スイカの効能はどんな種類がある?男性と女性ごとの効果を解説!

スイカで良く耳にするうんちくと言えば、「ほとんどが水分」とか「実は果物ではなく野菜」などですが、スイカの効能は意外に知られていません。

そこで、スイカの効能に着目してどのような種類の効能があるのか?さらに、男女別で嬉しいスイカの効能について調べてみました。

スイカに含まれる成分と効能

スイカの主な成分は水分である、とよく耳にしますが間違いではありません。

スイカの成分は約90%が果汁(水分)です。果汁には糖分を含むため、甘くて美味しいと感じるのです。

この事から、水分ばかりで栄養が無いように思われがちなスイカですが、実は様々な栄養素を含み高い効能を持っています。

スイカに含まれる成分

スイカに含まれる成分は、実に豊富です。

まずはスイカに含まれる成分をご覧ください。

  • 糖分(ブドウ糖・果糖・ショ糖など)
  • βカロテン
  • シトルリン
  • リコピン
  • ビタミン
  • カリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム

どうですか?

スイカが水分ばかりで栄養価が無い、なんて噂は間違っている事がよく判りますよね。

実際には野菜に含まれる免疫力向上、がん予防などの効果のあるβカロテンは、アスパラガスやトマトジュースと同等、またはそれ以上であることがわかっています。【スイカ200gに1600μg含まれています。(200gは2切れ分です)

引用元:http://www.suika-net.co.jp/user_data/suika_power.php

リコピンもトマトに含まれる健康効果の高い成分で有名ですが、リコピン含有量はなんとトマトよりスイカの方が多いのです。

シトルリンという成分は、他の果物にはほとんど含まれることが無いため、スイカに含まれる特徴的な成分です。

このように、スイカには健康に良い成分が非常に多く含まれていますが、次に効能と共に見ていきましょう。

次に、スイカに多く含まれる成分ごとに期待できる効能を併せて紹介していきましょう。

スイカの成分と効能①シトルリンとアルギニン

シトルリンには血管の拡張作用や、それに伴う血流改善に効果があり、手足のむくみ解消に効果があると言われています。

100gあたりに対し0.14g~0.31gと微量に含まれていますおり、このシトルリン体内でアルギニンというアミノ酸に変換され、

  • 脂肪燃焼
  • 免疫力アップ
  • 肌再生

の効果をもたらしてくれます。

スイカ特有の有効成分で、スイカの皮に多く含まれる事が判っていますよ!

スイカの成分と効能②βカロテン

βカロテンには免疫力向上、がん予防などの効果があり、体内でビタミンAへと変換されます。

ビタミンAの効果として新陳代謝を活発にして、肌・髪・視力・粘膜など、アンチエイジング効果が期待され、さらに呼吸器系統である喉や肺の機能を助ける効果があります。

かぼちゃと同等、またブロッコリーよりもβカロテンを含むことを考えると、スイカがいかに多くβカロテンを含んでいるかが判ります。

スイカの成分と効能③リコピン

トマトに含まれているイメージの強いリコピンですがリコピン含有量はなんとトマトよりスイカの方が多いのです。

※ミニトマトの場合は960μgなのでミニトマトの方が多い

リコピンには活性酸素を除去する作用が認められ、がん予防や老化予防、さらには日焼け対策や生活習慣病の予防に効果があります。

引用元:https://www.kewpie.co.jp/recipes/knowledge/article/33/

βカロテンと同様にアンチエイジング効果が高い成分で、抗酸化力で見るとβカロテンの2倍以上の効果があります。

スイカの成分と効能④ビタミンC

ビタミンCはお肌に張りや潤いを与えるコラーゲン合成に大きな役割を果たし、血管をしなやかで丈夫に保つ意味でも重要です。

また、美肌効果や免疫力向上効果、さらには抗酸化作用や日焼け防止の効果などがあります。

引用元:https://kininal.me/vitamin-c/

成人男性の1日あたりにおけるビタミンCの摂取推奨量が100mgとなっていますが、スイカは100g摂取すると10mgのビタミンCを摂取することが出来ます。

スイカの成分と効能⑤カリウム

スイカはカリウムを多く含む野菜(果物)としても有名ですが、カリウムの効能は疲労回復効果と高い利尿作用です。

塩分を摂り過ぎた時など、体内の塩分濃度を調整するために腎臓が活躍しますが、この腎臓機能を助ける役割を果たすのがカリウムです。

循環器疾患で代表的な高血圧予防や、アンチエイジング効果などがカリウムにはありますが、骨粗しょう症予防にも効果があります。

骨粗しょう症は、老齢の女性に多く見られる病気ですが、カリウムはカルシウムが骨に蓄積しやすくする効果があるため、予防に有効です。

スイカ可食部100gに対してカリウム含有量は120mgと豊富に含んでおり、果肉だけでなく種にも多く含まれています。

スイカ自体に含まれるカルシウム量は100gあたり4mgと少量ですが、カルシウムを多く含む食品を食べて、スイカも食べれば効率よく骨を丈夫にする効果を得られますよ。

スイカに含まれる成分と効能⑥糖について

甘いスイカには糖が多く含まれるのではないか?と心配になります。

スイカには確かにブドウ糖や果糖、ショ糖など様々な種類の糖分が含まれます。

スイカの果汁(水分)中の9%程度は糖分です。

糖は、私たちの身体を動かす為の大切なエネルギー源ですが、現代社会では生活習慣病を引き起こす要素の一つとして、糖の摂り過ぎに警鐘を鳴らしているのも事実です。

スイカは低カロリーで太りにくい

まず、スイカ可食部100gあたりのカロリーについて。

スイカ100gはおよそ37kcalと、かなり低い数値となっています。

判りやすく言うと、コップ1杯のコーラ(100ml)が46kcalで、スイカ一切れが37kcal、つまりスイカ一切れはコーラ100mlよりも低カロリーである事が判ります。

可食部 糖質量
スイカ 100g 9.2g
小麦粉 100g 73.3g
ショートケーキ 100g 43.0g
ミルクチョコレート 100g 52.0g

上図のように、スイカに含まれる糖質量も他の食品に比べるとかなり低い事が判ります。

以上の事から糖の効果では無いですが、お菓子やパンなどをすいかに置き換えると、ダイエット効果も期待できる事になります。

スイカの効能一覧

  • 手足のむくみ解消
  • 血管拡張作用や血流の改善効果
  • アンチエイジング効果(美肌効果や老化防止など)
  • 利尿作用
  • 生活習慣病予防
  • 高血圧予防
  • がん予防
  • 骨粗しょう症予防
  • ダイエット効果

ここまで紹介してきたように、スイカが含む様々な成分は多くの健康効果をもたらしてくれる事が判っています。

上記を見ても判るように、女性が喜ぶ効果が非常に多いスイカですが、男性にとっても嬉しい効果は無いのでしょうか?

続いて、男性の悩みとスイカの関係性について紹介します。

スイカの効能 男性が喜ぶ効果は

スイカにはシトルリンという成分が含まれていることはすでにお伝えしました。

シトルリンはアミノ酸の一つで、体内でアルギニンというアミノ酸へと変換されます。

このシトルリンとアルギニンという2つの成分は、栄養ドリンクや精力増強を謳う商品などでも目にする機会があるはずです。

それでは、スイカの成分と男性機能の関係性について詳しくみていきましょう。

スイカで勃起不全が治る?

残念ながら医学的にスイカで勃起不全の改善効果がある事は、明確に立証はされていません。

しかし、冒頭で触れているシトルリンとアルギニンの効果によって

  • 血流の改善
  • 動脈硬化の予防
  • 心臓血管機能の正常化
  • 精子の生成量増加

などに有効である事は立証されています。

男性機能障害、いわゆるED(勃起不全)は肉体的な原因の他に、精神的な原因でも起こるため、全てのEDに効果があるとは言えません。

しかしスイカに含まれる成分が血管を拡張し、血流をよくする事は科学的にも立証されています。

つまり、

血流を起因とする男性機能の低下に対して、スイカは一定の効果が期待できると考えられています。

最近、元気がないなぁ・・と感じている男性の方は、バテやすい夏こそスイカを積極的に食べると良いかもしれませんよ?

スイカの摂取量で一日の目安は?

厚生労働省と農林水産省が監修した「食事バランスガイド」によると、果物は毎日約200g食べる事が望ましいとされています。

「あれ?スイカは果物じゃなくて野菜なんでしょ?」

確かに、スイカは分類上「野菜」である事は確かですが、実は栄養学上での分類は「果実的野菜」で、フルーツと同列の食材として扱われます。

つまり、食事バランスガイドを参考にスイカを一日で食べるべき目安量は200gとなります。

スイカは一日200g食べましょう!

と、言われても200gってどれくらいの量なのか気になります。


参照:http://www.suika-net.co.jp/user_data/suika_power.php

スイカ200gはおおよそスイカ2切れが目安。

一日のデザートとして、2~3切れのスイカを食べると適正量となりますよ。

スイカの効能にはどんな種類がある?まとめ

スイカの知られざる効果・効能についてお伝えしました。

水分を多量に含むスイカは、夏場の水分補給にもピッタリです。

また、スイカに塩を少量かけて食べる方もいると思いますが、少量の塩とスイカの組み合わせは、甘く感じるだけでなく汗で失われた塩分と水分を効率よく補う事が出来る組み合わせ。

暑い夏は、スイカを積極的に食べて美味しくアンチエイジングしちゃいましょう♪

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