秋といえば「中秋の名月」とも言われ、月がとても美しく見える季節です。
日本の伝統的な文化の一つで、月にうさぎがいると言われていたり、月見団子やススキをお供えする風習があります。
そこで、楽しい製作を通して、日本の文化や風習を子どもたちと身近に感じながら、秋らしさを感じられるお月見製作にチャレンジしてみましょう!
目次
1歳児でも一緒に出来るお月見製作
1歳児は一人で出来ることは少ないですが、秋ともなると成長も目まぐるしく、指先も上手に使えるようになってきます。
まるめる、やぶく、スタンピング、シール貼りなどの指先を使った技法にも少しずつ触れて行くと良いでしょう。
いろいろ出来るようになると折り紙に興味を持つ子も出てくると思いますが、まだ折ってなにかを作るのは難しいです。
触れさせたい場合には、まるめたり、やぶいたりといった方法で取り入れる事ができます♪
子ども一人ひとり、まだまだ月齢差や成長にも個人差がありますよね。
様子を見ながら楽しく製作に取り組めるように、手を添えたり、言葉がけで気持ちを盛り上げながら、大人も一緒に楽しんで製作をしてみましょう♪
それでは、1歳児におすすめのお月見製作をご紹介します!
ティッシュでお団子製作
参照:https://hoiclue.jp/100111619.html
ティッシュペーパーを丸めて遊び感覚を交えながら、お団子作りを楽しむことが出来ます。
ティッシュを折り紙に変えて、いろいろな色のお団子を作るのも楽しいですよ♪
準備する物
- ティッシュペーパー、または折り紙
- 折り紙やA4のコピー用紙
- 牛乳パック
- 画用紙(茶系)
- 空き箱
- セロハンテープ
- ハサミ
- のり
手順
①最初にティッシュペーパーを丸めてお団子を作っていきます。
月齢が1歳に満たない子などは、ティッシュが取れたら褒めるなどして一緒に楽しむ工夫をすると良いですよ。
参照:https://www.ohmydallas.com/
ティッシュを綺麗に丸めるのは難しいので、子供が丸めた後は大人の方が形を整えるようにして15個作りましょう。
参照:https://www.ohmydallas.com/
丸めたらセロハンテープで形を固定して、それをさらにティッシュで包みます。
参照:https://www.ohmydallas.com/
②続いて、お団子を乗せる箱(三方さんぽうと言います)を作ります。こちらの作業は1歳児には難しいので大人の方が作っておく事をオススメします。
牛乳パックを適当な大きさで切り
参照:https://sayuri-sukikoto.com/play-watering-can/
茶系の画用紙を巻きつけるようにして、のりやテープで貼りつけていきます。
牛乳パック上部の四隅に切り込みを入れて、それぞれの辺を外側に向けて折り返します。
参照:https://hoiclue.jp/100111619.html
③お菓子の空き箱など、なるべく正方形の空き箱を準備して牛乳パックと合わせます。
参照:https://hoiclue.jp/100111619.html
④作った三方(さんぽう)に、白い画用紙やA4サイズのコピー用紙などを敷き団子を飾っていきます。
15個の正しい乗せ方は1段目9個、2段目4個、最上段は並べるように2個ですが、お子様と一緒に積み上げるなら拘らなくても良いでしょう。
参照:https://hoiclue.jp/100111619.html
三方作りが面倒な時は、空き箱に白い紙を敷くだけでもOKです♪
また、ティッシュではなく紙粘土などを使う工作方法もありますが、1歳児の場合は誤飲などの恐れもあるので注意が必要です。
参照:https://yasuharazakka.com/archives/700.html
スタンピングでお月見団子!
参照:https://pin.it/mm34lxau4p5ix3
簡単なたんぽスタンピングでお月見団子を作ります。
持ちやすく、扱いやすいたんぽは、スタンピングの導入にもピッタリ!
「ぺったん♪ぺったん♪」と一緒に声を掛けながら楽しく作ってみましょう。
準備する物
- 画用紙(基本の台紙用、お月さま用、三方用)
- たんぽ
- 絵の具(白)
- のり
- はさみ
手順
①たんぽを用意します。
ガーゼや古着などを正方形に切り、綿やスポンジをくるんでゴムで止めます。
てるてる坊主を作る要領です。
参照:https://hoiclue.jp/800001757.html
②あらかじめ、台紙に三方と月を貼り付けておきます。
③白い絵の具をたんぽに付け、子どもと一緒にぺったんとお団子をスタンピングしていきます。
参照:https://pin.it/ezc3wofberlqv3
絵の具は、水で伸ばしすぎてしまうと薄っすらとしかつかないので、濃いめの方がはっきり付きます。
④完成!
作品を飾るときには、ススキやうさぎなどの壁面も用意して一緒に飾ると、華やかになりお月見らしさが一層出ますよ♪
足型でお月見うさぎ
参照:https://pin.it/pbx22mqy4oouve
成長の記念としても残せる足型のお月見うさぎです。
どんどん大きくなってしまう足のかわいい一瞬を、うさぎさんに変身させちゃいましょう♪
うさぎは子どもからしても身近な動物ですので、出来上がりを見て喜んでくれること間違いなしです!
準備する物
- 台紙(紺や黒など暗めの色だと足型の発色がよくなります)
- 飾り(月、すすき、月見団子、雲、うさぎの耳など)
- スタンプ台、または絵の具(白)
- はさみ
- のり
- ペン
手順
①台紙に足型を取ります。
参照:AC
台紙に直接取ってもいいですし、うまくいくか心配な場合には、同じ色の画用紙に取り、切り取って台紙に貼り付けましょう。
足型を取る時は、足首と足の甲のあたりを抑えてあげるとズレずに出来ますよ♪
②乾いたら、うさぎの耳を付け、顔を描きます。
耳は、手の指に白い絵の具を付けて、ペタッとしてもいいですし、画用紙を耳型に切り取って貼り付けてもいいです。
顔は、大人が描く・パーツを用意して選ばせ貼る・子どもが描くなどの方法があります。実際に作る子どもの発達段階に合わせてやりやすい方法を選びましょう。
③飾り付けをしましょう。
月やススキ、お団子などを貼ったり描いたりします。
雲は、子どもがちぎった和紙や折り紙を一緒に貼っても良いでしょう。
紙皿でニコニコお月さま
参照:https://pin.it/boi73floakdghe
紙皿に絵の具で色付けをして、かわいい表情のお月さまを作ります。
子どものやってみたいように貼ってみることで、様々な表情の個性豊かな作品になります。
準備する物
- 紙皿(軽く薄めのもの)
- 台紙
- 絵の具(指で塗っても良い、または絵筆)
- 目と口のパーツ
- 台座と団子(切っておく)
- 飾り付け用(シールやうさぎ、ススキなど)
- はさみ
- のり
- 両面テープ
手順
①紙皿に絵の具を塗ります。
感触を楽しみたい場合には、直接指に絵の具を付けて塗るのもおすすめ。
絵筆を使う場合には、下の方を持たせてあげると安定して塗りやすくなります。
一緒に手を添えてあげても安心して取り組めます。
参照:https://pin.it/wb3romcdxxavvo
②紙皿の絵の具が乾いたら、目や口のパーツを貼り付けます。
予め、のりや両面テープをパーツにつけておくと貼りやすいです。
のりもいいですが、両面テープの方が落ちにくく、貼りたい場所に貼ることが出来ます。3.台紙に両面テープで紙皿を貼り付けます。
あとは、のりで台座とお月見お団子、飾り付けなどを貼り付けましょう。4.完成です!
展示する場合には、作品内にうさぎやススキを取り入れてなくても、周りに一緒に貼ってあげるとお月見の雰囲気がよくでて、作品も引き立ちますよ♪
たぬきのお月見会
参照:https://pin.it/wjhpv5thcqohuz
お月見といえば、うさぎのイメージが強いと思いますが、たぬきも秋らしさを演出してくれる身近な動物です。
たぬきがお月見をしながら、お団子を食べたり踊ったりしている、楽しい雰囲気の作品ですね♪
準備する物
- 台紙(何色か用意しておくと、展示した際に華やかになります)
- お団子(ティッシュペーパーや折り紙)
- 台座
- たぬき(パーツごとに切っておく)
- のり
- はさみ
- 両面テープ
- セロハンテープ
手順
①ティッシュペーパーや折り紙を丸めて、セロハンテープで止めます。
セロハンテープを切るのはまだ難しいので、貼ってあげるか、切ったものを渡すようにします。
参照:https://www.ohmydallas.com/
②台紙に、台座を貼り付けておきましょう。
そこに先程作ったお団子を貼り付けます。
お団子の裏に両面テープを貼り付けて、子どもと一緒に貼っていきます。
③たぬきを作ります。
たぬきのポーズから子どもと相談して貼り付けていってもいいですし、顔のパーツのみでも、もちろんOK♪
顔を書くのが難しいと思いますので、顔のパーツも切り出しておいて、福笑いのように貼り付けてみましょう。
参照:http://renbi.com/blog/entry-3541
月齢やクラスの人数、作品にとれる時間によって、どこまで子どもと一緒に出来るか調整してくださいね!
④完成!
例の写真のように、みんなでお月さまを見ているような雰囲気で展示してみましょう。
全体的なまとまりも出て、見栄えも良くなります♪
お月見製作 1歳児におすすめはコレ!保育園で使える折り紙工作や壁面工作まとめ:まとめ
いかがでしたか?
1歳児でも色々な方法で製作を楽しむ事ができますね!
また、お月見のきちんとした理由などは理解できなくても、小さい時から自然と文化に触れていくことは、とても大切です。
楽しい思い出になるように、丁寧に準備をして、ゆっくり取り組めるようにしてあげましょう。
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