新幹線の移動時間って長いので、パソコンを持ち込んで仕事をしたり、スマホで調べ物をして暇つぶしをしたりしますよね。
でも使っている途中で充電が切れてしまうなんてことも…。
充電できるコンセントが近くにあればいいのですが、全ての席に付いているわけではありません。
知らないで乗ると、コンセントの場所や使い方に悩んでしまいそうです。
今回はそんな新幹線のぞみのコンセント事情について調べてみました。
目次
新幹線のぞみ(普通席)のコンセントの位置は?
コンセントがついている座席は窓際(A席、E席)、最前列(A~E席)、最後列(A~E席)です。
最前列と最後列は窓際だけではなく、全席についています。下の図(新幹線のぞみ1号車)でいうと、赤枠部分がコンセントのある席です。
引用:https://railway.jr-central.co.jp/
頻繁に新幹線を利用する人はご存知だと思いますが、全ての新幹線でコンセントが設置されているわけではありません。
とりわけ、こだまやひかりなどの古い車両ではコンセントがない場合や、比較的新しい車両でもコンセントのある座席が少ない場合も多いです。
その点、新幹線のぞみ(N700系)では、普通車両では半数近くコンセントがある座席になるため、移動時間を利用してパソコンや携帯を使う人にはとても心強い存在と言えそうです。
ちなみにN700系は充実した設備状況ですが、少し古い700系は一部車両で最前列と最後列にコンセントがあります。N700系のぞみに乗れば、よりコンセントを利用しやすいと覚えておきましょう。
では、続いてコンセントの位置について、座席別に見てみましょう。
窓際は足元前方に設置されています。かなり下の位置にあるので、かがまないと充電器を差し込みづらいです。
引用:http://photozou.jp/photo/show/2436427/142653603/?lang=en
引用:http://blog.livedoor.jp/priority_net/archives/24781265.html
最前列は目の前の収納テーブル横、最後列は座席背面スペースにあります。
引用:http://crazy-man.cocolog-nifty.com/
コンセントの差し方が少し特殊で困ったという声もありますが、のぞみの場合は右に90度回しながら差し入れるタイプです。このタイプは抜け止め効果があるので、少々引っ張っても外れにくいです。
通路側に座った場合、コンセントは使っていいの?
前述でコンセントは窓際にのみ付いていることが分かりました。
では、通路側の人はコンセントが使えないのでしょうか?
結論から言えば、窓際に座る人だけのコンセントではありませんので、中央席や通路席でも同じように使って問題ありません。
これはJRも公言していることなので、座席位置に関係なく安心して使いましょう。
ただし、だからといって好き勝手に使っていては、他の人は気持ち良くありません。
充電コードが足元や座席間をまたいで、妨げになる可能性があります。
やはり同列に座る人への配慮も必要です。通路側で使う場合は、一声かけてから使うようにしましょう。
また、3口タップなどで接続して、他の人も使えるようにしておけば、より親切ですね。
自分だけ使っていると気が引けますし、使いたいのに使えないもどかしさを感じるよりも、円満にすみます。
こうした周りへの配慮があると、乗車中も快適に過ごせますよ。
普通席で快適に過ごす為に狙うべき座席はどこ?
せっかく特急料金を払って新幹線に乗るので、快適な乗車時間にしたいですよね。
快適に過ごす為には、どの座席を狙えばいいのでしょうか?
重視するポイントによっても選ぶべき座席は異なります。
ここでは、最前列や最後列、窓際や通路側などのメリット・デメリットを考えながら見ていきましょう。
最前列
パソコンや書き物をしたい人は、机が広くて作業スペースが確保できる最前列が断然オススメです。
最前列の机はその他の机よりも広くなっています。
さらに移動中に使い続けると心配な充電不足も、最前列なら全席にコンセントが完備されているので心配無用です。
他には、前に人が座ることがないので、座席が倒れて狭く感じない所も良いですね。
一方、デメリットは扉が近く、人通りが多く、入口からの風が入りやすいこと。また、座席下のスペースがないので、足をのばせず少々圧迫感を感じることも。大柄な人や足を伸ばして座りたい人にとっては不向きな席かもしれませんね。
最後列
最後列の最大のメリットは、座席をいくら倒しても良い快適さです。
座席を倒す時、後ろの人に一声掛けるかどうか悩みますよね。そうした心配も気遣いもいりません。
また、大きい荷物を持っている人は、座席後ろのスペースを活用すれば、重たい荷物をわざわざ荷物棚へ上げ下げする必要や、膝に抱え込む必要もないので快適です。
座席後ろには最前列、窓際同様にコンセントが近いので充電も気兼ねなく出来ますね。
窓際
窓際の最大の特権と言えば、窓から見える景色を楽しめる点ではないでしょうか。
乗り物酔いしやすい人や、じっとするのが苦手な子供連れにはオススメな座席です。
コンセントも近くて使いやすいというメリットもあり、ビジネスマンにとっても快適な座席でしょう。
また、窓際座席の壁にはコート掛けもあります。このコート掛けを利用すれば、大切なコートやスーツがシワにならずにすみますよ。
逆に、窓際のデメリットとしては、トイレに立つ時や降車する時に気を使うことです。
荷物が置いてあるなどで通れない場合は、一度席を立ってもらう必要があるので、結構気疲れします。
通路側
通路側のメリットは席を簡単に立て、自由に行き来できる点です。
トイレが近い人や頻繁に電話を利用する人は通路側を選んだ方が便利ですよ。
発車前の待ち時間を利用して、気軽に新幹線外の売店にも行けます。車内販売も呼び止めやすいですね。
ちなみに、のぞみのトイレは基本的に奇数号車を出た後方にあります。トイレに行く回数が多い人は偶数号車の前方列、奇数号車の後方列を選ぶと良いでしょう。
デメリットは中央通路に接する場所なので、人通りの多さが挙げられます。
神経質な人は通路側よりも窓際を選んだ方が無難です。
また、携帯やパソコンを使いたい人にとってはコンセントから遠く、利用しづらい雰囲気もあります。
3号車、7号車、15号車付近は喫煙ルームあり
たばこを吸う人は、喫煙ルームが近い車両を選ぶと便利です。
乗る車両によっては喫煙ルームまで長々歩かなければなりません。どこへ行っても禁煙化が声高にうたわれている中で、喫煙者にとっては貴重な設備です。愛煙家なら利用しない手はありませんね。
喫煙ルームは車両間デッキ部分にあります。普通車であれば3号車(博多寄り)、7号車(東京寄り)、15号車(東京寄り)に加え、グリーン車利用者のみ使用できる10号車の計4か所に設置されています。
階段やエレベーターの近さを選ぶなら7号車
足が不自由な人や荷物が多い人にとって降車位置は大変重要です。
7号車は階段、エスカレーターやエレベーターから近く、降りてから歩く距離も少なくてすみます。
新幹線のぞみ グリーン車のコンセントは?
グリーン車には全席コンセントが完備されているので、コンセントを取り合う必要もありません。
普通車と違う点はコンセントの位置です。グリーン車の場合は肘掛部分の前方にあり、肘掛側面にコンセントが使用できる合図として緑色のランプが点灯する仕組みになっています。
短い充電コードでも問題なく使えますし、大人数でボックス席にして使う時もコンセントの位置は変わらず使い勝手も良さそうです。
引用:https://anomalystyle.mtnavi.com/shinkansen-charging/
新幹線のぞみのコンセント まとめ
- 普通車のコンセントは最前列(A席、E席)、最後列(A席~E席)、窓際席(A席、E席)に設置
- 座席に関係なく、通路側も平等にコンセントを使える
- 通路側で使いづらい時は、延長コードや3口プラグを使えば円満に利用できる
- グリーン車のコンセントは全席の肘掛部分に設置
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