スキンケアは、まず化粧水をつけてから美容液、保湿クリームというのが王道だと思いますよね。
ところが最近では、「化粧水をつけない方が肌がキレイになった！」と言う人が多く、化粧水をつけた方がいいのかつけない方がいいのか、一体どちらが正しいのかはっきりさせてほしいと思う人も多いと思います。
スキンケアは絶対に失敗したくないので、化粧水をつけないことのメリットやデメリットをしっかり把握しておきたいところです。
今回は、化粧水をつけないと将来肌にどんな影響があるのか、また、ニキビ予防のためには化粧水はつけない方がいいのかなど化粧水ありなしのスキンケアでどんな変化があるのかご紹介します。
目次
化粧水をつけないとどうなる？将来起こりうる肌トラブルとは？
まずは化粧水をつけてから、美容液や保湿クリームをつけるという人が多いのではないでしょうか。
化粧水の役割は、保湿とお肌を整えることにあります。
洗顔料を使うとお肌に必要な水分や油分も落としてしまうので、洗顔後のお肌はカラカラの状態です。
化粧水をつけることで水分を補給し、美容液や保湿クリームを浸透しやすくする働きがあるのです。
それでは化粧水をつけないと将来的に肌にどんな影響を及ぼすのでしょうか。
若いうちはお肌に水分がたっぷりとある状態なので、化粧水をつけなくても大丈夫という人はいると思います。
ですが、歳を重ねるにつれ肌の水分量は確実に減っていきます。
みずみずしいお肌をキープするには、水分と油分のバランスが大事です。
元々の肌質などもありますが、一般的には年齢を重ねるごとに肌の水分量は減っていき、様々な肌トラブルが症状として出てきます。
化粧水をつけないことによって将来起こりうる肌トラブルには次のようなものがあります。
乾燥
洗顔後に化粧水をつけないままでいると、お肌が乾燥してしまいます。
最近の洗顔料は洗浄力が高いので、お肌に必要な水分や油分を全て洗い流してしまうので、そのまま放置しているとお肌がパリパリに乾燥してしまい、かゆみや湿疹などの原因となることがあります。
お肌が強い人は何もつけなくても大丈夫な場合もありますが、お肌が弱い人は化粧水をつけないでいると、お肌の乾燥はさらにひどくなってしまう場合があります。
毛穴
毛穴が目立たない人は、肌に十分な水分を含んでいるので、毛穴周りのお肌がキュッと引き締まって見えるので目立たないわけですが、お肌の水分量が足りないと、肌が緩んでしまい毛穴が目立つようになってしまいます。
水分量が足りないと肌のキメが荒くなり、水分不足で毛穴が目立つようになってしまいます。
ニキビ
乾燥している肌はニキビの原因となることもあります。
一般的に乾燥していれば、ニキビはできないような気がしますが、お肌の水分量が足りていないと肌本来のバリア機能が失われ、埃や汚れなど外敵の侵入に弱く、ニキビの原因となるアクネ菌が増殖するきっかけを作ってしまうのです。
さらに肌が乾燥すると、肌を守ろうとして余分に油分を分泌しますが、多すぎる油分はニキビの原因ともなります。
化粧水をつけない方が良い場合。その理由は？
ニキビを気にするあまり、過剰なスキンケアを行うことによってニキビができやすい肌になってしまうことがあります。
過剰なスキンケアは肌本来のバリア機能を低下させ、外部からの刺激にも弱くなってしまうので、肌トラブルの原因となってしまうのです。
肌本来のバリア機能が落ちてしまっている状態では、化粧水や美容液を使っても、肌にとっては負担となってしまうため、ニキビは治りにくくなってしまいます。
ニキビを治すには、まずお肌の正常な機能を取り戻すことが先決です。
化粧水を含め過剰なスキンケアが肌トラブルの原因となっている場合には、スキンケアを控えた方がいい場合もあります。
現在ニキビがひどい時は化粧水をつけないのはあり？なし？
今現在ニキビに悩んでる人の中には、化粧水やスキンケアをやめればニキビもなくなると思っている人も多いと思います。
実際にSNSやブログなどでも、化粧水をつけなくなったらニキビが改善したという体験談をあげている人がいます。
お肌の状態というのは、本当に人によって異なるので、全員が化粧水をつけないことでニキビができなくなるとは言えません。
化粧水をつけなくなったらニキビが改善したという人は、もともとお肌に水分と油分がたっぷりとある人が多い印象を受けます。
本来十分にお肌が潤ってる状態なので、余計なスキンケアをやめたことで、ニキビが改善することがあります。
ですが、もともと乾燥肌の人は化粧水をつけないと水分が足りずにニキビが悪化してしまうこともありますので、自分でお肌のチェックをして、お肌の状態を見極める必要があります。
自分の肌の水分量が足りているかチェックする方法をご紹介します。
①洗顔後に5分ほど何もつけずにそのままの状態でいます。
②5分たったらお肌を手で触ったり鏡でチェックしてみましょう。
お肌が突っ張っているという人は、乾燥肌の可能性があります。
化粧水をつけないでいるとお肌の水分が補われずニキビなどの肌トラブルにもなりやすいので、化粧水で十分に水分を補うようにしましょう。
お肌が油っぽいという人は、オイリー肌の可能性があります。
水分量オイル量ともに十分にあるので、化粧水や保湿クリームを使うと余計にニキビが酷くなる場合もあります。
現在ニキビに悩んでいる人で、肌のタイプがオイリー肌の人は、化粧水や保湿クリームの使用を控えることで、ニキビが改善する可能性があります。
化粧水をやめるかどうかどうか迷っている人は、一度ご自分の肌のタイプをチェックしてみることをおすすめします。
化粧水をつけないで過ごした場合の肌の変化は？
化粧水をつけないで過ごした人の中には、肌トラブルがなくなったという人もいれば、余計ひどくなってしまったという人もいます。
化粧水をつけないという方法があっているかどうかは、個人によって様々で一概にどちらが良いとは言えないのですが、ご自分にあっているのか判断材料になればと思います。
化粧水をつけない方が良かった例
化粧水や乳液を使わなくなったということで、肌が全く乾燥しなくなったという人の体験談です。
混合肌で肌の乾燥が気になっており、いっそ化粧水どころか乳液もつけないようにしてみました。
化粧水や乳液を使わなくなった当初は、肌のかゆみやつっぱりがひどかったですが、続けるうちにかゆみもなくなり乾燥も気にならないように。
特に昔から悩んでいた頬と小鼻の皮むけがなくなったということですからうれしいですよね。
化粧水をやめると、始めは肌のツッパリやかゆみを感じる人が多いのですが、慣れてくると肌から自然と皮脂が出て、お肌を潤すようになるので、 肌の状態が改善したと思う人は多いようです。
お肌の乾燥は、過剰なスキンケアが原因となることもあり、肌本来のバリア機能が失われていたことで肌トラブルが起こっていたようですが、化粧水を使わなくなったことで肌のバリア機能が回復し、乾燥肌が改善されたようですね。
どのくらいで改善されたのかはわからないのですが、肌本来のバリア機能が回復させるには時間がかかります
お肌は28日を1サイクルとしてお肌の細胞を入れ替えています。
一度失われたお肌のバリア機能を復活させるためには、最低でも1ヶ月 ～3ヶ月以上かかるのが一般的です。
化粧水をやめた変化を確認するためには、お肌の状態を見ながら根気よく続けることが大事だと思います。
化粧水をつけないことで悪化した例：
一方で化粧水をつけないことで肌トラブルが多くなってしまったという人もいます。
こちらの動画では、化粧水を使わずにクリームだけの生活を4ヶ月続けた人が体験談を紹介しています。
肌質としては超乾燥肌で、お化粧をしてもお肌が乾燥して粉を吹いてしまうレベル。
ある美肌研究家の人のブログを見て、化粧水をやめて4ヶ月間保湿クリームだけの生活をしてみたところ、4カ月続けても肌の乾燥は改善しなかったばかりか、目の下にぷつぷつと脂肪の塊のようなものができるようになってしまって断念したそうです。
この目の下にできてしまったブツブツは、肌の乾燥がひどいことでできることがあるそうで、やはり化粧水を使わなくなってしまったことで肌の乾燥がひどくなってしまったことが原因として挙げられるようですね。
化粧水をやめたい場合は、徐々に肌を慣らしていく
化粧水をつけないことで肌が改善するかどうかは、個人差が非常に大きいのですが、スキンケアのやりすぎがニキビなどの肌トラブルの原因となっている場合は、化粧水をつけないことで、改善する場合があります。
化粧水をつけるのをやめてみたい人は、いきなりやめるのではなく、お肌の状態を見ながら徐々に量を減らしていくのがおすすめです。
まとめ
化粧水をつけないで肌が改善したという人は、元から肌の水分量と油分量が十分にある人が効果を実感できるようです。
逆に乾燥肌の人がいきなり化粧水をつけるのをやめてしまうと、肌トラブルが悪化してしまうことがあるので、気をつける必要があります。
肌のタイプは人それぞれなので、自分で肌の状態をしっかりとチェックして化粧水を使うかどうか決めることが大切です。
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