バスタオル枕は危険? タオル枕にデメリットはあるのか調査!

「バスタオルを枕にすると良い」と最近話題になっているタオル枕。

特に首や肩を痛めがちなストレートネックの人で注目を集めています。

では実際どのように使用すればいいのでしょうか。また、使用上のデメリットはあるのでしょうか。

今回はバスタオル枕の作り方や注意点をご紹介します。

バスタオル枕は危険?デメリットには何があるのか

人間が寝る時、理想的な寝姿勢というものがあります。

これは「肩口から頭が10~15度の傾斜」であることと、「顔面が5度の傾き」であるとされています。


引用:https://kaimin-times.com/towel-pillow-4434

正しくタオル枕を使うことができれば、自由に高さを調整することができるため、この理想的な姿勢を作り出すことが可能になります。

ではなぜ、バスタオル枕は危険と言われることがあるのでしょうか。

 

それは、高さや硬さが不適切なものへ頭を乗せることによって生じる隙間が原因になります。

バスタオル枕の効果は、マットレスと首の間の隙間を埋めるように首の湾曲に合わせてタオルの厚みを調整して使用することで得られます。


引用:https://kaimin-times.com/towel-pillow-4434

しかし、畳んだタオルが低すぎたり固すぎるといった不適切な状態で使用すると、頭と首の凹凸とタオル枕の間に隙間が出来てしまいます。


引用:https://zzzkaimin.com/bathtowel-makura-demerit

隙間は、頭と首の凹凸に適切に合わず使用した場合、写真のように湾曲した頚部で生じやすくなります。

そうすると体圧は分散されず、首の自然な曲がりがなくなる力(ストレートネックの姿勢)が働くため、首への負担が大きくなり、首こり、肩こり、頭痛の原因となるのです。

また、枕の高さが高すぎる場合、喉が圧迫され睡眠時無呼吸などの原因になります。

角度がつきすぎている場合


引用:https://www.youtube.com/watch?v=Ag4YqIG4aWc

適切な角度の場合


引用:https://www.youtube.com/watch?v=Ag4YqIG4aWc

この首の角度の差は、高さにしてわずか5mm程度になります。

つまり、非常に厳密な調整が必要になるのです。

バスタオル枕は危険?横向きの時にはどうなるの?

理想的な寝姿勢は体圧を分散し肩こり等が起こりにくくなるだけでなく、呼吸の軌道を一直線に保ち呼吸をしやすくします。

では、寝返りをうったとき、バスタオル枕はどのような影響を及ぼすのでしょうか。

寝返りをうって横向きになると、肩幅分だけ隙間が生じます。

つまり仰向けから横向きに変わった時の隙間分、頭が落ちたり肩への圧力が強くかかることになります。

引用元: youtube

このため横向き用にあらかじめ調整された枕でなければ、黄色の輪の部分の肩関節に上半身の重みがかかり、朝起きると「肩が痛い」、「手が冷たい」、「手が痺れる」といった症状が出てしまう危険性があります。

バスタオル枕はどれくらいの時間だと良いのか?

それでは、バスタオル枕を使用する際の、理想的な使用時間はどれくらいなのでしょうか。

バスタオル枕の効果は、体と枕の間に隙間を作らないようにすることで得られることがわかりました。

しかし、人間が寝返りをうつと体勢が変わり、寝る前に調整した高さでは合わなくなってしまいます。

 

この問題を解消するためには、人間が寝ている間にどれくらい寝返りをうつのかを考える必要が出てきます。

過去に人間の睡眠時間と寝返りの回数を研究した報告があります。

この報告では、1時間あたりの寝返り回数は約4回と報告されています。つまり、約15分前後に1回は寝返りをうつ計算になります。

これらの結果から、15分未満つまり大体5分~10分くらいを目安にバスタオル枕を使用すると、安定した姿勢のまま、バスタオル枕を効果的に使用することができるということになります。

なのでぐっすり寝る時にはどうしてもずれてしまうので、休憩中などに首の疲れをとるときに使用するのが1番良いということがわかりますね。

タオル枕以外に寝やすい効果を得られる方法!

バスタオル以外にも、適度な硬さを得られるものもあります。

それは、タオルケットと玄関マットです。

理想の寝姿勢をとるための枕に必要な条件は高さと硬さになりますが、バスタオル、タオルケット、玄関マットはその条件を満たすのに適した素材になります。

しかし、そういったものを枕として使うのに抵抗があるという声もあるため、タオル枕を使用するためのアイテムがないか、調べてみました。


引用:https://item.rakuten.co.jp/oyasumi/999-000410-20/

これは、ピローベースとバスタオルを組み合わせたもので、バスタオルも複数枚セットになっているので、個人個人の頭の高さに合わせてタオルの枚数や置き方を調整することが出来ます。

また、十分な幅があるため、うっかり寝過ごして寝返りをうっても負担がかかりづらい作りになっています。

具体的には、寝返りを打つときに体(特に腰)が浮かない高さと硬さが、理想的な枕になります。さらに、顔の中心線と布団のラインが平行であることを保つのも、重要な要素になります。


引用:https://www.youtube.com/watch?v=Ag4YqIG4aWc

7バスタオルピローは、タオルの枚数を調整することでmm単位の高さの調整が出来るのに加え、横幅も十分確保されているので寝返りをうっても頭が落ちにくくなっています。

具体的に動画でも説明されているので、こちらを参考にしてみて頂ければと思います^^!

バスタオル枕は危険についてのまとめ

バスタオル枕は、効果的に使えば肩や首の痛みの軽減につながる一方、使い方を間違えると、かえって負担を大きくしてしまうデメリットがあることがわかりました。

また、デメリットの危険性を最小限に抑えるためには、5分~10分程度の仮眠時に使用することが推奨されます。

このように、メリットとデメリットを併せ持つバスタオル枕ですが、効率よく使うことでより快適な睡眠を手に入れ、日々の健康に役立ててみてください。

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