ブロッコリーはシチューの具や温野菜、ちょっとした付け合わせなど使い勝手の良い食材で、冷蔵庫に常備している人も多いと思います。
しかし、つい使い忘れていると調理しようと取り出したときに色が変わっていることも。
これって食べてもいいのかしら?と色によっては不安になってしまいます。
そこで今回はブロッコリーが変色した時に、食べられるのか・食べない方が良いのかを色別に紹介します。
黄色や茶色はもちろん、紫や黒や白の斑点がでた時についても触れていますよ♪
ブロッコリーの色に異変を感じて、食べるかどうか悩んでいる方は判断の材料としてお役立てください。
目次
ブロッコリーの変色:ブロッコリーが黄色に変色!
参照:https://belcy.jp/65325
ブロッコリーの変色で一番よく見かけるのが、黄色の変色ではないでしょうか。
結論から言えば、黄色のブロッコリーは食べても大丈夫です!
実は、私たちが普段食べているブロッコリーは「花の蕾」が密集している状態。
ブロッコリーはアブラナ科の植物で、蕾が開くと黄色い花を咲かせます。
つまり、ブロッコリーが黄色く変色した状態とは成長しすぎて花が開きそう(または開いた)になっているだけなのです。
ブロッコリーの花が開ききるほど成長した場合でも、花の部分を取って蕾部分を食べることが出来るので、黄色の変色なら捨てずに調理して食べてしまいましょう♪
ブロッコリーの変色:ブロッコリーが茶色に変色!
続いては、ブロッコリーの一部(または全体)が茶色に変色してしまった場合。
参照:https://kurashi-ideal.com/brocoli-tyairo-661
結論から言えば、茶色のブロッコリーは程度にもよりますが食べない方が良いといえます。
成長に伴う開花で黄色く変色した時とは異なり、茶色は「腐敗が始まっている」事を示す危険信号です。
ごく一部だけが茶色に変色していて、その他の部分は綺麗な緑色なら変色部分だけを除去して食べることも可能ですが、茶色=腐り始めている(腐っている)サインと覚えておきましょう。
食べるべきか、捨てるべきかで悩んだときは以下の点を確認して判断材料にして下さい。
ぬめりがある
ブロッコリーが腐ると、溶けたような状態になる場合があります。
茎部分や蕾部分を触ってみて、ぬるっとした感触を感じた場合は腐敗が進んでいる可能性が高いので、食べずに処分した方が無難です。
カビが生えている
参照:https://jp.123rf.com
ブロッコリーにカビが生えているのを発見した時も、処分した方が良いといえます。
万が一食べてしまった場合でも、重篤な症状に見舞われる心配は少ないですが(白カビは胃で消化される)、無理に食べる必要は無いので処分しましょう。
異臭がする
ブロッコリーには独特の臭いがあるので、アブラナ科の野菜特有の臭いと混同しないように注意してください。
ブロッコリー自体が放つ臭いは、たくあんや玉ねぎに似たような独特の臭気。
腐敗した場合は、鼻をつくようなツンとした刺激臭や生ごみが腐ったような臭いです。
明らかに、普段嗅ぎ慣れない臭いがブロッコリーから感じたときも処分した方が良いといえます。
ブロッコリーの変色:ブロッコリーが紫色!
参照:https://yuki-kitchen.tokyo/archives/3551
緑のイメージが強いブロッコリーが、店頭で紫色だったりするとギョッとして買わずに避ける人も居るのではないでしょうか。
結論から言うと、紫色のブロッコリーは食べられます!むしろお店で見かけたら積極的に買い物かごへINしたい色です!
見た目のインパクトが強く、知らないと避けたくなるような紫色の正体は、ブロッコリーに含まれるポリフェノール(アントシアニン)が原因。
紫色が蕾に出るほど栄養素が詰まっている証拠なので、普通のブロッコリーよりも食べたときに甘みを強く感じて美味しいのです。
茹でれば普通のブロッコリーと同じ緑色に戻るので、買い物をしていて紫色のブロッコリーを見かけたら優先的に選びたい色と覚えておくと良いでしょう。
ブロッコリーの変色:ブロッコリーに黒い斑点が!
ブロッコリーの変色で、黒い斑点や黒っぽい蕾が見つかる場合があります。
黒い斑点にはいくつかパターンがあるので、パターンごとに分けて紹介します。
ブロッコリーの蕾部分に黒い部分がある
参照:https://www.instagram.com/p/Bep7aEZBeMf/?utm_source=ig_embed
一つ目のパターンは、ブロッコリーのツブツブ部分に黒っぽい箇所がある場合。
ブロッコリーの蕾部分が黒くなる原因として
- ポリフェノール(アントシアニン)による変色
- 植物の病気による変色
- 部分的な腐敗
などが考えられますが、いずれの場合も上記画像のようなごく一部分だけの変色なら、食べても支障はありません。
茎の部分に小さな黒い斑点が
参照:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10142980960
ブロッコリーを食べようとして、ふと茎に目を落とすと小さな黒い斑点が。
うわっ!虫!?と、びっくりする人も居るようですが、こちらも原因は植物の病気やポリフェノール(アントシアニン)による変色です。
黒い小さな斑点が茎にあっても、食べたからといって身体に害は無いので、安心して食べても大丈夫です。
腐敗による黒い斑点
参照:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1482568944
ブロッコリーは腐敗が進むと、溶けたような状態になる事は茶色に変色!でも触れましたが、腐敗して溶けた結果として黒い斑点状に窪むことがあります。
上記画像の状態になれば、臭いやぬめりなど腐敗を示す兆候も併せて起こっている可能性が高いので、総合的に判断してなるべくなら処分する事をおすすめします。
スーパーで購入する時は斑点が無い物を選ぶ
ブロッコリーの黒い斑点は、植物の病変やポリフェノール(アントシアニン)が原因で起こるケースがほとんどです。
紫色のキャベツは美味しい証ですが、茎部分に黒い斑点がある場合は病変による変化なのかポリフェノールによる影響なのか、素人には判断ができません。
病変で黒い斑点があっても、食べられますし安全性についても問題はありませんが、正常なブロッコリーよりも「腐敗が早くなる」可能性があります。
そのため、ブロッコリーを購入する時は茎部分などを見て斑点が無い物を購入した方が無難ですよ♪
ブロッコリーの変色:ブロッコリーが白く変色!
最後にブロッコリーの一部分が白く変色する場合について紹介します。
新鮮なハズのブロッコリーに白い部分があった時は
スーパーでは良く見ないで購入して、家に戻ってきたら白い部分があったらビックリしますよね。
参照:https://kensa.coop-kobe.net/qa/yasai/5.html
参照:https://kensa.coop-kobe.net/qa/yasai/5.html
鮮度には問題が無いはずのブロッコリーに白い部分があるのは、ブロッコリー自体が出す油分と水道水に含まれるミネラル分が固形化した物です。
出荷時に氷詰めした場合や、水道水に含まれるミネラル量などによって発生する事があり、人体には無害です。
そのため、食べても安全上は全く問題ありませんが見た目が気になる人は購入を避けたほうが良いでしょう。
白いフワフワした物が付いたら白カビ
参照:https://jp.123rf.com
ブロッコリーが白く変色するもう一つのパターンは、白カビの発生です。
白カビの菌は、空気中に浮遊しているため湿度や保存方法によっては白カビが生えてしまう事があります。
基本的には、上記画像のように腐敗が進むと共に発生するケースが多いので、処分するようにしましょう。
見た目は鮮やかな緑色で、腐敗した様子も無いのに一部分に白カビが発生してしまった場合は、白カビが付いた周辺を除去して食べる事が出来ます。
ブロッコリーは変色しても食べられる?黄色・茶色・紫・黒い・白い…色別比較!:まとめ
ブロッコリーの変色を色ごとに、安全性をまとめると
- 黄色→食べてもOK
- 茶色→食べない方が無難(腐敗の度合いで判断)
- 紫色→食べてもOK!美味しい
- 黒色→食べてもOK(ただし、腐敗による黒は×)
- 白色→食べてOK(ミネラル固形物)食べてNG(白カビ)
以上のようになっています。
スーパーでブロッコリーを選ぶ時は、蕾の部分が紫色で茎の部分に黒い斑点が無い物を選ぶのがコツですよ♪
当記事が少しでも皆様の生活に役立てば幸いです。
コメントを残す