バスでお釣りはなぜ出ないのか、出る場合もある?いらない場合はどうすればいいの?

バスに乗る際、財布に千円札しかなく、小銭が足りないという場合には、車内で両替したらいいだろうと思いますよね。

しかし、考えてみたらどうしてバスは運賃を支払う際にお釣りが出ないのでしょうか?

お釣りが出れば、バス乗車の際に運賃の心配をしなくてもいいですよね。

そこで、この記事ではどうしてバスでお釣りが出ないのかについて調べてみました。

間違った金額を入れてしまった場合や、お釣りがいらない場合はどうしたらいいのかについても紹介していますので、バスのお釣りについて気になっている方はぜひチェックしてみてください。

バスでお釣りが出ないのはなぜ?


引用:https://www.hankyubus.co.jp/rosen/guide/

バスの運賃は、地域や路線によって一律制か乗車した区間によって異なります。

このうち、運賃が乗客によって異なる場合、お釣りが出ないことが多いです。

その理由は、乗客によって運賃が異なる場合、もしもお釣りが出るようにすると、下車時に

  1. 機械が整理券でその乗客の乗車区間を調べる
  2. 運賃を表示
  3. 乗客が運賃を支払う
  4. 機械がお釣りの計算をする
  5. お釣りを出す

という流れが必要になります。

こうなると、下車する乗客が多い場合、バスの出発がかなり遅れるため運行に支障をきたしてしまいますよね。

そこで、バス会社は乗客のスムーズな降車を促すために、お釣りが出るようにはせず、あらかじめお釣りが必要のないように運賃を用意しておくようお願いしているのです。

バスでお釣りが出る場合もある?


引用:http://uozumian.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-5184.html

バスによっては、お釣りが出る場合もあります。

それは、運賃が一律料金の場合です。

一律料金のバスの場合、支払いパターンが少ないため、機械がすぐにお釣りの計算をすることができ、乗客の降車に時間があまりかかりません。

例えば、運賃が一律200円のバスの場合、支払いパターンは

  • 200円
  • 500円
  • 1,000円

となります。(路線バスでは、五千円札または一万円札は使えないことが多いです。)

そうすると、機械はお釣りを2通り用意しておけば済みますよね。

このように、乗客によって運賃の金額が違うバスと一律料金のバスでは、運賃支払い時にかかる時間が大きく異なってきます。

そのため、一律料金の場合、お釣りが出る運賃箱を設置しているバスが多いのです。

もし間違った金額を入れてしまったら?


引用:http://www.wakayamabus.co.jp/rosen/norikata/

もしも運賃箱に間違った金額を入れてしまったら、まずは運転手さんにその旨を伝えましょう

しかし、運転手さんに伝えてもお金が返って来ないこともあります。

そこで、間違った金額を入れてしまった時の運転手さんの対応について、お金が返って来なかった、また返ってきたという体験談をいくつかご紹介しましょう。

お金が返って来なかったケース

  • お金を多く入れてしまったが、お釣りは出ないと返してもらえませんでした。
  • おじいさんが100円多めに入れてしまったようで、運転手さんに返して欲しいと尋ねたが返金できないと言われていました。

引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

お金が返って来たケース

  • 170円の運賃のところ、誤って220円入れてしまったが、運転手さんから50円の金券をいただきました。
  • バス乗車時に、おばあさんがお金を多めに入れてしまったが、運転手さんがポケットに入れていた小銭入れからお釣りを返していました。

引用::https://onayamifree.com/viewthread/2211332/

 

このように、間違った金額を入れてしまい、その差額分が返ってくるのは運転手さんの好意によるものであり、返ってこないこともあることを覚えておいてくださいね。

運賃を多く入れてしまっても基本的にはお釣りは返って来ませんし、また運転手さんとのやり取りでバスを数分間停車させてしまうことにもなりますので、降車の際にはきちんと運賃を確認してから支払うようにしましょう。

お釣りがいらない場合は?多くお金を入れてもいいの?


引用:https://www.toyotetsu.jp/rosen/howto.html

手元に運賃がピッタリない場合や、車内が混んでいて両替をするのが面倒な場合、運賃を多めに入れて下車してもいいかと気になりますよね。

実際、運賃が190円のところ、両替するのも面倒だからと200円を運賃箱に入れる方もいます。

きちんと料金を支払っているのだから問題ないと思われるかもしれませんが、この場合、バス事業者が過剰収受で違法とみなされてしまいます。

バスの料金は公共料金として国によって定められているので、それ以上の収益をバス事業者は受け取ることができません。

そのため、バスを下車する際には運賃をきちんと用意して、過不足なく支払うようにしましょう。

バスでお釣りはなぜ出ないのかについてのまとめ

乗客によって料金が異なるバスの場合、お釣りが出ないことが基本ですので、下車する際にはお釣りのいらないよう料金を準備しておきましょう。

また間違えて運賃を多く払ってしまった場合は、運転手さんによって対応が異なり、差額分を返してもらえないこともあります。

そしてバスの運賃は公共料金として設定されているため、両替が面倒だからなどの理由で多めに払うことは避けてくださいね。

バスは多くの人が利用するものですので、スムーズに乗り降りするためにも、あらかじめお釣りについて把握しておき、さっと運賃を支払えるようにしておきましょう。

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