ヘアスプレーはハゲる?落とし方や落ちないと頭皮や髪へのダメージがどうなるのか調査

オシャレな髪型やセットをキープするには欠かせないヘアスプレー。

しかし、ヘアスプレーを多用するとハゲるという噂もあります。

今回は、ヘアスプレーを使うとハゲるのか?という噂の真相や、使用後の落とし方や頭皮・髪の毛への影響についてお伝えしていきます。

ヘアスプレーはハゲるのか

結論から先に言えばハゲます】というよりも、ハゲる可能性を高めるというのが間違いありません。

ヘアスプレーの使用=ハゲるということではなく、問題は使い方なのです。

では、どのように使うとハゲるリスクが高まるのでしょうか?原因・理由を説明していきたいと思います。

ヘアスプレーがハゲるリスクを高める理由

ヘアスプレーの多用は、ハゲてしまうリスクを高めます。

理由はいくつもありますが、大まかに分類すると

  • ヘアスプレーに含まれる成分
  • (洗い残した)ヘアスプレーが頭皮に与える影響
  • (使用中の)ヘアスプレーが頭皮に与える影響

などが挙げられます。

それでは、各項目を詳しく解説していきましょう。

ヘアスプレーに含まれるハゲる要注意な成分!

髪の毛をガチガチに固めるということは、肌に良い影響がないことは想像できると思います。

では、実際にどの成分は頭皮にダメージを与える危険性があるものなのか?を紹介したいと思います。

コポリマー

ヘアスプレーだけでなく、化粧品などでも必ずと言っていいほど含まれている成分です。

皮膜を形成し、髪をコーティングする役割や粘度の調整に使用されています。

コポリマーの持つ特性には「毛穴を埋める」効果があります。

ファンデーションなどが毛穴を埋めてお肌を綺麗に見せるのも、コポリマーの効果が一役買っている訳です。

目で確認できる顔の場合は、メイク後のケアを怠るとニキビや吹き出物が出来るため対処しやすいですが、頭皮は髪の毛で隠れてしまっているので毛穴が詰まったままでも気が付きにくいものです。

頭皮の毛穴が詰まり、その状態が長く続いてしまうと栄養が行き届かない原因となり、結果としてハゲる事に繋がってしまいます。

界面活性剤

洗剤などでお馴染みの”界面活性剤”も、ヘアスプレーならほとんどの商品に使われています。

界面活性剤の役割を果たす成分は種類が多く、商品によって様々な化学成分や石油由来の成分で代用しています。

当記事では全てをひとまとめにして界面活性剤、として扱います。

本来、界面活性剤の役割とは

  • 汚れを落とす役割 
  • 水と油を混ぜる役割

などであり、ヘアスプレーやヘアワックスに限らず様々な商品で必要不可欠な成分です。

しかし、頭皮へのダメージという観点からみると界面活性剤が悪影響を及ぼす可能性は高いと言えます。

汚れを落とすのになぜ頭皮にダメージがあるのか不思議に思いますか?

理由は二つ。

一つは、本来汚れを落とすはずの界面活性剤が洗い残して頭皮に残ると毛穴が詰まる原因になるから。

もう一つは、頭皮の乾燥や炎症を引き起こす要因になるからです。

髪の毛や毛穴に悪影響を及ぼす、化学成分や石油由来成分が気になる方には、育毛剤の販売でお馴染みのアンファーから出ているD-STYLEシリーズがおすすめです。

参照:https://www.angfa-store.jp/brand/br_lp_d-style

コポリマーやエタノールなどは含まれるものの、天然由来成分で髪や頭皮に良い成分を豊富に使用しているため、成分に怯えずに使えるヘアスプレーとなっています。

価格は、一般的なヘアスプレーに比べると若干高いですが、頭皮ケアとヘアスタイルの両立を求める方にはおすすめですよ。

ヘアスプレーが頭皮に与える影響:洗い残した成分

前述の通りヘアスプレーに含まれる成分には、頭皮や毛穴に悪影響を及ぼす成分が含まれています。

しかし、それらの成分が頭皮や毛穴をすぐに痛めてしまう劇薬という訳ではありません。

ヘアスプレーでハゲる、と言われる最大の理由は【洗髪で落としきれなかった成分】が頭皮や毛穴に残る事にあります。

すでに触れた通り、コポリマーを洗い残せば毛穴が詰まったままに。

界面活性剤も、頭皮に付着した状態が続けば頭皮の炎症や乾燥の原因へとなってしまいます。

ここまで読んでお察しの通り、ヘアスプレーの使用自体がハゲる事を助長する訳では無く、ヘアスプレーの成分を頭皮に残してしまう事が問題だという事です。

ヘアスプレーとハゲの因果関係は、頭皮や毛穴への悪影響です。

ハゲてしまう直接的な原因ではありませんが、ヘアスプレーを使用中でも頭皮や毛穴に負担をかけてしまう可能性があるので紹介します。

ヘアスプレーが頭皮に与える影響:使用中の影響

ヘアスプレーを使用している状態とは、言い換えるなら【接着剤を髪の毛に塗っている】状態です。

ハードタイプのヘアスプレーなどを使用した事がある方なら、髪の毛がカチカチに固まっているのが実感として判るはずです。

ガッチリと髪の毛を固めている、そこに強い風や手ぐしを通すと髪の毛が引っ張られますよね?

当然、毛根や頭皮は傷んでしまいます。

酷い場合は、髪の毛が切れてしまったり抜けてしまう事もあり得ます。

洗い残した成分が与える影響に比べれば、健康な頭皮の方は気にしなくても良い影響ですが、頭皮や毛穴が弱っている状態では使用中のこうした影響もハゲてしまう事を助長していきます。

ヘアスプレーの成分をしっかり落とすには

ここまでお伝えした通り、ヘアスプレーを使用する際にハゲるリスクを高める一番の原因は、頭皮に付着して残ってしまう成分にあります。

ヘアスプレーを使った後に、頭皮や毛穴に成分を残さないためにはどうすればよいのでしょうか?

まずは、効果的にヘアスプレーやヘアワックスを落とす方法を参考動画と共に紹介します。

シャンプー前にコンディショナーを使うと、簡単に落とせるという方法を動画では紹介しています。

この方法は、リンスでもトリートメントなどでもOKです。

原理を簡単に説明すると、女性が化粧をした時にクレンジングオイルを使うのと同じ原理です。

ヘアスプレーやヘアワックスの主な成分は「油性」です。

コンディショナーやリンスなどは、髪の毛に油分を与えてコーティングする目的からシャンプーに比べて油分が多く含まれます。

油は、水には溶けず油には溶けるという性質があるため、シャンプー前に油分の多いコンディショナーを使うと効果的にヘアスプレーを落とす事ができるのです。

効率よくヘアスプレーを落とせるため、非常に有効な方法です。

しかし、今回はヘアスプレーでハゲるかも・・と悩んでいる方に向けた内容ですので、さらに補足をしていきましょう。

頭皮にヘアスプレーを残さない!①すすぎの重要性

上記動画では、コンディショナーを塗布する前にシャワーで軽く髪の毛を濡らしただけになっています。

頭皮ケアを徹底的に意識する場合は、【ぬるま湯】(39℃前後)でしっかりと時間をかけて流していきましょう。

これは、最初のシャワーだけでなくシャンプー後のすすぎでも同じです。

シャンプー後のすすぎ時間、どれくらいかけていますか?

美容室などで洗髪してもらう時、「すすぎがやけに長いなぁ」と感じたことはないでしょうか?

美容師は、髪の毛のプロ。シャンプー時のすすぎがいかに大事かを知っている証拠です。

 

ヘアスプレーの成分を残さない事ももちろんですが、シャンプーのすすぎ残しも毛髪トラブルの大きな原因です。

頭皮についたヘアスプレーの成分を落とすように意識してシャンプーをした後は、すすぎ時間も意識して落としていきましょう。

目安のすすぎ時間は、なんとシャンプーにかける時間の【3倍】です。

前髪・サイド・後頭部と部位ごとに1~2分かけてしっかりとすすいでいきましょう。

ヘアスプレーを頭皮に残さない!②使用時の注意点

ヘアスプレーを使用する時にも、意識すべき点があります。

それは、【なるべく頭皮にかからない】ようにスプレーしていく事です。

参照:https://ameblo.jp/mizunotoshirou/entry-12354649159.html

頭皮に向けてヘアスプレーを使う人は居ないと思いますが、良く見かけるNG例として髪の毛の近くからスプレーする人がいます。

ヘアスプレーは、毛髪から最低でも15cm以上離した所から”髪の毛”にかかるように噴霧しましょう。

美容室で美容師がヘアスプレーを塗布する場合も、遠くから噴霧していますよね?

なるべく頭皮にヘアスプレーがかからないように注意する事も、ハゲるリスクを抑えるには重要な要素です。

ヘアスプレーはハゲる?まとめ

ヘアスプレーはハゲるリスクを高める危険性がある。

結論としては、確かにヘアスプレーの使い方や使用後のケアを怠ると、頭髪トラブルの原因に繋がる危険性があります。

しかし、記事内でも触れている通りヘアスプレーを使う=ハゲる、という事ではありません。

ヘアスプレーを毎日使っているとしても、その日の汚れをその日にしっかりと落として、頭皮や毛穴を清潔に保てばハゲる危険性は低くなります。

正しくヘアスプレーを使い、寝る前にしっかりと洗い落とせば、ハゲるかも?と不安になる必要はありません。

当記事が、ヘアスプレーでハゲるかも・・と不安に思っている方を少しでも安心させるのに役立ってくれれば幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください