新年を迎え、子供たちにとっては楽しみで仕方が無いのが「お年玉」です。
手渡す私たちにとっては楽しみ・・ではないですが、貰って嬉々とする子供たちを見るのは気分が良いものです。
そんなお年玉ですが、お金の入れ方やポチ袋の名前の書き方などのマナーに反して渡した結果、「世間知らず」と思われたら嫌ですよね。
今回のテーマは、お年玉の入れ方に関するマナーです。
お札の向きや名前の書き方など、お年玉に関わるマナーをまとめてお伝えします。
せっかくお年玉をあげたのに、自分の評価が下がってしまってはあんまりです。
ぜひ、この機会に「正しいお年玉の渡し方」を確認してみて下さいね♪
目次
お年玉の入れ方:折らない場合はお札の表裏や上下に注意
お年玉を入れるとき、折らない場合は「お札の向き」があります。
お札を折りたたんで入れるタイプのポチ袋しか、見たことがない方も中には居るかもしれませんが、上司の子供やマナーを重視したお年玉の渡し方をしたい場合はお札を折らないタイプの方が丁寧な渡し方と言えます。
折らずにお札が入るぽち袋には、シンプルなデザインで上品にみえるタイプから
参照:https://item.rakuten.co.jp/nodakami8/10000249/
可愛らしいイラスト付きのぽち袋まで、様々です。
参照:https://item.rakuten.co.jp/akgshop/clp-np-99534/
お年玉を手渡す子供の年齢や、親との関係性などでポチ袋のデザインを選ぶと良いでしょう。
折らないお年玉に入れるお札は新札が望ましい
結婚式など、お祝い事でお金を包む場合は「新札が良い」とされています。
参照:https://www.integrity.or.jp/shinsatsu/
新札を包む場合、「折らない方が良い」ので折らずに済むポチ袋を準備すべきです。
祝い事で新札を準備する理由には諸説ありますが
- わざわざ新札を準備する=相手への心配りを表す
- 新年や新しい門出を「真新しい気持ちで祝う」の意
- 見栄えが良いため
このように、新札で渡したほうがマナー的には良いとされています。
お札の表・裏と上下
新札を準備したら、ポチ袋にいれますが、お札を入れるときの向きがあるので注意しましょう。
お札の表裏について
参照:https://www.niwaka.com/ksm/radio/wedding/gift-money/envelopes/06/
お札の表は、人物が記載されている側になります。
お札の上下について
参照:https://mbp-japan.com/ehime/officecolor/column/3806048/
お札の上も、人物が記載されている側になります。
つまり、封筒やポチ袋からお金を取り出したときに、偉人の顔が現れるように入れるのが正しいお札の入れ方です。
お年玉だけでなく、祝い事でお金を包むときは共通したお札の入れ方マナーなので、覚えておくと様々なシーンで役立ちます。
※お葬式での香典など、祝い事とは逆に不幸があった場合は「お札の向きや上下も逆になる」のでご注意を。
お年玉の入れ方:折る場合
せっかく新札を準備したのに、ポチ袋がお札を折らないと入らないタイプだった場合や、新札が準備できなかった場合は、お札を折って入れます。
お年玉でお札を折って入れる場合は、三つ折にするのが基本です。
新札を折る場合はふんわり三つ折
せっかく新札を準備したのに、お札を折らなければならない時は、少しふんわりと三つ折にしてポチ袋に入れましょう。
参照:https://sk-utorix2.com/3605.html
ポチ袋が膨らんでしまうことを嫌い、キッチリとキレイに折りたたんでしまう方が居ますが、真新しい新札に折り目をクッキリと残すことになるので、ふんわり折ったほうが良いとされます。
三つ折は肖像を目安に折るとキレイに折れる
お札の種類を問わず、三つ折にする時はお札を表にして、左側⇒右側の順で三つ折にします。
このとき、お札に印刷されている肖像を目安に折りたたむとキレイに折れますよ。
参照:https://sk-utorix2.com/3605.html
お札を複数枚入れる時は重ねて折る
お札を複数枚入れて渡すこともあると思います。
この場合、お札は1枚ずつ折るのではなく「重ねてまとめて三つ折に」します。
参照:https://tashlouise.info
お年玉を入れる袋(ポチ袋):名前の書き方
続いて、お年玉袋に名前を書き入れるときのマナーを紹介します。
厳密なルールがあるわけではありませんが、一般的に相手の名前は「袋の表・左上」に、自分の名前は「袋の裏・左下」に書くのが良いとされています。
参照:https://wishing-well.info/manner/wedding/pochi/
名前を書いた位置が違うからといって、失礼にあたるような事はありませんが、基本的には
- 渡す相手の名前は表に
- 自分の名前は裏に
このルールに従って名前を書いたほうが自然です。
もちろん、ポチ袋の種類によっては上記ルール通りに名前を書き入れることが出来ない場合もありますので、名前の書き忘れにだけ注意すればどこに書いても問題ありません。
参照:http://skymj.net/post-4312/
名前を書く大きな目的は、渡す側が「誰の分を準備したか」を把握する意味合いと、貰った側が後から「誰から貰ったのか」を把握するという意味合いが強いです。
お年玉袋に書き入れる名前については、あまり難しく考えなくてもマナー違反にはならないのでご安心を。
お年玉に関するマナーあれこれ
お年玉に関するマナーは、お札の向きや名前の書き方以外にもあります。
硬貨にも表裏がある
お年玉で硬貨を入れる機会は少ないと思いますが、少し洒落たお年玉として年号と同じ金額を入れたり、特別な数字や語呂合わせで硬貨を入れる場合もあります。
硬貨にも、実は表と裏があります。
お札と同様に、祝い事で硬貨を袋に入れるときは「表向き」にして入れるのがマナーです。
参照:https://zatugaku-gimonn.com/entry101.html
硬貨の表裏を簡単に見分ける方法として、「漢数字で金額が記載されている側」と覚えておくとわかり易いかもしれません。
数字が書いている方が裏、と覚えても良いのですが「五円玉だけ例外」になるのでご注意を。
硬貨の入れ方は、お札の上に表向きで一緒に入れればOKです。
参照:https://improvesn0320.com/otosidamano-osatunoorikata-irekata/
目上の人に「お年玉」は失礼にあたる
新年を迎えたとき、お年玉を子供に渡す以外に「両親に渡す」という方も多いのでは無いでしょうか。
もし、親にお金を包むときに「お年玉」として手渡しているのであれば、マナー的には失礼な行為にあたります。
お年玉は、目上の人が目下の人に送るもの。
自分より目上の人に、「はい、お年玉」と手渡すのは「あなたを目下に見ています」という意味合いになってしまうので注意してください。(気にしない方も多いですが)
目上の方へお年玉を手渡すときは、表書きは「お年賀」と書かれた袋で渡すのが礼儀。
参照:https://www.sasagawa-brand.co.jp/product/ca_shousai.php?page=6&id=17129&c1id=1&c2id=10&c3id=251
また現金を子供から貰うのを嫌がる親には、中にギフトカードや図書カードを入れても良いとされています。
自分と血が繋がった実の両親なら、お年玉として渡しても気にしないかもしれませんが、義理の両親などに手渡す場合は、「馬鹿にしてる!」と気分を害する人も中には居るので、くれぐれも目上の人にお年玉を渡すときは配慮するようにしましょう。
お年玉の入れ方 折らない場合のお札の向きや名前の書き方を紹介!:まとめ
お年玉にお金を入れるときに気をつけるべきポイントをまとめると
- お札は表(肖像がある側)にして上向きにいれる
- 名前は表の左上に相手・裏の左下に自分が基本
- お札を折るときは三つ折で
- 複数枚のお札を入れるときは重ねて折る
- 硬貨にも表裏があるので入れる際は向きに注意
- 目上に「お年玉」は失礼。「お年賀」として渡す
以上のようになります。
せっかくお年玉をあげるなら、マナーをしっかりと意識した「大人の手渡し方」をすると、貰った側も嬉しいものです。
渡す側も、貰う側も気分よく新年を迎えられるように、お年玉を手渡すときは上記のポイントを今一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
当記事が少しでも皆様の生活に役立てば幸いです♪
皆様にとって新年が良い年になりますように!
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