ダイエットやデトックスに高い効果があると話題の白湯(さゆ)は、飲み始めると好転反応が起きる事があります。
白湯の好転反応にはどのようなものがあり、その期間はどれくらい続くのか気になりますよね。
そこで今回は、白湯を飲む事で起きる好転反応について、詳しく紹介していきます。
目次
白湯を飲む健康法のおさらい
この記事を読んでいる方は、恐らく白湯をすでに飲んでいて体調に変化があり好転反応が気になる方や、友人知人の為に調べている方が多いかと思います。
そのため白湯を飲む事で、どのような効果が得られるのか、なぜ体に良いのかについては、詳しい説明は不要だとは思いますが、簡単におさらいしておきましょう。
参照:https://cdomain.jp/yoga.html
白湯を飲む健康法とは、1日に3~5回コップ一杯の白湯(計700~800ml程度)を毎日飲み続ける健康法です。
白湯を飲み続けると、基礎代謝が上がり新陳代謝が高まる事で、痩せやすい身体作りや、デトックス効果を得られる事で人気の健康法です。
白湯の好転反応とは
白湯の好転反応についても、長々と説明をする必要は無いと思いますが、おさらいの意味を込めて簡単に解説していきます。
東洋医学では瞑眩反応(めいげんはんのう)とも呼ばれる好転反応とは、症状が改善方向へと向かう時に一時的に体調が悪くなる事を指しています。
東洋医学では好転反応が起こる理由は、筋肉や内臓がほぐれて大量の老廃物(毒素)を排出する過程で、血液中に流れ出し全身を毒素が駆け巡る事が原因と考えられています。
白湯の健康法を行うと、個人差はあるものの好転反応が見られることが多く、その症状も様々な形で現れます。
白湯で起きる好転反応の症状
白湯を飲み始めると起きる好転反応には、どのような症状があるのかを解説していきます。
好転反応は大別すると4パターン
白湯に限らず、服薬やサプリメントでも起きる好転反応は、大きく分類すると4パターンの症状があります。
- 弛緩反応
- 過敏反応
- 排泄反応
- 回復反応
この4つの反応を具体的な症状と共に解説していきます。
好転反応①弛緩反応
全身に老廃物(毒素)が巡る事で
- 全身の倦怠感
- 眠気
- 体のしびれ
これらの症状が起きる事を弛緩反応と言います。
白湯を飲み始めてから好転反応が起きるまでの期間は、個人差が非常に大きく、人によっては好転反応が全く起きない場合もあります。
好転反応が起きる時は、早い人で飲み始めてから数日後に、遅い人でも10日ほど飲み続けると何らかの好転反応を感じます。
白湯を飲み始めてから、一時的に身体のだるさや眠気を感じても好転反応の可能性が高いので、そのまま継続して白湯を飲み続けるようにしましょう。
好転反応②過敏反応
白湯の好転反応には過敏反応と呼ばれる症状群もあります。
過敏反応に分類される症状は
- 関節の痛みや腫れ
- 筋肉の痛みや腫れ
- ほてりや発汗
- かゆみ
- 鼻水が出る
などがあります。
過敏反応は、辛い症状が多く白湯を飲むのを辞めてしまう人がいますが、体内環境が良い方向へと変化するために毒素が出ている証拠です。
飲むのを継続して、乗り越えると体内環境が整い健康な身体に切り替わるので、頑張りましょう。
好転反応③排泄反応
毒素を身体の外へと排出する事で起きる好転反応を排泄反応と呼びます。
排泄反応の症状は
- 黒い便が出る
- 下痢になる
- 便秘になる
- 腹痛
- 尿が濃くなる
- 口内炎
- にきびや吹き出物が出来る
- 喉が渇く
このような症状になります。
溜まっていた毒素を排出している好転反応なので、症状としては困る反応が多いですが、喜ぶべき反応でもあります。
白湯による 好転反応…。
5日目なってから体調不良。
どうやら私は腸内に
かなり毒素があるせいで
腹痛が…。
しばらく耐えます。#白湯#白湯活#好転反応#腹痛#デトックス— Je suihs Natsumi. (@natsumi0905a) February 13, 2019
好転反応④回復反応
体内環境が悪い状態から、良い状態へと移行する時に回復反応として風邪に似た症状が起きる場合もあります。
- 発熱
- 頭痛
- 動悸や息苦しさ
- めまい
白湯による好転反応でこれらの症状が出た時、風邪と見分けづらく、白湯を飲み続けるか悩む事もあると思います。
たまたま、タイミング悪く風邪などの病気にかかっている可能性もあるので、症状が重い場合は医師による診断を仰ぐようにしましょう。
白湯を飲むと、人によって様々な好転反応が起きる可能性があります。
東洋医学の考え方では、「体の弱っている部分」に強く好転反応が出ると言われています。
好転反応とは、例えるならスポーツで新品の道具を使う事に似ています。
安い粗悪品を長年使い続けていると、その使用感に慣れてしまい、高級で品質の良い一級品の道具を買っても最初は逆に「使いにくい」と感じるものです。
道具に頼らず、基本の形が出来ている(健康な人)は、道具が変わっても問題無く使いこなしますが、自己流の悪いクセがついている(不健康)人ほど、道具が変わっただけで一時的に下手になります。
好転反応も同じで、健康な人は全く症状を感じませんが、不健康であればあるほど、重い症状の好転反応が起こります。
個人差が大きい好転反応ですが、発生するタイミングと期間の目安についても解説しましょう。
白湯で起きる好転反応の期間
好転反応には大きな個人差があり、万人に共通する期間を定める事は出来ません。
目安として、白湯を飲み始めてから3日~10日の間に何らかの好転反応が起こります。
白湯を飲み続けて10日以上の間、何も体調に変化が無い方は、毒素が元々少ない健康体と言えます。
蓄積している毒素の量や、個人の新陳代謝で期間も大きく変化しますが、好転反応が続く期間は通常1~3日程度で収まります。
しかし、にきびなど肌トラブルの形で排泄反応が起きた時は、完治まで長い時間を要する場合があります。
肌のターンオーバー周期は20代の健康な人で約28日です。
加齢や肌の状態によって、ターンオーバー周期は遅くなりますし、好転反応によって出来たニキビのケアを間違うと、完治までの期間はさらに長くなってしまいます。
個人差が大きいですが、好転反応でにきびや吹き出物が出た場合は、早くても1週間、長いと1ヶ月以上完治までにかかる事があります。
ニキビケアに効果があると言われるハトムギ化粧水を使うなど、ニキビが出来た時はお肌を清潔に保ち、好転反応が終わるのを待ちましょう。
肌トラブル以外の、下痢や頭痛などの好転反応も人によっては1~2週間続いてしまう事があります。
また、好転反応⇒正常⇒好転反応⇒正常というように、ブランコのように不調と好調を繰り返す事もあります。
日常生活を送るのが困難になるほど症状が重くなる場合や、1ヶ月以上不調が続く場合は、好転反応以外の理由で体調を崩している恐れがあるので、病院で医師に診てもらう事をおすすめします。
白湯の好転反応:まとめ
白湯の好転反応は、身体が弱っている部位に強く発現するため、症状や期間に大きな個人差があります。
白湯を飲み始めて10日後くらいまでに何かしらの変化を感じる人が多く、好転反応の症状も通常は1~3日程度で収まります。
好転反応が全くでない人や、逆に1週間~2週間も続く人もいるので、一概には言えませんが、記事内で何度も触れているように症状があまりにも重い場合や長期間続く場合は医師の診断を受けることをおすすめします。
水とガスさえあれば誰でも実践出来る白湯を飲む健康法は、「継続して飲み続ける」事が肝要です。
好転反応の症状をしっかりと見極めて、せっかく起きている好転の兆しを自ら放棄する事にならないように気を付けましょう。
当記事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです♪
コメントを残す