つい飲み過ぎた翌日に待っている・・・「二日酔い」
- 頭が割れるように痛いムカムカする
- 食欲が沸かないなど
地獄のような二日酔いがいつまで続くのか憂鬱になってしまいますよね。
今回は、辛い二日酔いがいつまで続くのか?
期間と早期回復に効果的な対処法についてお伝えしていきます。
目次
二日酔い時間はいつまで続く?
二日酔いが続く時間は「個人差が大きい」です。
前日にどれくらいの酒量を飲んだのか、個人の体質がお酒に強いか弱いかなどで二日酔いが続く時間に大きな差が生じます。
お酒に弱い人 | 朝起きてから半日~夕方まで |
普通の人 | 朝起きてから3~4時間程度 |
お酒に強い人 | 朝起きてから1~2時間程度 |
これはあくまでも【目安】であり、飲んだ量が多くなればその分二日酔いが治るまで時間がかかります。
二日酔いに個人差が大きい理由と、二日酔いとは何が原因で起きるのかを見ていきましょう。
二日酔いが起きる理由
二日酔いはどうして起きるのでしょうか?
アルコールが体内に入ると、肝臓で分解され毒素が発生します。
毒素は酵素の働きによって分解されるのですが、分解できる限界を超えるアルコールを摂取すると毒素が全身に広がり「二日酔い」となります。
続いて、毒素とそれを分解する酵素についてみていきましょう。
アルコールは肝臓で分解されると毒素を発生します。
この毒素はアセトアルデヒドと呼ばれる物質で、これを分解する酵素がALDH2(アルデヒド脱水酵素2)です。
お酒に強い・弱いはこの酵素の働きに個人差があるためです。
毒素を分解するALDH2の活性タイプには
- 低活性型(日本人の4割がこのタイプ)
- 不活性型(日本人の約4%がこのタイプ)
- 活性型
この3タイプがあります。
遺伝子のタイプなので、後天的に変化する事はありません。
毒素を分解する酵素の働きが弱い低活性型の方は、体質的に「お酒に弱い」タイプですし、不活性型の場合はALDH2が全く機能しないため、体質的に「お酒を飲まない方が良い身体」です。
飲み会がある度に、二日酔いに悩まされている方は、【体質的に】アルコールに弱い可能性があるので、お酒とのつきあい方を改めた方がよいかもしれませんね。
アルコールの分解の速度が追いつかず2日酔いになっているということは、分解速度を早めれば治る時間は短縮できるということになります。
では、そのためにどのような対処方法をとるべきか、見ていきましょう。
二日酔いを早く治すための対処方法
二日酔いの仕組みは、アルコールの分解が追い付いていないためです。
毒素の分解を早める為に効果的な対処法を紹介していきます。
水分補給が効果的
二日酔いを早く治すには、水分を補う事が重要です。
アルコールを飲むと、私たちの身体は水分を失います。
お酒を飲むとトイレが近くなるのでイメージしやすいと思います。
アルコールの分解を助ける意味でも、失った水分をどんどん補給する事は二日酔い対策に効果的です。
水分を補給すべき量は、多すぎるという事は無いのでどんどん飲みましょう。
水分の摂り過ぎでお腹が痛くなる点に注意しつつ、飲めるなら水分を意識的に補給する事が二日酔いを早く治す一番の近道です。
ガンガンと頭が痛い時は、水分だけでなく電解質を含む飲み物が効果的です。
コンビニでも購入できる二日酔いの時におすすめの飲み物として
参照:https://7premium.jp/product/search/detail?id=4852
水分とナトリウムなどの電解質を補えるスポーツドリンクや
参照:https://7premium.jp/product/search/detail?id=3990
食欲増進効果なども期待できるトマトジュースなどもおすすめです。
また、コンビニでは取り扱っていない事が多いですが、最寄のドラッグストアなどに立ち寄ることが出来るのであれば
参照:https://www.os-1.jp/products/os1/petbottle/
経口補水液なども効果的です。
熱中症対策などを目的に、水分と電解質と糖質を効率よく摂取できるようになっているため、二日酔いの水分補給としても最適です。
朝御飯が気持ち悪くて食べれない場合でも、お味噌汁だけでも飲むのも水分と塩分を補給できるのでオススメですよ。
睡眠をとって身体を休める
二日酔いの症状がひどくなる原因の一つは睡眠不足。
早く治したい場合は、寝てしまうのも一つの対策法です。
仕事や学校の都合を考えると、寝たくても寝れない場合も多いですが、休日など寝ても差支え無い場合は、しっかりと睡眠をとる事も効果的な対策法です。
朝食をしっかり食べる
食べる事で肝臓にエネルギーが届きアルコールの分解効率が上がります。
二日酔いの状態で、なかなか朝食を食べる気が起きないとは思いますが、食べる事も二日酔いを早く治す為には効果的な対処法です。
意識して摂るべき栄養はタンパク質にビタミンやミネラル、糖分です。
トーストにフルーツ、ヨーグルトや牛乳など、軽食でも構いませんので食べれる範囲で食べる事で二日酔いの治りが早まりますよ。
ひどい二日酔いでお悩みの方は、とにかく水分補給だけでも意識して行いましょう。
吐気がひどくて味がついたものは受け付けない時は、水で良いのでしっかり水分を補給して少しでも早く二日酔いを治しましょうね。
なんかお酒にかなり弱いなと思ったら・・・
2日酔いにいつもなるなぁ。と思ったらパッチテストをしてみて自分がお酒に強いか弱いかを確認するのも良いかもしれません。
お酒の販売でも有名なサントリーの公式サイトに、遺伝子型を知る為の判りやすいパッチテスト方法が掲載されていましたので紹介しておきます。
STEP1
パッチテープ(薬剤のついていないガーゼ付きのバンソウコウ)に、市販の消毒用アルコール(70%)を2~3滴しみ込ませます。STEP2
1のテープを上腕の内側に貼ります。STEP3
7分後にテープをはがし、はがした直後(5秒以内)に、ガーゼがあたっていた部分の肌の色を確認します。STEP4
さらに10分後にもう一度肌の色を確認します。
判定方法は↓
Check1
肌が、はがした直後に赤くなっている。
→ALDH2不活性型(お酒が飲めない体質)Check2
はがした直後は赤くなっていなかったが、10分後に肌が赤くなっている。
→ALDH2低活性型(お酒に弱い体質)Check3
肌の色に変化がない。
→ALDH2活性型(お酒に強い体質)
※この体質の人は適量を心がけ、飲みすぎには十分注意してください。参照:https://www.suntory.co.jp/arp/strength_weakness/
二日酔いの時間はいつまで続く?まとめ
二日酔いに関して様々な情報をお伝えしてきましたが、もう一度振り返り簡単にまとめますね。
二日酔いに効果のある対処法
- 水分補給!
- 栄養補給!
- 睡眠!
飲み過ぎて二日酔いの症状が出ている場合、続く時間には大きな個人差があります。
アセドアルデヒドという毒素が分解されるまで、二日酔いに悩まされる事になりますので、水分補給をこまめにしてなるべく早く治しましょう。
また、記事内でも触れていますが遺伝子タイプによっても大きな違いが生じます。
お酒に弱い体質の方は、「飲み過ぎない」事こそが最大の二日酔い対策ですよ♪
適度に飲んで二日酔いを起こさない量を、自分で把握しておくことも、楽しくお酒と付き合っていくには重要です。
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