂取が引き起こす高カリウム血症について解説します。

スイカの食べ過ぎで起きる症状③高カリウム血症(条件付)

高カリウム血症という病気が引き起こす症状は

  • 手足のしびれ
  • 倦怠感
  • 吐気
  • 腹痛
  • 下痢
  • 不整脈
  • 動悸

などがあり、重篤な症状の場合は

  • 呼吸麻痺
  • 心肺停止

など、死に至るケースまであり得る怖い病気です。

高カリウム血症を引き起こす原因は、カリウムを多く含む食品の過剰摂取なので、スイカの食べ過ぎは高カリウム血症を引き起こしかねません。

驚かせてしまいましたが、健康な方が高カリウム血症を突然発症する危険性はほとんどないので安心してください。

本来、健康な身体であればカリウムを過剰摂取しても尿として体外へと排出されるため、カリウムが血中に溜まる事はありません。

しかし、腎機能障害を起こしている方は注意が必要です!

腎臓機能が低下している方は、体外へうまく水分を排出出来ないため、カリウムを過剰に摂取すると、体内で蓄積して高カリウム血症を引き起こす場合があります。

重篤な腎機能障害を抱えている方は、医師からもカリウムを多く含む食品を控えるように指導を受けていると思いますが、軽度の腎機能障害の方でも、スイカは食べ過ぎないように心がけましょう。

スイカを食べると太るのか?

甘いスイカは、つい食べ過ぎてしまいますが、食べ過ぎで不安になるのは何も病気ばかりではありません。

単純に、スイカを食べすぎたら太るのかな?と思う事もありますよね。

太る事を気にしている方を強く後押しするべく、「スイカは太らないよ!」と断言したいところですが、結論から言えば食べる量によっては太る事もある、となります。

ガッカリした方の為に付け加えますが、スイカは低カロリーな食べ物で水分を多く含む事から【太りにくい食べ物】である事は確かです。

スイカ100g(スイカ一切れ相当量)のカロリーは、およそ37kcalと低カロリーなのに食べごたえのある太りにくい食べ物となっています。

もちろん、一度にスイカ丸ごと一個食べるなどという暴挙に出れば、いかに低カロリーと言えども太る事はありえるため、スイカは太らない!と断言が出来ないだけです。

甘いスイカは糖質も含みますが、スイカ一切れに含まれる糖質量はおおよそ9.2g程度。

同じ量のショートケーキが43.0gの糖質を含む事を考えても、デザートを食べる習慣がある方は、スイカに置き換えるとダイエット効果まで期待できると言えます。

一度に何切れ食べると適正量で、どこからが食べすぎなのかが気になりますが、政府発表の「食事バランスガイド」の適正量と照らし合わせて考えた場合は【一日/スイカ2切れ】が適正量となります。

より詳しくはこちらで解説してるので、合わせて読んで見てください^^

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2019.05.28

スイカの食べ過ぎとむくみの関係性

スイカには水分が多いから、食べ過ぎるとむくみの原因になると噂される事があるようです。

結論から言えば、逆です。

スイカに含まれるシトルリンやカリウムの働きにより、血管拡張効果や利尿効果が期待できるため、スイカはむしろ「むくみを解消」してくれる効果があります。

当然、過剰摂取をすると紹介した下痢や腹痛、さらには脱水症状などに繋がる為、節度を持って食べるべきですがスイカの食べ過ぎでむくみを生じる事は考えにくいので安心して大丈夫です。

スイカの食べ過ぎに注意すべき人もいる

スイカは健康効果の高い、夏に有用な食べ物ですが食べることを控えた方が良い方もいます。

腎臓に機能障害を抱えている

まず、すでに触れていますが腎臓が悪い方はスイカを食べる事に対して注意が必要です。

理由については前述していますので、割愛しますね。

妊娠中の方

身体を冷やす効果があるスイカは、妊娠中の方も食べる量を制限する方が良いでしょう。

特に妊娠初期は不安定な時期という事もあり、不必要に身体を冷やす可能性があるスイカの過剰摂取は控えましょう。

合食禁(がっしょくきん)

合食禁とは、いわゆる「食い合わせ」の事です。

水分を豊富に含むスイカと、油分を多く含む食べ物の組み合わせはタブーです。

有名な食い合わせとして、天ぷらとスイカの食い合わせは下痢や消化不良を引き起こします。

油っぽい食べ物を食べる前後では、スイカは控えた方が無難ですよ。

粘膜疾患を抱えている時

簡単に言えば、喉が炎症を起こしている時や口内炎が出来ている時

スイカの利尿効果で水分を失ってしまうと、粘膜の回復が遅くなる事がありえます。

スイカにはビタミンCやリコピン、βカロテンなど免疫力向上やアンチエイジングに高い効果を発揮する成分も多く含まれるため、適量であれば逆に回復を早める効果も期待できます

スイカの食べ過ぎの症状まとめ

スイカを食べ過ぎると

  • 下痢や腹痛
  • 脱水症状
  • 腎機能に問題がある方の場合は高カリウム血症

などを引き起こす場合があります。

逆に、適切な量を食べる事で様々な健康効果が期待出来る優れた夏の食べ物でもあるため、一日2切れ程度を目安に食べすぎに注意してスイカを美味しく頂きましょう♪

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