エアコンや暖房器具と一緒に使うと効率よく部屋を冷やしたり温めたり出来るのがサーキュレーターです。
扇風機とよく似ているサーキュレーターですが一体何が違うのか?
扇風機の代用品として使用する事は出来るのか?気になりますよね。
そこで、今回はサーキュレーターは扇風機の代わりになるのか?について、扇風機との違いや特性について詳しく解説していきます♪
目次
サーキュレーターは扇風機の代わりになる?
サーキュレーターは扇風機の代用品になるのか?
結論から言えば、サーキュレーターは扇風機の代わりになります。
扇風機とサーキュレーターのどちらも「風を起こす電化製品」という共通点があります。
私たちが風を体に受けるとなぜ涼しいと感じるのか考えたことはありますか?
参照:https://www.youtube.com/watch?v=9hx1mAXuGEE
画像でも判るように、私たちの周りには体温によって温められた空気の層があります。
空気は温度が高い程、水分を多く蓄える事が出来るため暖かい空気の層は水蒸気も多く含んでいます。
ここに、風を受けると暖かい空気の層が飛ばされて一時的身体を覆う空気が冷える事で涼しく感じます。
さらに、風を受けると水蒸気が気化しやすくなります。水分が気化する時に熱を奪う現象を「気化熱」と言います。
この気化熱によって熱が奪われる事も風を受けると涼しく感じる理由の一つです。
このように、風を体に受けると体を覆う暖かい空気の層が崩れ気化熱によって熱が奪われる事で私たちは「涼しい」と感じます。
改めて、扇風機とサーキュレーターの機能は「風を発生させる」という共通点があります。
涼しいと感じるメカニズムを考えた時、サーキュレーターは扇風機の代用品として機能する、という結論となります。
それでは、共に風を起こす家電である扇風機とサーキュレーターに違いについて詳しく見ていきましょう。
サーキュレーターと扇風機の違い1、風の範囲が違う
扇風機とサーキュレーター、どちらの家電も風を起こしますが本来の目的は異なります。
扇風機は、まさに「身体を冷やす」事が目的であるのに対しサーキュレーターは「空気の循環」が目的です。
その、目的の違いは風量や風の範囲という形で見る事が出来ます。
youtubeで見る事が出来る動画からスモークで風量を視覚化して比較しているものを参考にすると一般的な家庭用扇風機の場合
参照:https://www.youtube.com/watch?v=_JhHv0d5MdU
スモークが広がり、広範囲に対して風が届いている事が判ります。
一方、サーキュレーターの場合を見てみると
参照:https://www.youtube.com/watch?v=_JhHv0d5MdU
風は直線的に進みます。
画像では判りにくいですが、他にも異なる点として扇風機の方が風量は多く風速はサーキュレーターの方が速いという特徴もあります。
風の範囲 | 風量 | 風速 | |
扇風機 | 広い | 多い | 遅い |
サーキュレーター | 狭い | 少ない | 速い |
サーキュレーターと扇風機の違い2、音が違う
サーキュレーターと扇風機で作動音を比較した場合はどうでしょうか?
一昔前までは、サーキュレーターの方が静かであると、言われていました。
しかし、現在における両者の作動音には大差が無くなってきています。
参照:ダイソン
羽が無い扇風機や、静音を売りにした扇風機の登場によって騒音という点で明確な差が生まれにくくなっているのが現状です。
そこで、サーキュレーターや扇風機を購入する際に「騒音」が気になる方に向けて注意すべきポイントを紹介しておきましょう。
音を表す単位として使われるdb(デシベル)一般に、強で運転した場合の騒音レベルは扇風機もサーキュレーターも50~60db程度です。
50dbとは、木々のざわめき程度の騒音レベル60dbになると、日常的な会話程度の騒音レベルとなります。
これが、35db以下となった場合病室内や落ち葉の音程度の騒音となりかなり静かであることが判ります。
サーキュレーターや扇風機を購入する際は静音モードでの運転音が「35db以下」に抑えられた機種を選ぶと騒音に悩まされずに済みます。
また、モーターの構造によっても騒音に違いが現れます。
DCモーターとACモーターという2種類がありますが、動作音がより小さいのはDCモーター搭載機種となります。
騒音が気になる方は
- 静音モードの騒音レベルが35db以下
- モーター構造がDCモーター
以上の条件を備えた商品を選ぶと良いでしょう。
サーキュレーターを扇風機の代わりに使う効果的な使用方法は?
サーキュレーターを扇風機の代わりとして使う場合効果的な使用方法はどのような事が考えられるでしょうか?
機能性の高いサーキュレーターを購入する
扇風機の代わりとして使う場合、機能性を重視しましょう。
- 風量切り替え機能
- 首ふり機能
- 温度センサー
- リモコン
など、サーキュレーターには様々な機能を持つ機種もあります。
扇風機代わりとして使う場合は最低でも、風量の調整と首ふり機能は欲しいところですね。
1台2役の夏冬対応家電として使う
サーキュレーター本来の使用目的である「空気の循環」機能。
この機能を活用して、夏は扇風機の代用品やエアコンとの併用で効果的に涼むための家電として冬は、暖房器具の効果を高める目的として使用すると効果的に活用が可能です。
サーキュレーターを扇風機の代わりに使う電気代はどれくらい?
サーキュレーターの電気代は1時間あたりおよそ0.5円です。
機種によって微差が生じる事はありますがおおむね1時間連続使用で0.5円の電気代がかかると考えて問題ありません。
ちなみに、扇風機であっても1時間でおよそ0.5円です。
騒音の項目で触れたDCモーターを使用した機種は電気代という点でも節電効果があるため購入時は高くとも長期的に見た場合はDCモーター搭載の機種がお得になります。
エアコンの冷房使用時は年式や設定温度によって大きく電気代が変わるため、一概には言えませんがFUJITSUの見解を参照にした場合1時間あたり3.5~23.8円となります。
サーキュレーターを効率よく使用してエアコンの設定温度を上げるという使い方も電気代節約には効果的と言えますね。
扇風機をサーキュレーターの代わりに使うことは出来るのか?
サーキュレーターは扇風機の代用品になりますが扇風機をサーキュレーターの代わりにする事は出来るのでしょうか?
目的が違う2種類の家電ですが「風を発生させる」という共通点がある事は既に述べてきました。
結論から言ってしまえば扇風機の起こす風によっても空気は循環するのでサーキュレーターの代用品として機能する!
と、なります。
もちろん、涼を取るなら扇風機が空気を循環させるならサーキュレーターがそれぞれ優れている事は言うまでもありません。
どちらが良いのか決めかねる、という方はサーキュレーター機能付き扇風機という選択もありますよ。
例えば、DCモーター搭載の静音タイプでしかもサーキュレーター機能も搭載しているのが日立から販売されている下記のような商品もあります。
参照:https://item.rakuten.co.jp/choumajime/3840000300/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_113_0_10001868
価格も手ごろで、1台2役をこなしてくれるサーキュレーター機能付き扇風機という選択もアリですよね。
サーキュレーターは扇風機の代わりになる?まとめ
サーキュレーターは扇風機の代わりになりますが記事内でも述べているように、使い方や機能性によって効率が大きく変わります。
扇風機の代用品としてサーキュレーターの購入を検討している方は
- 機能性
- 部屋の広さ
- エアコンなどとの併用
などを考慮した上で購入すると良いでしょう。
また、どちらの機能も兼ね備えたサーキュレーター機能付き扇風機を購入するのもおすすめですよ♪
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