黒スキニーパンツはおしゃれの定番、どんな服にも合わせられるので愛用している人も多いと思います。
ですが、お気に入りの黒スキニーを毎日履いていると、なぜか色あせていってしまうので、なんとか色落ちを防げたらと思いますよね。
今回は黒スキニーの色落ちがなぜ起こってしまうのか、そして色落ちしてしまった黒スキニーを復活させる方法をご紹介します。
目次
黒スキニーってなんで色落ちするの?
黒スキニーが色落ちしてしまう原因には、主に洗剤と履きすぎによる色落ちがあります。
洗剤には、界面活性剤や漂白剤といった汚れを落ちやすくする成分が含まれています。
これらの成分は汚れを落とすのに大変効果がありますが、同時に生地を痛めたり色落ちさせてしまう原因となる場合があります。
また、毎日履くことによる色落ちも起こります。特にカバンや手が触れやすい部分は摩擦によって生地も摩耗しやすくなります。
さらに、洗濯でも生地が摩耗してしまうので、何度も履いていれば色落ちしてしまうのは、しょうがないと言えるでしょう。
この洗剤は使うと色落ちしやすい!?
洗濯をすれば、黒スキニーなどの色の濃い衣類はどうしても色が落ちやすくなります。
特に、以下のような原材料を含む洗剤は色落ちの原因となる場合があります。
- 界面活性剤
- 漂白剤
- 蛍光増白剤
まず、衣類を洗濯する時に使える洗剤には中性タイプの洗剤と弱アルカリ性タイプの洗剤があります。
中性タイプの洗剤は、生地に与えるダメージが少ないため、デリケートな衣類やおしゃれ着などを洗うのに向いていますが、洗浄力は弱いのが難点です。
弱アルカリ性タイプの洗剤は、洗浄力は高いですが、界面活性剤や漂白剤、蛍光増白剤など、様々な成分を含んでいます。
界面活性剤には、油と水のように簡単には混ざり合わないようなものを乳化させて取り除いてしまう効果があります。
そのため、衣服についた汚れなども乳化させることによって汚れを取ることができます。
界面活性剤入りの洗剤は、汚れを落とす効果が高いのですが、界面活性剤の入りの洗剤とぬるま湯で色の濃い衣服を洗うと、写真のように一気に色落ちしてしまうことがあります。
引用元:https://www.uniqlo.com & http://22urara.com/archives/12029098.html
漂白剤は、シミや汚れなどを分解することで汚れを取り除きます。
漂白剤はさらに塩素系と酸素系のものがあり、塩素系は色素自体を破壊してしまうため、白いT シャツなど白以外の衣類には使えませんし、生地も非常に傷みやすいので注意が必要です。
酸素系のものは色物にも使えますが、金属部分が化学反応を起こして周りの生地を変色させてしまう 場合があるので、黒スキニーのような金具部分を含む衣類の色落ちの原因となってしまうことがあります。
引用元:https://nazenani.jp/archives/2452
蛍光増白剤(蛍光剤)は、紫外線を吸収して目に見える青白い光に変え、白いものをより白く見せる効果があります。
白い衣類の中には製造過程で、すでに蛍光増白剤が使われていることが多く、白さをキープできますが、洗濯を繰り返すうちに蛍光剤の効果も失われるため だんだんとくすんで見えるようになります。
蛍光増白剤は、黒スキニーといった濃いめの色の衣服では色落ちなどの影響は少ないですが、麺や麻、レーヨンなど、生地の種類によっては色むらの原因になってしまうことがあります。
引用元:http://aoicleaninng.boo-log.com/e330925.html
市販の洗剤には、洗浄力を高めたり、白く見せたりするための成分が多く含まれていますが、特に色落ちしやすいのは漂白剤の入った洗剤です。
最近の洗剤には、洗浄力を高めるために漂白剤が入っているものがあります。
漂白剤の入った洗剤は、汚れを落としたい時には大変助かりますが、黒スキニーのような黒い衣類には、色落ちの原因となってしまうので、特に注意が必要です。
膝の部分が色落ちするのはなんで?
黒スキニーといった色の濃い衣服は、どうしても色落ちしてしまうのですが、特に膝の部分は色落ちしやすいのが困りものです。
膝の部分の色落ちは、洗濯による色落ちだけではなく、日々のしぐさや体のクセが原因となっていることがあります。
例えば、よく床に片膝をついたり、正座や膝を直角に曲げたままなどの動作が多いと、膝の部分だけが色があせていってしまいます。
特に、スキニーパンツは、足の形にぴったりとフィットしているので、日々のしぐさやクセで膝に負担のかかる動きをしていると、膝部分への負担が多くなり膝だけが白くなってしまうことがあるようです。
膝の部分の生地が摩擦によってこすれると、糸の繊維が毛羽立って、目立つようになってしまいます。
毛羽立ちが目立つようになると、繊維内部の白い部分が露出するなどしてなんとなく白く見えてしまったり、色落ちしているように見えてしまうのです。
特に黒スキニーは衣服にぴったりと密着しているので、少しの動きでも摩擦を生じさせやすいので、膝部分が白く見えてしまう場合が多いようです。
黒スキニーを復活させる方法をまとめてみました!
色あせてしまったお気に入りの衣服を復活させる方法をご紹介します。
衣類用の染料で染める
市販の衣類用の染料で染めると、全体にきれいに色が入るので黒スキニーの色落ちを復活させることができます。
まず、大きなバケツに40°のお湯6リットルと塩250gを入れておき、さらに別のバケツに溶かしておいた染料を加えます。
染めたい衣類を入れて、手袋で時々かき混ぜながら1時間ほど放置します。
すすぎは丁寧に水が汚れなくなるまで行いますが、かなり骨が折れる作業です。
最後に仕上げとして洗濯機ですすぎをして終了です。
染める前のズボンと比べて、仕上がりはとてもきれいに染まっていますね。
参照:https://mac-8.net/archives/4011
布用染色ペンで色を補正する
部分的な色落ちには,、布用染色ペンで色を補正する方法も有効です。
参照:https://review.rakuten.co.jp/item/1/217614_10002454/1qxv-hzl4g-f4qh4j_1_114795759/
分を布用染色ペンで塗り直しています。かなり目立たなくすることができるので、部分的な色落ちが気になる場合には有効な手段です。
染め直しサービスを利用する
自分で染めるのが怖いという人は、プロの染め直しサービスを利用する方法もあります。
最近ではクリーニング屋でなく、染め直しを専門に請け負っている業者もいるようです。
染め直し専門店では、染料を衣類に合わせて調合してくれるので、イメージに合った色に染め直してもらえます。
仕上がりには3週間から1カ月をほどかかりますが、色あせてしまった衣類の生まれ変わらせたい人にはおすすめです。
黒スキニーの色落ちの復活を長持ちさせる方法は?
黒スキニーを色落ちさせないためには、洗濯をする時にいくつかコツがあります。
洗濯の時に大さじ2~3杯の塩を加えると色落ちを防ぐことができます。
塩には色をしっかりと生地に固定する作用があるので、元の色をキープすることができます。
また、ぬるま湯やお湯は色落ちしやすいので使わない、洗濯液につけて放置しないなど、生地に負担をかけるようなことに気を付ければ、元の色を長持ちさせることができます。
さらに、洗濯機に入れる時にはそのまま入れるのではなく裏返して洗うことで、色落ちを 防ぐことができます。
洗濯物を干すときにも要注意です。
黒スキニーは日光の下で長時間干していると、紫外線によって色あせていきます。
ですから、干すときも裏のまま干して、日光の光を当てないようにした方が、色落ちを防ぐことができます。
色落ちしにくい黒スキニーってどれがおすすめ?
色の濃い服は経年劣化や洗濯を繰り返すことで、どうしても色落ちはしてしまいますが、生地によって色落ちしやすいものと色落ちしにくいものがあります。
例えば、綿や麻、シルクなどの天然素材系はどうしても色落ちがしやすくなります。
逆にポリエステルやナイロン、アクリルといった科学繊維は色落ちがしにくい傾向にあります。
混紡の場合には、天然素材100パーセントのものよりは色落ちがしにくい場合が多いですが、色落ちを完全に防ぐのは難しいと言えます。
それでもできるだけ色落ちさせたくないという人のために、色落ちしにくい素材を使った商品や購入者レビューで色落ちがしにくいと評判の高い黒スキニーを3本選んでみました。
色落ちしにくい黒スキニー1 ユニクロ:カラーステイスリムフィットジーンズ
参照:https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/413159
新開発の素材によって色落ちや色移りしにくいパンツをユニクロが作りました。
綿 49%にポリエステル、レーヨン、ポリウレタンなどの化学繊維を合わせることで、色落ちしにくいスッキリしたシルエットのパンツに仕上がっています。
色落ちしにくい黒スキニー2 無印:ストレッチデニムスキニーパンツ
参照:https://www.muji.net/store/cmdty/detail/4550002934071
歩いたり、座ったりといった動作に合わせて伸縮する着心地の良いストレッチパンツです。
細身のシルエットもきれいで、おしゃれに履きこなすことができます。
生地がしっかりしているので、ガシガシ洗っても大丈夫です。
(H3) 色落ちしにくい黒スキニー3 Dコレ:黒スキニーパンツ(通販サイト)
参照:https://clubd.co.jp/fs/clubd/b429?=blog_11434b
おしゃれに見せたい人のために生み出された黒スキニーパンツ。
おしゃれに見えるだけでなく履き心地も追及されているので、いろいろなコーデに合わせて毎日履くことができます。
しっかりした生地ですが、履き心地は柔らかいので、一年中使い倒せる黒スキニーです。
まとめ
お気に入りの衣類はできるだけ買ったままの状態でキープしておきたいですが、少しずつ色落ちしてしまうのは仕方のないことかもしれません。
できるだけ色落ちさせたくない衣類にはおしゃれ着専用の中性洗剤を使うことで、ある程度色落ちを防ぐことができます。
最終的には染め直すこともできますが、日々のお洗濯の時に少し注意するだけで、色落ちを防ぐことができますよ。
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