食材置き場スペースの奥深くに眠る缶詰。
日持ちするからと、つい使わずにいるとイザ使おう!と思った時に賞味期限切れだった・・なんて事ありませんか?
そこで今回は、トマト缶の賞味期限について
- トマト缶の賞味期限の見方
- 未開封と開封後の日持ち
- 賞味期限が切れた時の見極め方
これらを中心にお届けします。
目次
トマト缶の賞味期限を確認しよう
まずは、最も基本的な事。
トマト缶の賞味期限の記載場所と読み方を確認しましょう。
賞味期限の記載場所
トマト缶は、日本製だけでなく海外からの輸入品も多いため、賞味期限の記載場所が一定では無い事があります。
しかし、見るべきポイントはたった3ヵ所です。
- 缶の蓋面部
- 缶の底面部
- 張り付けられているラベル
この3ヵ所のいずれかに必ず賞味期限が記載されています。
例えば、デルモンテのトマト缶などは賞味期限が判りにくいというユーザーの声を反映して、ラベル部分に記載するようになっています。
参照:https://www.kikkoman.co.jp/customer/voice/voice03.html
賞味期限の読み取り方
続いて、賞味期限の読み取り方です。
日本語でラベルなどにしっかり記載されていれば、困る事はありません。
では、これはどうでしょうか?
参照:https://oshiete.goo.ne.jp/qa/10880247.html
答えは、2019年の08月が賞味期限という記載です。
私たち日本人は、左から右へ読むクセがついているため、逆から記載されていると「あれっ?」となりがちなので注意しましょう。
日本製のトマト缶の場合は、大抵が
参照:https://engryouri.net/cook/1374
このように、年・月・日と記載されているので安心です。
記載方法が異なる場合や、ラベル側に記載されている場合は、判りにくい事があるのでしっかり確認するようにしましょうね。
未開封と開封後の日持ちについて
トマト缶は未開封時と開封後で日持ちがどのように違うのでしょうか?
結論から言えば、トマト缶は未開封時と開封後では【全くの別物】と考えるべきです。
未開封時は、よほど劣悪な環境(直射日光に当て続けるなど)で保管しない限り、賞味期限に記載されているまでは確実に日持ちします。
しかし、一度開封したトマト缶となれば話は別です。
トマト缶に限った話ではなく、缶詰の食品全般に共通する特徴として「開封後は保存期間が短く」なります。
特に、トマトの様な酸性を示す食品は缶との相性が悪く、開封後はすぐに劣化します。
未開封時は、空気に食材が触れないため「酸化」しませんが、開封すると空気に触れて酸化が始まります。
また、缶詰に入れる前に殺菌目的で加熱処理されている点も、日持ちしない理由の一つです。
加熱処理を施した食材は組織が壊れやすく、通常のトマトに比べると傷みやすいのです。
トマト缶を開封する際は、使い切る事が一番ですが、どうしても残ってしまう場合は、密閉出来る容器などに移し替えて冷蔵保存しましょう。
賞味期限切れのトマト缶は食べれるか
缶詰は長期保存が出来る便利な商品ですが、うっかり賞味期限を切らしてしまう事もあります。
賞味期限が切れたトマト缶は食べても大丈夫なのでしょうか?
賞味期限と消費期限
これはご存知の方も多いかと思いますが、賞味期限と消費期限には大きな違いがあります。
トマト缶に記載されているのは”賞味”期限、つまり「美味しく食べられる事を保障する」期限です。
一方、消費期限の場合は「食べても安全を保障する」期限となります。
つまり、トマト缶は賞味期限が多少切れていても問題ないと言えます。
そうなると、気になるのはどれくらいの期間がOKでどうなったらダメなのか?という点ですよね。
食べられないトマト缶を見極める
賞味期限が切れていると、食べるのは不安になります。
そこで、開封前にチェックすべきポイントを紹介するので参考にして下さい。
缶が錆びていないか
賞味期限切れのトマト缶を開封する前に、ラベルを剥がしてみましょう。
もし、このように錆がビッシリと付いていた場合は食べない方が良いと言えます。
参照:https://matome.naver.jp/odai/2143440000563629701/2143440373664566903
缶詰の錆と品質について、「公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会」は以下のような見解を示しています。
缶詰は、湿気の多いところや温度変化の激しいところに長く置くと、ふたの表面がさびてくることがありますが、少々のさびは、中身には全く関係なく問題はありません。
つまり、軽度の錆なら品質には問題が無いという事になります。
しかし、賞味期限が切れていて缶にビッシリと錆が付いている場合は、品質に問題が生じている可能性が高いので食べない方が良いでしょう。
缶の膨張
錆や、何らかの原因で缶詰の中に雑菌が侵入すると、ガスが発生します。
これを見極める為には、缶が膨らんでいないかどうか?を注視しましょう。
参照:http://hanicom-blog.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-c623.html
画像はみかんの缶詰ですが、缶詰は保存状態によってはパンパンに膨れる事があります。
ここまで異常が目視できた場合は、食べる事は無いと思いますが、膨らんでいるトマト缶も食べないようにしましょう。
缶のフタを押してみる
缶詰の長期保存は、「密閉」されている事で成り立っています。
もし、賞味期限の切れたトマト缶のフタを押して「ペコッ」と動いたら要注意です。
通常、密閉状態の缶詰ではフタがペコペコと動く事はありません。
目視では膨らんでいなくとも、フタが動く時はガスが発生している可能性が高まります。
開けてみて異臭・異味がする
上記のチェックをクリアしても、開けて異臭がした場合はダメです。
トマト自体、酸味のある香りですがツンと鼻をつくような臭いがした時は食べない方が良いでしょう。
少量を舐めて、味に違和感を覚えた場合も食べない方が良いでしょう。
賞味期限切れのトマト缶はいつまで食べられる
明確な消費期限が定められていないトマト缶ですが、一体いつまで食べる事が出来るのでしょうか?
賞味期限が切れたトマト缶を食べてみた、という内容でブログを書いている方も多く、中には5年も賞味期限が切れたトマト缶を食べても大丈夫だった方も居ます。
5年賞味期限が切れたトマト缶の中身は・・
参照:https://koichi-s.com/tomatokan/
見た目には全く普通のトマト缶ですが、本来の色からすると少し色が暗くなっている感じがしますね笑
こちらがホールトマト缶の本来の色です。
引用元:https://mi-journey.jp/foodie/51250/
このブロガーさんは、トマト煮として調理して食べたようです
参照:https://koichi-s.com/tomatokan/
味も缶熟されて、旨味が増してるようで美味しかったです。
賞味期限切れの缶詰を見つけたさいは勇気を出して食べて見るのも楽しいですね…
追記:お腹もその後痛くならなったのでよかったです…
お腹を壊す事も無く、美味しく食べれたようですね♪
他にも、オーガニックのトマト缶で1年以上賞味期限が切れたトマト缶を食べた方は
参照:https://ameblo.jp/naoco-queseraco/entry-10837363127.html
オーガニックだったので、若干心配でしたが、わたしは食べても無事?!でした。
やはり、食べても大丈夫!という事でした。
このような実例が実際にあるとはいえ、健康に関する問題なので安易に5年は大丈夫とは言えません。
しかし、少なくとも保存状態が良いトマト缶は、多少賞味期限が切れていても安全に食べる事が出来る、と言えるのではないでしょうか。
トマト缶の賞味期限:まとめ
賞味期限が切れたトマト缶のチェックポイントをおさらいすると
- 錆だらけになっていないか
- 缶は膨らんでいないか
- フタはペコペコ動かないか
- 異臭や異味はしないか
これらに着目する事で、食べれるかどうかの判断材料にすることが出来ます。
賞味期限が切れていても、品質には問題が無い場合が多いですが、やはり健康に直結する問題なので、少しでも違和感を感じた時は食べないようにしましょうね。
当記事が、少しでも皆様のお役にたてば幸いです♪
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