バナナとスプライトで嘔吐(吐く)する理由はなぜ?原理や吐かない人との違いを調査

Youtubeなどでバナナスプライトチャレンジと称して、バナナを食べた後にスプライトを飲むと嘔吐(吐く)という噂を実験している動画が数多く投稿されています。

今回は、バナナとスプライトで嘔吐する理由や吐かない人もいる理由について調査してみました。

吐くという行為は体の反射ですが、胃や喉など体に大きな負担がかかる反応です。

決して軽はずみに試してみようとは思わずに読み進んでくださいね。

バナナとスプライトで吐く理由

まず、ネットで話題となっているバナナを食べた後にスプライトを飲むと吐く理由について、真面目に科学的見地から解明しようとした学者さんは居ない様で、現在も理由は科学的に解明されていません

しかし、有力と考えられる説がいくつかありましたので紹介していきましょう。

バナナとスプライトで吐く理由:有力説

最も有力と考えられる説から紹介しましょう。

まずはバナナスプライトチャレンジなるものが、どういった行為なのかYoutubeの投稿動画で確認してみましょう。

※不快な動画ですのでお食事中の方などは閲覧に注意してください。

バナナを食した後に、スプライトを飲む。

動画でも実際に嘔吐しており、投稿者も体感として「本当に気持ち悪くなる」と言っていますね。

まず、どうしてバナナなのか?という点から考えていきます。

バナナはご存知の通り、他の果物とは異なり食べるとペースト状になります。

また、バナナには「不溶性食物繊維」という種類の食物繊維が豊富に含まれています。

不溶性食物繊維は、水に溶けず水分を吸うと膨らむという特性を持っています。

つまりバナナを食べると胃の中で膨らみ、胃はバナナで満たされているのではないか?と考える事が出来ます。

胃がバナナで満たされている所へ、スプライト(炭酸飲料)が流し込まれます。

スプライトに含まれる炭酸が胃液と化学反応を起こすと、多量の炭酸ガスが発生します。

炭酸ガスを体外へと排出しようと身体は「げっぷ」を出そうとします。

しかし・・胃はバナナで満たされています・・。

どのような結果になってしまうのかは、火を見るより明らかですよね。

有力説をまとめると

  1. バナナが胃で膨らむ
  2. スプライトで炭酸ガスが発生
  3. 炭酸ガスをうまく排出できずにリバース

非常に理にかなった仮説であり、バナナとスプライトで吐く理由として有力な説である、と言えますよね。

バナナとスプライトで吐く理由:炭酸過剰反応説

バナナスプライトと同様に、Youtubeなどで投稿される実験動画の一つに「メントスコーラ」というものがあります。

メントスをコーラに入れると大量の炭酸ガスが発生します。

原理を簡単に説明すると

  • メントスに含まれるゼラチンやアラビアガムの影響
  • メントス表面の小さな凸凹

これらが原因で二酸化炭素の発生を促すためにすごい勢いで泡が噴き出します。

これと似たような反応が、バナナとスプライトでも起きるのではないか?という仮説です。

結論から言ってしまえば、体内でこのような過剰反応が起きる可能性は極めて低いと言えます。

アメリカでメントスコーラを体内で起こしたらどうなるのか?を検証するために、豚を人間に見立てて実験を行っています。

結果は特に大きな変化は起きない、というものでした。

仮にバナナに含まれる成分や、消化されてペースト状になったバナナの表面が凸凹していたとしても、メントスコーラのような状況が体内で起こる可能性は低いため、この仮説は間違っているという結論に至ります。

バナナとスプライトで吐く人と吐かない人の違い

バナナとスプライトで吐く人もいれば、吐かない人もいるようです。

バナナとスプライトの組み合わせで嘔吐する理由が明確になっていない以上、私たちが知らない理由がある可能性は否定できません。

しかし、当記事で最も有力視している説が正しければ、吐く人と吐かない人を分ける原因は「胃の大きさ」と「食べた量」が起因していると考えられます。

胃の容量が大きい

胃は、臓器の中でも大きさが変わる事が知られています。

小食気味の方は胃が小さくなり、大食漢の胃はどんどん大きくなっていきます。

バナナスプライトチャレンジで食べるバナナの量は1本~2本。
飲むスプライトの量は500ml~1リットルとなっています。

動画などでチャレンジしている方の多くは、上記の量で嘔吐に成功(?)していますが、胃の大きさは個人差があるため、吐かない人はバナナ2本を食べても胃に余裕があり、ゲップとして炭酸ガスを排出できるため、吐かないのではないか?という仮説が成り立ちます。

実際に海外の大食いyoutuberの方は、10本のバナナとスプライトを約2リットル飲んでも吐くに至ってません。

バナナを食べる量やスプライトを飲む量

前項で触れた胃の大きさと重複する理由になりますが、吐く人と吐かない人の差として、食べた量が大きく起因していると考えられます。

吐かなかった方は、胃が大きいか食べた量が少なかったため、事なきを得たと考える事ができます。

バナナスプライト・まとめ

バナナを食べた後にスプライトを飲むと吐く、という現象は多くの動画投稿者が実体験していることから本当に起きる現象と言えます。

明確な理由は解明されていないものの、バナナが胃で膨れてスプライトによって発生する炭酸ガスの排出を阻害して吐いてしまう、という仮説が最も信憑性が高い理由と考えられます。

上記の仮設が正しい場合、スプライトに限らず「炭酸飲料」をバナナを食べた直後に飲むのは控えた方が良いと言えますので注意してくださいね。

冒頭でも触れたように、吐くという行為は身体に大きな負担をかけます。

決して面白半分でやってみようとせずに、バナナを食べた後は炭酸を飲まない方が良い、という知識を良い意味で活用してくださいね♪

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