薄くても暖かい機能性インナーとして寒くなると大活躍するヒートテックですが、インナーという事もあり一度着たら洗濯が必須ですよね。
冬場ともなればヘビロテしたいのに、中々乾いてくれないヒートテックは乾燥機で一気に乾かしたくなるものです。
そこで、今回はヒートテックは乾燥機にかけても良いのかどうか、縮んだり効果が落ちたりしないのかについて、お伝えしていきます。
目次
ヒートテックは乾燥機にかけてよいか
いきなり結論になってしまいますが、ヒートテックは乾燥機にかけてはいけません。
なぜなら
参照:http://tomiyoko.seesaa.net/article/308040358.html
見落としがちですけど、ちゃんとヒートテックのタグに「乾燥機のご使用はお避け下さい」と書いてあります。
それでも乾燥機にかけると
参照:https://salgadoujp.exblog.jp/15639912/
早い段階で、縮んでしまうかもしれませんよ?
メーカーが乾燥機にかけない方が良い、と言っているので答えは出てしまっていますが、その理由について使用素材の特性などから考察してみましょう。
ヒートテックを乾燥機にかけない方が良い理由
タグに乾燥機は避けるように記載があるヒートテックですが、理由までは書いてありません。
そこで、ヒートテックに使われている素材から乾燥機にかけると「何が起きるから」ダメなのかをみてみましょう。
参照:https://jitensha-hoken.jp/blog/2015/10/winter-wear/
ヒートテックに使われている素材は、合成繊維のポリエステルやレーヨン、アクリルなどです。
冬でも暖かい「吸湿発熱」の原理を活かした機能性インナーは様々な種類が出回っていますが、ユニクロのヒートテックは【レーヨン素材】が多めに含まれているという特徴があります。
ちなみに、この素材の違いが「ヒートテックを着ても寒い」と言われる原因の一つでもあります。
気になる方は、下記の記事で詳しく取り上げていますので是非ご覧ください。
話を戻すと、レーヨン素材やポリエステルを多く使っている事が、ヒートテックを乾燥機にかけてはいけない大きな理由となっています。
レーヨン素材と乾燥機
レーヨン素材とは、シルクの手触りや光沢を人工的に再現する事を目的に作られた合成繊維です。
シルクと似た性質を持つ事から、オシャレ着に多く使われる素材です。
肌触りや見た目が良い反面、水に弱く濡れた状態で擦れると生地が傷んだり、縮みやすいという性質を持っています。
ヒートテックはレーヨン100%では無いので、そこまで神経質になる必要はありませんが、乾燥機にかけるのはやめた方が良いのです。
ポリエステル素材と乾燥機
機能性インナー以外でも、衣料品でよく見かけるポリエステル素材は最も身近な合成繊維の一つです。
安くて丈夫なだけでなく、速乾性があり熱やシワにも強い特性を持っています。
良い事だらけに見えますが、静電気が発生しやすい事や汗や水を吸いにくく、汚れが付くと落としづらいという特徴もあります。
肝心の乾燥機に関しても、縮む可能性があるので避けた方が良いと言われる素材となっています。
ちなみに、ポリエステル素材を乾燥機にかけると溶ける!などという記事を見かける事がありますが、家庭用の乾燥機でポリエステル素材が溶ける可能性はありません。
ポリエステルの融点は200℃で、家庭用乾燥機の出力では200℃の高温になる事は考えにくいからです。
ヒートテックは乾燥機にかけてはいけない!
タグに記載されている時点で、乾燥機にかけてはいけない事は判っていましたが、使用素材の特徴などを見てもやはりヒートテックを乾燥機にかけるのはやめた方が良いと言えますね。
もし乾燥機にかけた時は、「縮む」「生地が傷む」などのデメリットが生じる可能性が考えられます。
ヒートテックの洗い方や干し方
結論は出てしまいましたが、乾燥機にかけてはいけないのであれば、どういった洗濯をすれば良いのかが気になりますよね。
洗濯の仕方や干し方を意識すればヒートテックは長持ちしやすくなりますよ。
そこで、タグに記載されている洗濯表示を参考にした上で、ヒートテックの洗い方を簡単に紹介します。
ヒートテック:洗濯の方法
まずは洗濯の仕方から。
参照:http://tomiyoko.seesaa.net/article/308040358.html
洗濯機で洗う事が出来ますが、2つの注意点があります。
一つは、ネットに入れて洗うという事。
レーヨン素材を多く含むヒートテックは、濡れた状態で擦れると傷みやすいため、ネットで保護して洗うようにしましょう。
もう一つは、洗濯に使用する水(またはお湯)の水温。
風呂の残り湯を洗濯に利用する場合は、入浴直後は避けて少しお湯の温度が下がってからにしましょう。(水温の上限40℃表示)
ヒートテック:漂白剤
参照:http://tomiyoko.seesaa.net/article/308040358.html
ヒートテックは塩素系漂白剤による漂白は出来ないので注意しましょう。
また、注意事項にも記載があるように色落ちする可能性や、淡い色合いの場合は蛍光増白剤の入った洗剤を使わないようにしましょう。
参照:https://www.kao.com/jp/attack/atk_zero_drum_00.html
花王のアタックシリーズなど、「蛍光剤無配合」と書かれた洗剤を選べば安心です。
ヒートテック:干し方
参照:http://tomiyoko.seesaa.net/article/308040358.html
最後は干し方です。
洗濯表示が表すのは、「日蔭の吊り干し」という意味です。
直射日光を避けて、ハンガーにかけて干すのがヒートテックの正しい干し方になります。
ヒートテックは乾燥機にかけていいの?:まとめ
ヒートテックを乾燥機にかけてしまうと、縮んだり生地が傷む原因となるのでやめておきましょう。
洗濯方法もネットを使用して、陰干しが必要だったりとヒートテックは意外に繊細な衣服です。
冬は乾きにくい事を考えると、毎日ヒートテックを着こみたい時は複数枚揃えておいた方が安心できそうですね。
どうしても乾きにくい時は、屋内で暖房の効いた部屋で干すなどで対処しましょう。
当記事が皆様の生活に少しでも役立てば幸いです♪
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