コンビニのタピオカがもちもちしてない!本物との違いや成分(原料)について紹介

普通のタピオカってもちもちしてるのに、コンビニのタピオカはぶにゅぶにゅしてますよね笑

ずっと液体に浸かっていたら本来はダメなはずなのにずっと売られてるし、本当のタピオカじゃないんじゃないの?って思ったことがあるかもしれません。

今回は、コンビニのタピオカと本物のタピオカを成分や原料を含めて比較して違いをお伝えしていきます。

タピオカの正体とは

黒くてプニプニしたタピオカは、すでに定着して市民権を得ていますが「そもそも何なのか?」を知る人は少ないようです。

タピオカの原材料は「キャッサバ」というイモの一種です。


参照:https://taberugo.net/1766

キャッサバは豊富なでんぷんを含み、世界の様々な地域で栽培され、食用としても工業原料としても利用されています。

キャッサバは、グルテンもタンパク質もほとんど含まず、水を加えて熱すると糊化しやすい性質を持っています。

この性質を利用して、食用としてキャッサバを用いる場合は料理の「つなぎ」として使ったり、乾燥させて保存食として使われます。

保存がきくように、糊化させ球状に加工して乾燥させたものが、私たちがよく知るタピオカの正体です。


参照:https://kyoei-foods.shop-pro.jp/?pid=5968660

本来、タピオカパールと呼ばれる球状の乾燥タピオカは、画像の様に白いのですが、カラメルで色を付けて黒くしたものがブラックタピオカ。

つまり、私たちがタピオカと聞いてすぐにイメージするタピオカとは、ブラックタピオカだった、という事になりますね。

タピオカの正体が分かったところで、コンビニのタピオカが偽物なのかについて詳しく見ていきましょう。

コンビニのタピオカに使われる材料

タピオカ入り飲料は、現在ファミリーマートを中心にコンビニ各社で購入する事ができます。

果たして、コンビニのタピオカは偽物なのでしょうか?

コンビニ各社でタピオカ入りドリンクは数ありますが、中でもモチモチ食感で人気のセブンイレブン「もちもち食感タピオカミルクティー」の原材料を見てみましょう。


参照:https://twitter.com/i/moments/958612188238770176

ちゃんとブラックタピオカの表示があり、安心したのも束の間、「コラーゲンペプチド」の文字が入っています。

これは、他のコンビニドリンクも確認した方がよさそうです。

ファミリーマートのタピオカミルクティーはどうでしょうか。


参照:https://chakatsu.com/items/famima_tapioka-milktea/

やはり、コラーゲンペプチドがブラックタピオカに含まれています。

しかも、片隅にはイカスミの文字まで!!

どうやら、コンビニで販売されているタピオカは「純然たるタピオカ」でない事は確かなようですね。

コンビニのタピオカと本物のタピオカの違い

調べていくと、コンビニで使われているタピオカが「純然たるタピオカ」では無い事には大きな理由がある事が判りました。

それは、タピオカは冷えると固くなる性質があり、コンビニで取り扱うには不向きだったという事です。

本場の台湾では、お店や露天でお客に提供する事から、タピオカ100%のブラックタピオカを使えますが、長期保存が絶対条件のコンビニではそのまま扱う事が出来なかったのです。

そこで、食品会社がコンビニでも扱えるように、タピオカの食感を長期的に保つ製造法を考案しました。

この製造法は特許も取得しており、現在日本で流通しているコンビニのタピオカドリンクで実際に使用されています。

これこそが、タピオカにコラーゲンペプチドが含まれる理由となっているのです。

特許の概要を見ると、蒟蒻マンナンなども配合する事で、タピオカのモチモチ感を長期的に保てる事などが記載されています。

詳しい特許内容が見たい方はコチラからどうぞ。

ブラックタピオカ100%使用を「本物」とするなら、コンビニのタピオカは偽物という事になってしまいます。

違いは、製造方法で使用されるコラーゲンペプチドや加工澱粉の有無です。

コンニャク由来の加工澱粉が入っている事もあり、本物に比べると食感が劣るため、コンビニのタピオカは不味いと感じる人や偽物だと感じる人がいるのです。

しかし、この違いはコンビニで販売するための「苦肉の策」で、私たちを騙そうとして偽った訳ではないのです。

コンビニのタピオカには偽タピオカもある

ブラックタピオカ(でん粉、コラーゲンペプチド)と、原材料に記載されているコンビニ飲料は、厳密に言えば偽物かもしれませんが、基本的にはタピオカです。

しかし、中には偽タピオカもあるので気になる方は、原材料名の記載をよく確認してみましょう。

例えば、2年ぶりに復活したファミリーマートの「タピオカミルクティーフラッペ」ですが


参照:https://www.family.co.jp/goods/cafe/0212700.html

ブラックタピオカに、タピオカでん粉だけでなく、こんにゃく粉や寒天を使っている事をしっかり表記しています。

これは、主成分自体が混ぜ物で偽タピオカと言われても仕方が無い訳ですが、原材料名にはしっかりと記載されているので見分けはすぐにつきます。

もし、コンビニで購入できるタピオカドリンクで「本物に近い」食感を楽しみたい場合はブラックタピオカ(でん粉、コラーゲンペプチド)表記のものを、逆にツルツルとして少し弾力のあるこんにゃくっぽい食感が好きという方はこんにゃく粉や寒天が記載されているものを選ぶと、自分の好みに合った食感のタピオカを選ぶ事ができますよ。

コンビニのタピオカ:まとめ

結論として、コンビニで購入できるタピオカは全てタピオカ100%では無いため、本物に比べれば味や食感は劣る、と言えます。

しかし、コンビニ業界のこうした努力のおかげでタピオカ(風?)飲料を、私たちが美味しく飲めている事も事実です。

本物にこだわる方にとっては、まずいと感じるコンビニのタピオカですが、こんにゃく粉やコラーゲンペプチドが身体に悪い訳では無いので、気にならない方は、今まで通りコンビニのタピオカを楽しみましょう。

本場台湾のタピオカ100%ドリンクを飲む機会があれば、コンビニのタピオカとの違いを確かめながら食べると、面白いかもしれませんね♪

当記事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

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