クリスマスのお祝い気分と共に、高齢者の方へお祝いや日頃の感謝を込めてメッセージカードを送ろうと考えている方も居ると思います。
もちろん、クリスマスカードに簡単なメッセージを添えて送れば、大抵の場合は喜ばれる訳ですが、高齢者の方へ送る場合は書き方や注意点もあります。
そこで今回は、高齢者の方へクリスマスカードを送る時の例文や注意点を送る人の立場も考えつつ紹介します。
今年のクリスマスは高齢者の方へクリスマスカードを送ろう!と考えている方は、書く時の参考に役立ててみて下さい♪
目次
高齢者へクリスマスカードを送る時の注意点
まずは、送り手の立場に関係なく高齢者の方へクリスマスカードを送る時に注意したい事柄についてまとめて紹介します。
クリスマスを祝う本来の意味合いをメインにしない
クリスマスカードは、元々18世紀ごろからイギリスで行われていた手作りカードを送る風習から起こった風習と考えられています。
クリスマスカード本来の意味は、「クリスマスそのものをお祝いする」事になるので、市販のクリスマスカードにもメリー・クリスマスと添えられています。
参照:https://www.paulus.jp/product/15352
高齢者の方にとって、クリスマスが身近な楽しいイベントとは限りません。
人によっては、クリスマスというイベント自体に親しみを持っていなかったり、祝う意味に首をかしげているような人もいるかもしれません。
あくまでも、高齢者の方へクリスマスカードを送る場合は「感謝や伝えたい言葉」を書き添える文面がメインと考えた方が良いでしょう。
書き添えるメッセージは大きく・シンプルに
日頃の感謝や伝えたいメッセージを熱く書き添えるのも良いですが、高齢者の方にとって細かい文字はありがたくないもの。
メッセージを書き添える時は、なるべく大きめの文字でシンプルな文面で伝えるのが◎
参照:https://www.bukkyo-u.ac.jp/100th/arigato/song/
せっかく高齢者の方を想って作るクリスマスカードだからこそ、受け取った側も素直にありがとう!と言える物を送りたいですよね♪
文字は下手でもOK!丁寧に読みやすく書く
メッセージを書く時は、文字の上手・下手よりも「丁寧に読みやすく」を意識して書くようにしましょう。
家族でも、施設職員の方でも字が下手な事を理由に「パソコンで印刷」するのは避けた方が無難です。
高齢者の方にとって「手書き」は最も慣れ親しんだ文章です。
逆に、パソコンやワープロの無機質な文字に嫌悪感に似た感情を持ち合わせている高齢者の方も居るかもしれないので、下手でも手書きでメッセージは書いてください。
シンプルな文面のメッセージ例
シンプルに感謝を伝えたいけど文面が思いつかない!
そんな方の為に、簡単なメッセージ例をいくつか紹介します。
あくまでも、参考例なので「自分の言葉」で書いた方がもちろん良いですし、アレンジして自分なりのメッセージ作りに役立てて下さい。
メッセージ例①(孫→おばあちゃん)
「おばあちゃん、いつも優しい笑顔で迎えてくれてありがとう。寒くなってきたから、身体に気を付けてね♪今年のお正月は泊まりに行くね!」
メッセージ例②(娘→おじいちゃん)
「お父さん、メリークリスマス!いつもは恥ずかしくて言えないけど、クリスマスだから日頃の感謝を伝えるね。本当にいつもありがとう。中々忙しくて顔出せなくてごめんね。」
メッセージ例③(施設職員→利用者)
「○○さんの笑顔に、職員一同いつも元気を頂いています。今年のクリスマスはレクリエーションで〇〇さんの手芸、楽しみにしていますね♪」
これらはあくまでも一例ですが、高齢者へ贈る場合は「クリスマスカード」である事には拘らずに、クリスマスを機に贈るメッセージとして、普段の感謝や想いを伝える文面にした方が書き易くなります。
お子様(孫)が贈る時は、お絵かきなどを添えて送っても喜ばれると思いますよ♪
高齢者に贈るクリスマスカードのおすすめ
高齢者へクリスマスカードを贈るなら、市販のクリスマスカードよりも手作りしたほうが温かみがあり、喜ばれるハズです。
それが、孫や子供が作った物ならより一層嬉しいのは当然です。
手作りクリスマスカードについては、別記事で詳しく紹介していますので参考に役立てて頂ければ幸いです♪
施設職員など「家族以外の方」が贈る時の注意点
家族や親類など、高齢者にとって縁者がクリスマスカードを贈る場合は良くても、「他人」である施設職員などが贈る場合は書かない方が良いメッセージなどがあります。
せっかくのクリスマスカードで、高齢者の方が気分を害さないためにも以下の内容を含むメッセージは避けた方が無難です。
幸せそうな~や羨ましいなどの褒め言葉
高齢者の方を喜ばせようと、つい使ってしまいがちなフレーズですが、近親者でない他人に言われるとムッとしてしまう高齢者の方も居るので注意が必要です。
「〇〇さんはいつも幸せそうな表情をしており~」など、安易に幸せそうなどのワードを入れてしまうと、気分を害してしまう危険があります。
参照:https://president.jp/articles/-/26807
受け取った高齢者の方が(幸せじゃないけど笑ってるんだよ!)なんて思っている事が判ったらその後が気まずくて嫌ですよね^^;
メッセージで褒める文面を書く際は、当たり障りのない言葉を選んで書く方が無難です。
末永く生きて下さいや長生きしてください
高齢者の方が意外に気にするワードが「長生き」に関するワード。
特に、他人から長生きしてくれと言われると(すでに長生きしとるわ・・)と気分を害するなんて事も。
良かれと思って書き添えたメッセージが、高齢者の気に障る場合があるので注意してください。
元気でいて下さいなど健康に関するワード
前項の長生きと似ていますが、「いつまでもお元気で」などの健康に関するワードも控えた方が良いです。
高齢者になれば、大なり小なり健康面で不安を抱えていますし、施設などを利用している方なら「健康じゃないから利用している」ケースも多々あります。
他人である施設職員などが、高齢者の方へクリスマスカードを贈る際はメッセージの文面には細心の注意を払って書く方が不要なトラブルを避ける事ができます。
クリスマスカードのメッセージ 高齢者へ贈る言葉の例文まとめ!書き方や注意点は?:まとめ
クリスマスカードを高齢者に贈る際、最も気を付けたいのは「送り手のエゴにならない」ように注意する事です。
クリスマスを祝われても、貰い手である高齢者の方がクリスマス自体に興味が無ければ意味がありません。
貰い手の気持ちに立って、手作りや気持ちのこもったメッセージを添えるなどして、高齢者の方が素直に喜べるクリスマスカード作りをして下さい。
当記事が、高齢者へクリスマスカードを贈ろうとする皆様に、少しでも役立つ情報になれば幸いです♪
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