どんぐりの時期はいつ?クヌギやマテバシイなど種類別どんぐり拾いの時期まとめ

秋になると、路上や山道に落ちて いるのをよく見かけるどんぐり。

リーフ作りや子供の製作遊びの材料として、どんぐりを拾いに行くという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、どんぐり拾いに適したタイミングをどんぐりの種類ごとに紹介します。

クヌギやマテバシイなど、どんぐりの種類によって拾えるタイミングが異なるので、どんぐり拾いに行く時に参考にしていただければと思います。

どんぐりの種類と拾える時期

どんぐりとは、ブナ科の樹木が実らせる果実の「総称」で日本国内では実に20種類もどんぐりに分類される木の実があります。

秋の味覚として馴染みのある栗も、分類上は「どんぐりの仲間」なんですよ。

全てのどんぐりを紹介する訳にはいかないので、ここでは全国的によく見かけることが出来る3種類のどんぐりについて、特徴と拾えるタイミングを紹介します。

クヌギのどんぐり


参照:http://dongurikorokoro.fc2web.com/kunugi.html

日本に広く分布し、山に行くとよく見かけるクヌギのどんぐりです。

やや丸っぽい形状が特徴で、 お椀型でトゲトゲした殻斗(どんぐりの帽子部分の正式名称)に覆われています。

クヌギが落とすどんぐりは、9月の下旬くらいから落ち始めて10月下旬頃までが拾えるタイミングとなります。

丸くて可愛いどんぐりを拾いたい時は、10月頃を目安に公園や山へ足を運ぶと拾いやすくなります。

マテバシイのどんぐり


参照:http://www.ukima.info/guidmap/konomi/matebac1.htm

マテバシイの木が実らせるどんぐりこそ、一般的な「どんぐりそのもの」のイメージにピッタリかもしれません。

山間部のみならず、公園や団地など様々なところで見かけることができます。

マテバシイの特徴として、どんぐり専用の枝が伸びて鈴なりにびっしりと、どんぐりが実ります。

マテバシイのどんぐりを拾うなら、クヌギと同じように9月下旬~10月下旬頃がおすすめ。

10月頃を目安に公園や山道など木が群生している場所に行き、足元に注意しながら歩くと様々な形のドングリを拾い集めることができますよ。

コナラのどんぐり


参照:https://nature.powerful-office.com/city-plants/konara/

コナラも日本全国で見かけることができる樹木の一つです。

コナラのどんぐりもマテバシイ同様、細長く帽子がかわいい「いかにもどんぐり」という見た目になっております。

山や公園、雑木林など様々な場所で見かけることができ、よく見かけるどんぐりの一つといえるでしょう。

コナラのどんぐりが拾える時期は、10月上旬~11月初旬頃まで。

地域や気候によって多少の変動はありますが、 クヌギやマテバシイより長い期間拾える事が多いどんぐりです。

アラカシのどんぐり


参照:https://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/sho/seikatsu/support/dongurizukan/donguri/05.html

アラカシも、全国的に見られるどんぐりを実らせる樹木です。

アラカシのどんぐりには縦縞が入っていることが多く、他のどんぐりと見分けやすい特徴を持っています。

拾える時期も、どんぐりの中ではかなり遅く11月中旬ごろから実を落とし始めますが、個体によっては冬の1~2月になっても実を付けたまま落とさない事もあります。

どんぐりのシーズンが終わってしまった・・という遅いタイミングでもアラカシのどんぐりなら拾える可能性が高いので、諦めずに探してみましょう♪

他のどんぐりについて、見た目の特徴や分布地が知りたい方はニッポン全国どんぐりイラスト図鑑というサイとに詳しく記載されているので、そちらを参考にして下さい。

どんぐり拾いに適した場所とは

どんぐりを拾える時期や種類を知った後は、ドングリ拾いに行ってみたくなりますよね。

子供が喜ぶ顔が見たいから、どんぐりを拾いに行こう!

でも、拾いにいったことが無い人からすると「どこに行けばいいのかな?」と悩んでしまうものです。

全国各地のおすすめスポットを紹介する事は出来ませんが、一般的にどんぐりが拾いやすい場所をまとめてみたので参考にして下さい。

大きめの公園

国や県・市などが管理するような規模の大きい公園なら、ほぼ間違いなくどんぐりを拾う事が出来ます。


参照:http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/110900/p002518.html

特に、緑に囲まれた遊歩道などを設けている公園ならブナ科の樹木を植えている可能性大です。

規模が小さい公園でも、ブナ科の樹木が植えてあればどんぐりを拾える可能性はあるので、まずは近所の公園をチェックしてみると良いでしょう。

神社や寺院

緑が少ない都心部に住んでいる方なら、近所にある神社やお寺を覗いてみるのもおすすめです。


参照:http://www.katsuster.net/index.php?arg_act=cmd_show_diary&arg_date=20080720&arg_range=10&arg_direction=0

緑が少ない都会でも、お寺の境内や神社には必ず緑があるものです。

一般開放されているとはいえ、無許可でズカズカと奥まで踏み入るのは失礼にあたりますので、住職や神主さんなどに一声かけてから拾わせてもらえばトラブルの心配も無く安心してどんぐりを拾えます。

雑木林や山道

地方など、山や林が近所にある場合はどんぐり拾いに苦労する事は無いかもしれません。


参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%91%E6%9C%A8%E6%9E%97

当たり前の事ですが、スギ林など針葉樹林ではどんぐりは拾えないのでご注意を。

また、山が私有地だったり立ち入り禁止の札などが立っている場合も、無断で入るとトラブルの原因となるので控えて下さい。

子供たちだけで山や林に入るのも危険なので、山へどんぐり拾いに行くときは、保護者がついてあげると安心ですね。

拾ってきたどんぐりの処理と遊び方

どんぐりは、そのほとんどが「食用には適さない」ので、どんぐり拾いをした後は「観賞用」か「オモチャ」になると思います。

そこで、どんぐりを拾ってきた後の処理方法と昔からある簡単などんぐりを使ったオモチャを紹介します。

どんぐりは煮沸・乾燥処理をする

拾ってきたどんぐりをそのまま飾ったり、おもちゃに加工しても良いのですが、中身が腐ったり虫が出てきたりする場合があります。

虫が苦手!という人は、どんぐりを拾ってきたら煮沸と乾燥の処理をしておきましょう。

最初にどんぐりを水洗いしますが、その時に注意してほしいのは「浮くどんぐり」の存在です。


参照:http://gzutetsu.hatenablog.jp/entry/20081019/p1

画像の様に、水に浮いてしまうどんぐりは「虫に食われて中に空洞がある」ことを意味します。(中身の成長が未熟で浮く場合もありますが)

せっかく拾ってきたどんぐりですが、虫食いが未成熟かの判別は割って見るしか方法が無いので、虫嫌いの方は浮いたら処分したほうが安心できます。

どんぐりの選別が終わったら、お湯を沸騰させた鍋に5分程どんぐりを入れればOKです。

煮沸が長すぎると、どんぐりがひび割れてしまうので注意してください。

煮沸を終えたら、風通しが良い場所にどんぐりを置いて乾燥させます。

しっかりと中身まで乾燥させるなら、直射日光を避けて3~4日ほどかけて乾燥させるのがおすすめです。

どんぐりでコマ作り

拾ってきたどんぐりで作れる玩具として、昔からの定番が「コマ作り」ですね。

作り方はとても簡単。

乾燥させたどんぐりの頭頂部にキリなどで穴を開けます。


参照:https://www.mochadiary.com/donguri/

空いた穴に爪楊枝を刺せば、簡単にどんぐりコマが出来上がります。


参照:https://www.mochadiary.com/donguri/

お絵かきで子供と楽しみながらアレンジ

そのまま飾っても可愛らしいどんぐりですが、ちょっとお絵かきをすれば楽しみながらアレンジも出来ます。


参照:https://hoiclue.jp/800002562.html


参照:https://belcy.jp/48543

小さいお子様で、細かい作業がまだ難しい場合ならどんぐりに「色を塗る」だけでも楽しみながらアレンジできますよ♪

自然と触れ合う機会だけでなく、遊びを通じても子育てに活かせる「どんぐり拾い」おすすめです。

どんぐりの時期はいつ?まとめ

気候や地域によって多少のズレは生じますが、どんぐり拾いをするなら9月中旬~11月ごろにかけてがおすすめのタイミングです。

アラカシのように、遅い時期に実を落とすどんぐりもあるので、子供と一緒にどんぐり拾いに出かけてみてはいかがでしょうか。

ブナ科の樹木は、日本全国どこでも見かけることが出来るので、緑が少ない都会でも公園やお寺の境内などを覗けば比較的簡単に拾う事が出来ますよ。

当記事が少しでも皆様の生活に役立てば幸いです♪

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