ユナイテッドアローズとグリーンレーベルの違いは?年齢層や系統・価格について

ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)とグリーンレーベル(green label )は、どちらもユナイテッドアローズ社が行う事業となっています。

どちらのブランドもUNITED ARROWSの文字が入っているため、アパレルに余り興味が無い方だと、「何が違うの?」と首を傾げてしまうかもしれません。

そこで今回は、ユナイテッドアローズとグリーンレーベルの違いについて、価格や服の系統・ターゲットとしている年齢層などを徹底比較してお届けします。

ユナイテッドアローズ社

日本がバブル景気の真っただ中だった1989年に、ユナイテッドアローズ社は産声を上げています。

元々は、「セレクトショップ」という事業形態から始まりましたが、徐々にオリジナル商品と仕入品が混じりあう形の販売形態へと移行していき、1999年に新たに始まった事業がグリーンレーベルです。

グリーンレーベルは、正式には「ユナイテッドアローズ・グリーンレーベルリラクシング(UNITED ARROWS green label relaxing)」で、ブランド名にユナイテッドアローズの記載があるのですが、一般的には省略され、「グリーンレーベル」と呼称されています。

ユナイテッドアローズとグリーンレーベルの違い:ターゲット層

同じ会社が運営していながら、ユナイテッドアローズとグリーンレーベルには様々な違いがあります。

まずは、ターゲット層から違いを比較してみましょう。

ユナイテッドアローズは高級志向

ユナイテッドアローズはバブル期に立ち上げた事もあってか、コンセプトに「大人のセレクトショップ」を掲げた高級志向となっています。


参照:https://www.united-arrows.co.jp/index.html

主なターゲット層は、20代後半~40代半ば位の「働き盛りな大人」となっています。

グリーンレーベルは既婚者がターゲット

グリーンレーベルを立ち上げた当初は、結婚を機に若い頃ほど衣服にお金をかけられない!という人をメインターゲットにしていました。


参照:https://store.united-arrows.co.jp/shop/glr/default.html

ところが、実際に販売を始めてみたところ「若年層やミドルエイジ」からも高い支持を得て、本来考えていたターゲット層よりも幅広い年代が購入者になっています。

この事実を受けて路線変更したグリーンレーベルは、20代~50代くらいまで幅広い年代をターゲットにしているブランドです。

二つのブランドがターゲットにしている年齢層を比較すると

このような違いがある事が判ります。

ユナイテッドアローズとグリーンレーベルの違い:商品の方向性と価格

続いて、2ブランドが扱う商品の方向性と価格の違いについて比較していきます。

取り扱う商品の方向性

ターゲット層が違う事からも判るように、2ブランドはそれぞれ取り扱う商品の方向性にも違いがあります。

ユナイテッドアローズは、メンズならスーツやビジネスシーンを想定したラインナップが、レディースはカジュアルな衣服もありますが、全体的に品質や高級感を意識した商品が多くなっています。

一方、グリーンレーベルはメンズ・レディース共に、タウンユースを想定したカジュアルな衣服が中心となっていて、衣服の他にもアイテム数は多くありませんが生活雑貨なども取り扱っています。

価格の違い

価格の棲み分けは、非常に判り易くなっています。

単純に、ユナイテッドアローズ=高いが高品質の商品をメインにしている。

グリーンレーベル=比較的安価で手に取りやすい商品をメインにしている。

このような違いがあります。

より、具体的に違いが判る例を挙げてみましょう。

レディースのブラウスで類似した商品を比べてみると


参照:https://zozo.jp/shop/unitedarrows/goods/46353582/?did=76138245

ユナイテッドアローズ:¥16,200円(税込)


参照:https://item.rakuten.co.jp/greenlabelrelaxing/t71439/

グリーンレーベル:¥8,532円

このように、デザインやフォルムが似通った商品を見比べても、価格に大きな開きがある事が判ります。

全体的なアイテムの平均的な価格の印象として

  • ユナイテッドアローズ:1万円台~3万円台の商品が中心
  • グリーンレーベル:数千円台~2万円台の商品が中心

このようになっていて、あくまでも目安ですが類似アイテムを比較すると1万円程度の差が生じます。

ユナイテッドアローズとグリーンレーベルの違い:販路について

ユナイテッドアローズとグリーンレーベルは、販路の規模にも違いがあります。

結論から言うと、ユナイテッドアローズの方が販路は大きく、様々な形態で販売されていると言えます。

ユナイテッドアローズの販路

ユナイテッドアローズは、セレクトショップとして店舗を構えています。


参照:https://store.united-arrows.co.jp/sp/shop/ua/storelocator/uom.html

他にも百貨店や駅ビル内、空港内などにも販売スペースを設けています。


参照:https://store.united-arrows.co.jp/shop/ua/storelocator/ukm.html

もちろん、ネット通販が可能な公式オンラインショップもあります。(現在はリニューアル中でクローズしており、2019年10月に再開予定となっています)

グリーンレーベルの販路

一方、グリーンレーベルの販路は駅ビル内やモール内に構える店舗が中心となっています。


参照:https://store.united-arrows.co.jp/shop/glr/storelocator/gha.html

公式オンラインショップはユナイテッドアローズと同じサイトになっています。

他のユナイテッドアロー社事業

ユナイテッドアロー社が展開する事業には、今回取り上げた2ブランドの他に、カジュアル&スポーツウェアを扱うブランドと低価格をウリにしたブランドも存在します。

BEAUTY& YOUTH UNITED ARROWS


参照:https://store.united-arrows.co.jp/shop/by/storelocator/

カジュアルウェアとスポーツウェアを取り扱うブランドとして展開しているのが、BEAUTY& YOUTH UNITED ARROWSです。

メンズ・レディース共に、カジュアルウェアを豊富に取り揃えており、価格は丁度ユナイテッドアローズとグリーンレーベルの「中間くらい」に設定されています。

バッグやシューズなどのラインナップも豊富で、グリーンレーベルより少し品質にこだわりたい!という方向けのショップと言えます。


参照:https://www.yelp.com/

販路も、駅ビル内からショッピングセンターまで幅広く、他の2ブランド同様見かける機会は多いブランドです。

公式オンラインショップはユナイテッドアローズと同じサイトになっています。

coen(コーエン)


参照:https://mitsui-shopping-park.com/ec/shop/coen

ユナイテッドアローズ社の子会社「株式会社コーエン」が展開する、低価格をウリとしたカジュアルブランドです。

ユナイテッドアローズの系列店ではあるものの、子会社が主軸となって運営するブランドなので、別ブランドと考える人も多いようです。

1万円以内で買える商品がほとんどで、モールやショッピングセンターを中心に店を構え、ファミリー層がターゲットになっています。

子会社が運営しているからか、ユナイテッドアローズの公式HPにコーエンの名は記載されていません。

ユニクロやGUなどと比べても遜色ない価格帯なので、より安くて見栄えがする衣服が欲しい方にはオススメのブランドですよ。

ユナイテッドアローズとグリーンレーベルの違いは?年齢層や系統・価格について:まとめ

ユナイテッドアローズとグリーンレーベルの違いを簡単にまとめると

ユナイテッドアローズ グリーンレーベル
ターゲット層 20代後半~40代半ば 20代~50代
取扱い商品 ビジネス・高品質 カジュアル
販路 多い やや少ない
価格 高い(2~3万) 安い(数千円~2万)

 

このようになりました。

扱う衣服の方向性が違う2ブランドなので、同じ系列ブランドですが、自分のファッションスタイルや、目的に応じてブランドを選んでそれぞれの長所を活かして買い物をしたいですよね♪

また、低価格を求めるならコーエンを選んだり、カジュアルでも少し品質にこだわりたい時はBEAUTY& YOUTH UNITED ARROWSを選ぶというのもアリだと思います。

今回のブランド比較を参考に、自分に合ったブランドを選んでみて下さいね♪

当記事が少しでも皆様の生活に役立てば幸いです。

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