熱中症対策としてもはや定番になりつつある、塩分チャージタブレット。
コンビニや薬局でも手軽に買えるため、一度は食べたことがあるって方も多いんじゃないでしょうか?
でも塩分チャージタブレットがどれくらい効果あるのかって、実際のところわからないですよね。
そしてもし、効果があるならどれくらいの量を目安に食べたらいいのか、気になりますよね。
今回は塩分チャージタブレットが、本当のところどれくらいの効果があるのか、そして摂取するべきタイミングや個数をしっかりと解説していきます。
目次
塩分チャージタブレットの効果は本当にあるの?
汗をかけば、同時に塩分も失われてしまいますよね。
そしてそのまま放っておくと、最悪の場合低ナトリウム症や熱中症になってしまうかも。
それを防ぐために開発されたのが、この塩分タブレット。
汗をかいたらのどが渇くので、水分を補給をする人は多いと思います。
ですが、同時に塩分も補給しないと頭痛や錯乱といった、低ナトリウム症や熱中症の原因になってしまう可能性があります。
仕事で外回りの営業をしていたり、夏場にスポーツをして汗を大量にかくという方は特に要注意。
水分と合わせて塩分も補給すべきです。
そしてそんなときに役に立つのが塩分タブレット。気軽に1粒から必要な分だけ塩分を補給できます。
普段、よく汗をかくというひとは季節に関係なく常備しておいたほうがいいと思います。
塩分チャージタブレットの効果を得るには何粒食べれば良いの?
汗をかいたら水分といっしょに塩分も補給するべきとはわかっていても、塩分タブレットを何粒食べればいいのかって疑問に思いますよね。
そこで汗をかく量を基に考えてみましょう。
運動(1時間) | 通勤 | サッカー | 陸上競技 | 剣道 |
汗量 | 200ml | 720ml | 1080ml | 2700ml |
タブレット | 2粒 | 7粒 | 10粒 | 27粒 |
たとえば、夏場(27℃程度)に1時間通勤すると、約200mlの汗を流します。
塩分濃度が0.1%とすると、0.2gの塩分を同時に失っていることに。
その場合、塩分タブレットは1粒あたり塩分約0.1gのため2粒取る必要があるということになります。
じゃあ大量に汗をかいたときには、大量のタブレットを食べないといけないかというとそうじゃありません。
この場合は、ポカリスウェットなどのスポーツドリンクと併用するのがおすすめです。
だいたいスポーツドリンクには0.5~1gの塩分が含まれています。
たとえば剣道を1時間やった場合、失う塩分量は2.7g程度。
その場合すべての塩分をタブレットで補給しようと思うと、27粒も必要です。
しかし仮に、スポーツドリンクを2L飲めば、残り必要なタブレットは7粒程度で足ります。
このように、かいた汗の量に応じて水とタブレットで補給したり、場合によってはスポーツドリンクも併用するのがおすすめです。
子供の場合は何個食べてもいいの?
基本的に塩分タブレットは子供でも食べて大丈夫ですが、一度に何個も食べるのはあまり健康によくありません。
子供の場合、あまり過剰に塩分をとると、最悪の場合死に至ることも。
たとえば1歳くらいのお子さんだと、小さじ一杯(約6g)の塩でも死亡してしまう恐れがあります。
これは塩分タブレットだけでいうと60粒ですが、もちろん普段の食事にも塩分は含まれています。
塩分タブレットの食べ過ぎには十分注意しましょう。
ですが子供は基本的に大人よりも汗をかきやすいですよね。
体が小さい分、夏場はアスファルトとの距離が大人より近いため、体温が急激に上がってしまいます。
そして子供も大人同様、あまり大量に汗をかいてしまうと塩分不足になってしまいます。
そのため子供は特に、大人よりも水分補給に注意するべです。
たとえば1時間外で野球をしたとすると、720mlくらいの汗を流すと言われています。
その場合、必要な塩分量は0.7程度。
塩分タブレットですべて補おうとすると7粒くらいは必要になりそうです。
そんなに食べれないというときには、ポカリスウェットなどスポーツ飲料も合わせて飲むといいかもしれませんね。
塩分チャージタブレットを食べ過ぎると効果はなくなる?
塩分タブレットは食べ過ぎても効果がなくなるということはありません。
ですが食べ過ぎは健康に悪いので、うまくバランスをとるといいでしょう。
脱水症状に効くと言われている経口補水液にも、塩分が豊富に含まれていますが経口補水液のペットボトル一本(500ml)あたり、塩分は約1.5gほど。
これを塩分タブレットに換算すると、500mlの水に対して15粒を目安に取ると同等になるので1つの指標とすると良いかもしれません。
塩分チャージタブレットをとるタイミングはいつ?
基本的には汗をかいたら、その休憩のタイミングでとるのがおすすめ。
ですがスポーツなどであまりに大量に汗をかく場合には、水分補給と一緒によりこまめに塩分補給もしたほうがよさそうです。
たとえば1時間30℃の環境で剣道をやったとすると、汗の量は多くて2700mlほどになると言われています。
すると失われる塩分量は2.7g程度。
そのため塩分タブレットは27粒程度必要になる計算です。
これを1時間おきにするのは大変なので、この場合は1時間の間で何度かにわけて水分補給をしながら、タブレットで塩分を補給したほうが良さそうです。
場合によってはスポーツドリンクも併用しましょう。
塩分チャージタブレットの効果は1番?成分を他の商品と比較!
それぞれの商品ごとの塩分チャージタブレットの塩分含有量などを比較していきたいと思います!
カバヤの塩分チャージタブレット
引用元:https://www.amazon.co.jp/
食塩相当量 0.108g
カリウム 15.5mg
クエン酸相当量 155mg
カリウムはナトリウム(塩分)といっしょに汗から出ていってしまいます。
いっしょに補給できるというのはうれしいですよね。
クエン酸もスポーツ後などには疲労回復効果も期待できます。
カバヤの塩分タブレットはスポーツドリンク味のラムネのよう。
子供でも食べやすい味になってると思います。
赤穂化成の塩タブレット
引用元:https://www.amazon.co.jp/
ダイソーで買える赤穂化成の塩タブレットの塩分の含有量や他の成分はこちら。
食塩相当量 0.1g
カリウム 116mg
クエン酸 1730mg
こちらはパイン味でのクエン酸相当量。
味もすっぱめです。
in タブレット塩分プラス
引用元:https://mitsui-shopping-park.com/
ウィダー in ゼリーの森永製菓が販売する塩タブレットの塩分の含有量や他の成分はこちら。
食塩相当量 0.1g
ビタミンB2 0.23mg
ビタミンC 0.48mg
こちらは他のタブレットと違って、ビタミンB類やビタミンC、カルシウムや葉酸などd他のタブレットには入っていない栄養が豊富です。
こちらは昔よく食べたような駄菓子のラムネの味だそう。
カバヤの塩分チャージタブレットとはすこし違う味わいだとか。
最後にそれぞれを表で比較してみました!
塩分チャージタブレット | 赤穂化成の塩タブレット | in タブレット塩分プラス | |
塩分量 | 0.108g | 0.1g | 0.1g |
カリウム | 15.5mg | 116mg | ー |
クエン酸 | 155mg塩分量 | 1730mg | ー |
ビンタンB2 | 0.23mg | ||
ビタミンC | 0.48mg |
塩分チャージタブレットの効果まとめ!
塩分が足りなくなると水を体内から排出できず、結果的に熱中症の原因になってしまうことがあります。
そのため、水分補給と同時に塩分摂取は不可欠。
特に激しい運動をするという方は、運動前や運動後などの1時間置きくらいに最低1粒や2粒くらいを目安にとるといいと思います。
そしてひとくちに塩分タブレットといっても、メーカーごとにいろんな味があるので自分が食べやすいお気に入りの味を探してみるのもいいかもしれませんね。
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