ストレス発散方法!高校生が抱えるストレスの症状や解消方法について紹介

高校生は、大人が感じるストレスとは少し異なる「高校生だからこそ感じるストレス」や悩みを抱えているものです。

今回は高校生特有の悩みやストレスの原因や症状、さらにストレスを解消する方法などを紹介します。

何だかよく判らないけど最近イライラする・・という方は原因の究明に、ストレスが溜まっている自覚がある高校生の方は、解消法の参考に役立てて頂ければ幸いです。

高校生の悩みやストレスの原因は様々

厚生労働省が行った全国家庭児童調査によれば、中高生の実に8割以上が何かしらの不安や悩みを抱えていると答えています。


参照:https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2018/03/08/1360938_02.pdf

こうした悩みや不安がストレスに繋がっていますが、適度なストレスは集中力が高まる効果もあるので、テスト前などに感じるストレスはメリットもあるようです。

勉強や部活動での不安や悩み

学生の本分とも言える勉強や、本気で取り組んでいる部活動などで思い悩む高校生は多いものです。

この2つを原因とする悩みは大別すると2種類あります。

純粋に学力や技術の不足で悩むケース

高校1~2年生くらいの時期に多いのが、単純に努力が結果に結びつかない事への苛立ちや悩みです。

勉強はしているのにテストの成績が伸びない場合や、練習はしているのに中々上達しない場合などに、自分自身への苛立ちや思い通りにならないことに対しての苛立ちが、ストレスになってしまいます。

このケースはどちらかといえば「軽症」で、努力が成果として報われればすぐに解消してしまうストレスです。

理想と現実のギャップに思い悩むケース

高校3年で、進路や目標が明確になってくる時期に起こるのが、学力や技術の現状と目指すべき目標の差に絶望して悩むことが原因で起こるストレスです。


参照:http://xn--p8j3d1bx591ah2hgttpw3bzndkpah39f.com/

現状を知り、物事を冷静に判断できるのは思考が成熟し、大人になってきた証拠でもあるので悲観する必要はありません、

その一方で夢や希望に満ちた高校生らしい一面も同居しているため、理想と現実のギャップが大きければ大きいほど、強いストレスを感じてしまいます。

例えば志望校の模試判定の結果がかなり厳しい時や、スポーツなどの部活なら子供の頃から抱いていたプロ選手への夢と自分の実力が伴わないと悟ったときなどです。

「夢は信じれば叶う」や「努力は決して裏切らない」という言葉はウソでは無いと思いますが、全ての努力や夢が報われる訳では無い事も事実です。

受け入れがたい現実を、頭では判っていても納得できずに感じる挫折感や喪失感が原因のストレスは非常に強く、時には身体に変調をきたすほど重篤化する可能性もあります。

容姿や性格など

高校生に限らず、私たち人間は「自己顕示欲」と「自己嫌悪」という相反する二つの感情を抱えています。

特に多感な高校生は、この二つの感情が非常に大きい傾向にあり「誰かに認めて欲しい!」という欲求と呼応するように、自分自身の容姿や性格に嫌気がさしてストレスになってしまうケースもあります。

両親や先生など大人との関係性

高校生にもなれば、考え方や自己の主張は大人と大差ありません。

しかし、大人から見れば「まだまだ子供」という扱いを受ける機会も多く、衝突して関係性が悪くなってしまいストレスの原因になる事もあります。

友人や先輩・後輩との人間関係

学校での人間関係が原因でストレスや悩みを抱えるケースも多くみられます。

こうした人間関係が原因で引き起こされるストレスは、高校生特有のものではなく、社会に出てからも人間関係でストレスを抱える大人は数多く存在します。

恋愛に関する悩み

高校生になると彼氏・彼女を作る人もでてきますが、恋愛関係で思い悩む高校生も非常に多いといえます。

片思いで歯がゆい思いをしている時の悩みや不安、付き合っている相手への不満や不安など、恋愛が原因でストレスを抱えるケースも多々あります。


もちろん、今回紹介した原因以外でも漠然とした不安やストレスを抱えるケースもあると思います。

続いては、ストレスを溜め込みすぎると起こる症状について紹介します。

高校生が抱えるストレスが原因で引き起こされる症状例

過度なストレスを抱えると、大人でも身体に変調をきたすことは珍しくありません。

多感な高校生がストレスを抱えすぎるとどのような症状が起こるのかを紹介します。

精神的な変調(イライラする・気が滅入る・やる気が起きない)

まずはストレスが原因で起こる精神的な変調から。

  • 理由は無いのにイライラする事が多い
  • 些細なことでも怒ってしまう
  • ネガティブ思考になり、気分が沈む
  • やる気が起きず、何もしたくない

こうした症状は、高校生だけではなく大人も子供も起こりうる症状例です。

一過性の症状に過ぎないことが多いですが、もしこうした症状が2週間以上続く場合は、鬱(うつ)状態の可能性があります。

鬱は「心の風邪」とも呼ばれ、誰にでも起こる可能性がある「病気」の一種。

自然に快復する事もありますが、重症化する前に精神科や心療内科の専門医に相談する事をオススメします。

過度なダイエットによる過食症や拒食症

悩みの原因が容姿や体型にある場合、無理なダイエットが原因で健康を害してしまう危険性も。

心身症

強いストレスを感じると、身体に不調が現れるケースも珍しくありません。

ストレスが原因で引き起こされる症状は人によって様々ですが、主な症例を挙げると

  • 脱毛症
  • 朝起きられない、身体が動かない
  • 吐き気
  • 腹痛や胃痛
  • 頭痛
  • etc

実に様々な症状がストレスを原因として起こることが判ります。

ただし!身体に不調が出たときに「これはストレスのせいだ」と、何でもかんでもストレスを原因にするのは危険です。

病院で調べたら実は全く別の病気が原因だった・・というケースも少なくありませんので、身体に大きな不調が現れた場合は医師に相談することを強くおすすめします。

高校生が感じる悩みやストレスの発散方法あれこれ!

前置きが少し長くなってしまいましたが、ここからは高校生が感じるストレスを解消する方法や、発散する方法を具体的に紹介していきます。

下記で紹介している方法は、どれも科学的に「ストレスの軽減に効果が認められている」事を条件に提示しているので、自分に合ったストレス解消法を探す参考になるはずです。

運動はストレス解消に効果あり

適度な運動が、ストレス解消に一定の効果がある事はよく知られていますが、最近の研究では1日60分以上の運動や5km程度のランニングをすると、脳の働きをストレスから守れることも判っています。


参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000273.000013377.html

成長期でもあり若く健康的な高校生なら、毎日5kmのランニングを日課にするとストレス解消だけでなく、学習の効率が上がるという副次的な効果も期待できます。

運動はちょっと・・という人は、60分を目安にウォーキングや散歩をするだけでもストレスを軽減する事ができるので、ストレスを感じた時は部屋に閉じこもらずに思い切って外出してみましょう♪

悩みの原因と向き合ってみる

ストレスの原因は人によって様々ですが、なぜ強いストレスを感じてしまうのかを冷静に分析して、考えを整理するのも有効です。

悩みを掘り下げていき頭で理解する事で具体的な解決法が見つかることもあります。

勉強や進路が原因でストレスを感じている場合を例に挙げると

  1. 今の成績では志望校に合格するか不安だ
  2. 志望校に行きたい理由を改めて考えてみる
  3. 模試結果などを参考に、苦手教科や分野を客観的に分析する
  4. 滑り止めの大学を探したり、苦手な分野を効率的に克服する方法を模索する
  5. 実際に行動する

このように、悩みの原因を深く掘り下げて頭で理解していくと、何をすれば現状を打破できるのか?という答えにたどり着ける事があります。

時期にもよりますが、現状の成績と志望校の合格率を天秤にかけて、無理かもしれないと悩みストレスを抱えて勉強に集中できないなら、志望校の変更や保険の滑り止めを改めて探してみるのも一つの解決法です。

恋愛や対人関係の悩みでも、深く悩みの原因を探り自分自身と向き合うことはとても重要で、悩みの解決策を見つける手がかりにもなりますよ♪

カラオケ


参照:https://www.cotedazur.jp/scene/afterschool.html

定番ですが、カラオケはストレス解消に一定の効果がある事は科学的にも証明されています。

歌を歌っているときや、大声を出したときにストレスが軽減されるので、ストレスが溜まっているな・・と感じた時はカラオケで発散させてしまいましょう♪

瞑想してみる


参照:https://www.howsbali.com/news/101016n-1/

ビジネスマンや芸能人でも生活に瞑想を取り入れている人が増えてきていますが、ストレス解消だけでなく、集中力や思考力の向上などパフォーマンスを上げる効果もあります。

難しく考える必要はなく、目を閉じてゆっくり深く呼吸をする状態を5~10分続けるだけでもストレス解消の効果が期待できます。

瞑想も、慣れによって精度や効果が高まることが判っているので、高校生のうちから瞑想する習慣をつけておくと、大学や社会に出てからもストレスと上手に付き合っていく手助けになってくれます。

ストレス発散方法!高校生が抱えるストレスの症状や解消方法について紹介:まとめ

高校生は多感な時期でもあり、大人よりもストレスを感じる機会が多い一面もあります。

特に、進路や容姿などに悩む人が多く、理想と現実のギャップで自己嫌悪に陥り強いストレスになってしまいがちです。

努力して改善できる問題なのか、冷静に悩みを分析した上で難しいと感じた時は、無理をせずに別の解決策を模索する事も大事ですよ♪

どうしてもストレスが溜まりイライラする時は、瞑想をしてみたりカラオケに行くなどして適度にストレス解消をして楽しい高校生ライフを送ってください!

当記事が少しでも悩み多き高校生に役立ってくれれば幸いです。

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