ヒヤロンの持続時間を長持ちさせる使い方は?冷えない時の対処法や再利用についても

ホッカイロの逆バージョン、叩けばすぐに冷たくなるヒヤロンですが、使ってみたのに冷えなかった!という声があるようです。

そこで、今回はヒヤロンが何故冷えるのかその仕組みを簡単に解説した上で、仕組みから冷えない原因や対処法について紹介していきます。

また、ヒヤロンの持続時間を長くする方法や再利用が出来るのか?という点についても紹介していますよ。

ヒヤロンが冷える仕組みとは

ヒヤロンは、ガムや飴でお馴染みのロッテ健康産業から販売されている急速冷却パックの商品名です。


参照:https://www.lotte.co.jp/products/catalogue/kenko_zakka/02/detail02.html

画像は、2019年春季からより使いやすくリニューアルされた「最新モデル」のヒヤロンです。

ロッテにヒヤロンが冷える仕組みが判り易く図解されていたので紹介させて頂きますね。


参照:https://www.lotte.co.jp/products/catalogue/kenko_zakka/02/detail02.html

ヒヤロン内部には尿素と硝酸アンモニウムで出来た薬剤と、水が入った袋が入っています。

外部から叩くなどの衝撃を与えて、水袋が破裂すると薬剤が水に濡れます。

尿素や硝酸アンモニウムが水に溶けるのですが、この時周りの熱を吸収する「吸熱反応」が起こります。

尿素と硝酸アンモニウムは、この吸熱反応が強いため瞬間的に周りの熱を奪い冷たくなるという訳です。

実はこの吸熱反応の仕組みは身近な所でも利用されています。

昔ながらのアイスクリームを作る時、氷に塩を入れて急激に冷やし固めるのをご存知でしょうか?


参照:https://www.youtube.com/watch?v=QiTwoj2m8x8

氷に塩を入れると氷点下まで一気に温度が下がる、これも塩が溶けるときに熱を奪う吸熱反応を利用しているのです。

もう一度、ヒヤロンが冷える仕組みをお伝えすると

【内部の薬剤が水に溶けるときの吸熱反応で冷える】となります。

ヒヤロンが冷えない!原因とは

続いて、ヒヤロンを実際に使用した時に「冷えない原因」について可能性と共に考察します。

水袋が割れていない!

ヒヤロンが冷えない時に最も考えられる原因は、水袋がちゃんと割れておらず、吸熱反応が起きていないという事です。

「そんな単純な理由があり得るのか?」と疑問に思ってしまいますが、冒頭で紹介した最新のヒヤロンでも、水袋が割れやすいように改善しています。

参照:https://www.lotte.co.jp/products/catalogue/kenko_zakka/02/detail02.html

ロッテのリニューアル部分の解説でも、現行品は

  • 水袋がどこにあるかわからない
  • 叩くと痛い
  • 手加減で強く叩けない

と、水袋が割れない・割りにくい事があった事を示唆しており、水袋がちゃんと割れなかったために、「ヒヤロンが冷えない」という事例が多かったと言えますね。

水袋が使用前に割れている

叩いたのに全く冷えなかった!という場合は、何らかの理由で使用前に水袋が割れて、中の水と薬剤が既に吸熱反応を起こしきってしまっている可能性もあります。

例えば、鋭利なものに引っ掛けてしまったり、屋内で不意に踏んだ時などが考えられます。

吸熱反応による冷える効果は、薬剤が水に溶けきってしまえばそれ以上は起こりませんので、叩いても冷えなかったと考えられます。

使用環境

ヒヤロンの推奨使用環境は「30℃まで」となっています。

しかし、実際にヒヤロンを使って身体を冷やしたいと思うのは、真夏の炎天下など推奨環境よりも気温が高い時ではないでしょうか?

ロッテによると、室温30℃の環境下にて氷点下から10℃までの保冷時間は約40分です。

この持続時間は、外気温によって変動するという記載がある事からも、使用環境が「暑すぎた」事が原因で冷えないと感じる事もあると言えます。

ゴルフなど屋外で炎天下の中、ヒヤロンを使用した人の感想として「冷えたのは最初の10分くらい。あとはずっと邪魔なゴミだった」という辛辣な意見もあり、使用環境によっては持続時間がかなり短くなる事が判ります。

ヒヤロンを長持ちさせることは出来るのか

ヒヤロンの持続時間は、推奨環境下でも40分程度と記載されています。

使用環境によってはもっと短くなってしまうヒヤロンですが、長持ちさせる方法はあるのでしょうか?

持続時間は変わらない

まず、仕組みからも判るように冷える時間=薬剤が水と反応する時間、となっています。

そのため、ヒヤロンが冷える効果を発揮する時間自体は変えることが出来ないと言えます。

ヒヤロンを長持ちさせる方法

しかし、実際にヒヤロンを使う時は大抵が暑い場合です。

30℃までの室温なら40分持つけど、外で使ったら10分・・では余りにも短いですよね。

そこで、おすすめの方法は「水に濡れたタオルでヒヤロンを包む」方法です。

ヒヤロン自体の持続時間は変わりませんが、冷えた恩恵をタオルが引き継ぐ形になるので、多少は冷やす効果が長くなりますよ。

ヒヤロンは再利用できるのか

使い終わったヒヤロンは冷蔵庫や冷凍庫で冷やすと、再利用が出来るという噂がありますが、本当なのでしょうか?

ヒヤロン本来の冷やす仕組みは、吸熱反応を利用していますので、薬剤が反応しきってしまえば冷える事はありません。

つまり、ヒヤロンは一度使えば終りの「使い捨てタイプ」。ロッテも使い捨て商品として販売しています。

しかし、再利用出来るという噂がまるっきりウソ、という訳ではありません。

使い終えたヒヤロンの中身は「薬剤が溶けた水分」なので、これを冷やしたり凍らせたりして、保冷剤代わりに使う人もいるようです。

当記事では、この再利用方法はおすすめしません。

保冷剤と違い、使い捨てを前提とした商品で「凍らせる」事で、破裂や劣化の恐れがありますし、使用薬剤の硝酸アンモニウムは経口摂取で下痢や嘔吐を引き起こす毒性を示します

誤飲による事故なども考えられますので、保冷剤が必要なら素直に買うか、スイーツなどに付いてくる保冷剤を取っておきましょう。

ヒヤロンを長持ちさせる方法:まとめ

ヒヤロンは、使用者のクチコミを見ても「割れにくい!」という意見が大変多く見受けられます。

冒頭でも触れたように、2019年春季からリリースされた新しいヒヤロンは、従来の「叩いて割る」方法から、「握るだけで割れる」方法に改善し、扱いやすくリニューアルされていますよ。

暑い夏にイベントやフェスでお世話になるヒヤロンですが、持続時間は暑くなればなるほど短くなってしまうので、今回紹介した方法や凍らせたペットボトルなどを併用しましょう。

熱中症対策にも役立つヒヤロンを上手に使って、暑い夏を乗り切りましょうね♪

当記事が、少しでも皆さんのお役に立てば幸いです♪

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