枝豆でもアレルギーを引き起こす可能性がある事をご存知ですか?
今回は、意外に知られていない枝豆のアレルギー症状について解説していきます。
また、枝豆でアレルギーを引き起こす方が気になるアレルギー表示についても触れていきますよ。
枝豆アレルギーが気になる方や、もしかして枝豆アレルギーかも?と感じている方に少しでも役立つ情報をお届けできれば幸いです。
目次
枝豆アレルギーの正体
まず最初に知っておきたい事として、”枝豆”アレルギーの正体についてです。
結論から言うと、枝豆アレルギーではなく”大豆”アレルギーこそが枝豆アレルギーの正体です。
意外に知らない方も多いのですが枝豆と大豆は【同じもの】なんです。
枝豆とは、大豆を早い段階で収穫したものを総称した食べ物です。
枝豆が成長すると、私たちがよく知る大豆になります。
今回はアレルギーのお話がメインなので、詳しい解説は割愛しますが大豆と枝豆では味はもちろん、栄養素にも大きな違いがあるため、同じ食べ物である事が意外に知られていない様ですね。
改めて枝豆アレルギーとは「大豆アレルギー」である、という事をまずは知っておきましょう。
枝豆(大豆)アレルギーの症状
それでは、大豆アレルギーによって引き起こされる症状について詳しく見ていきましょう。
食物アレルギーで現れる症状は大きく分けると5パターンに分類されます。
- 皮膚症状(湿疹やかゆみなど)
- 粘膜症状(花粉症で起きる症状)
- 呼吸器症状(息苦しさやのどの痛み)
- 消化器症状(腹痛や嘔吐など)
- 全身症状(アナフィラキシーショック)
大豆アレルギーも上記5パターンを引き起こす可能性がありますが、最も多い症状は皮膚の症状です。
参照:http://www.insideout358.biz/index.php?FrontPage
食物アレルギー(食品過敏症)は、小さい子供が発症する「生まれつき」の疾患というイメージが強いですが、【大人でも発症】する可能性もあります。
枝豆の食べ過ぎにご用心?大人の枝豆アレルギー
「私は食品アレルギーは無いから大丈夫」
そう思っている方は、要注意ですよ!
大人でも食品アレルギーを引き起こす可能性のある食品を、過剰に摂取し続けると突然アレルギー体質になる事があります。
「遅延型アレルギー」または2型アレルギーと呼ばれるアレルギーは、いわゆる花粉症と同じ原理で引き起こされます。
花粉症でも、よくコップと水で表現される原理ですが
参照:http://www.tokyo-counseling.com/article/15547416.html
私たちの身体は、アレルギーを引き起こす物質に対して「許容量」が決まっています。これをコップでイメージします。
長い年月をかけて、水(アレルギー物質)を取り続けていくとコップは徐々に水かさを増していきます。
そして、ある日突然許容量をオーバーして水があふれ出します。
水があふれる=アレルギー発症という事ですね。
参照:https://www.oyawaza.com/backnumber/13282.php
一度コップが満たされてしまうと、治療が非常に困難です。
大人になると、健康意識も高まりTVやネットなどで特定の食品が体にいい!と聞くと、偏食気味に特定の食品を過剰摂取しがちです。
体にいいから!と過剰摂取をしてアレルギーを引き起こしてしまっては目も当てられませんよね。
美味しいから、体に良いからと特定の食品を過剰摂取せず、日ごろからバランスの良い食生活を送りたいものです。
さて、続いては大豆アレルギーのお子様をお持ちの方や、遅延性アレルギーを引き起こしてしまった方のために、食品表示の確認についてお伝えしていきます。
枝豆アレルギーの食品表示について
枝豆アレルギーかな?と感じている方は、”大豆”アレルギーの可能性が高いという事になります。
そこで、食品表示で気にすべきポイントは”大豆”が含まれているかどうかとなります。
食品衛生法という法律により、アレルギー物質を含む食品の中でも特に重篤な症状をお引き起こす原材料は表示が義務付けられています。
- えび
- かに
- 卵
- 乳
- 小麦
- そば
- 落花生(ピーナッツ)
上記7品目は、特定原材料として必ず食品表示する事が義務付けられているため、しっかりと確認しておけば誤って食べてしまう危険性は少なくなります。
大豆は、残念ながら「特定原材料に準じるもの」に分類されているため、表示が義務付けられていません。
下図の例を見ると判りますが、アレルギー表示として「大豆」の一文が入っている場合は、食べるのを控えましょう。
参照:http://www.pref.kanagawa.jp/docs/e8z/cnt/f6576/documents/703383.pdf
枝豆(大豆)アレルギーで気を付けるべき食品
もし、枝豆(大豆)アレルギーを発症している場合は、枝豆や大豆以外にも様々な食品の摂取に気を遣う必要があります。
- 醤油
- 味噌
- 油揚げ
- もやし(大豆もやし)
- 豆乳
- きなこ
- おから
- 納豆
- 黒豆
これらの食品は、大豆を原料としているため大豆アレルギーの方は、食べるとアレルギー反応を引き起こす可能性があるので注意しましょう。
枝豆アレルギーの症状・まとめ
美味しい枝豆も、食べ過ぎてしまうと花粉症のように後天的にアレルギー体質になってしまう可能性があります。
もちろん、コップ(許容量)には個人差があるため、必要以上に恐れる必要はありませんのでご安心を。
常識的な範囲で、適量を食べている分にはたやすくアレルギー体質になる訳ではありません。
ただし、美味しいからと言って毎日枝豆をお供に晩酌をしている・・なんて方はご用心を!
大豆は栄養バランスにも優れた食材です。
適切な量を食べて、アレルギーを引き起こさないように美味しく付き合っていきましょうね♪
コメントを残す